初めての安来アルテピア。1階でもかなり急でちょっと怖いくらいでしたが見やすそう。でもおとなりとの間が狭い。贅沢かぁ。




解説:野村 萬斎

・『附子(ぶす)』
 太郎冠者:深田 博治
 次郎冠者:高野 和憲
 主:飯田 豪
 後見:月崎 晴夫
 「この桶には猛毒の附子が入っているため、決して近づいてはならない」と
 言われ、留守番を任された太郎冠者と次郎冠者は好奇心に負け、桶の中身を
 探ると桶の中には砂糖が!夢中になって食べてしまった二人は言い訳の方法
 を考えて…。

・休憩(15分)

・『二人袴(ふたりばかま)』
 聟:野村 裕基
 親:野村 万作
 舅:野村 萬斎
 太郎冠者:月崎 晴夫
 後見:石田 淡朗

最初に開館5周年を記念して市長さんからの挨拶がありました。
本来なら90歳の御大が地方に来られるなんて有り得ないこと、
事実辞退されたそうだけど、「そこをなんとか」と説得した安来アルテピアの皆さん、エライ‼️
野村家親子孫三代の狂言をナマで観られるなんて、中々ありません。それも地方で。
ありがたいことです。

本作の方では、まず萬斎さんが丁寧に『附子』の作品を解説してくださいました。
大変わかりやすく、本編を見る上でかなりの笑いを起こしてくれます。
一緒に行った、萬斎さんファンの長女は、まるで良い大学の講義を聞いているようだった。と、言ってましたが、本当、楽しい。
更に『二人袴』の説明が入り、ここまでで30分
これだけでもしっかり萬斎さん堪能
長女と2人オペラグラスでガン見してました。

『附子』萬斎さんの説明のおかげで古語も苦ではありませんでした。
みんな反応が素直でした。

『二人袴』
祐基くん。その背の高さにびっくりしました。
高すぎて、狂言やりづらいかな、と思ったのですが、彼なりの所作で見せてくれました。
萬斎さん。いわずもがな。
いや〜ナマ萬斎が本家狂言でよかった〜
そして流石、万作さん。腰の位置とか、小柄でも風格があって空気がかわります。

いいものを観させて頂きました。
近いし、今後も作品によっては来たいですね。