仕事の関係で間に合うか心配していたら、上演時間が短いので19時からになってました。
仕事帰りでもなんとか間に合います。
休憩も無くしたそうなので帰宅も早い。
久しぶりの程よい作品でした。




台本・演出       鈴木幹二
音楽          杵屋邦寿

解説者・大家さん    松涛喜八郎
屑屋さん        早瀬栄之丞
武家女房千代      上沢美咲
高木佐太夫       新村宗二郎
千代娘しづ       平澤愛

元々は学校や子供劇場等向けに、時代劇の世界観を知らせる為に作られた作られたお話らしい。
出前芝居として全国を回るうち、子供も喜ぶなら大人も喜ぶのではとなって、市民劇場の演目にもなったらしい。

最初江戸の金銭感覚や、天秤棒担ぎの仕事の種類の説明や、貴重な三味線の音を聞かせて貰った。
本編のお話は古典落語『井戸の茶碗』
正直者の屑屋の男が、集めている紙以外に古い仏像を買わされる所から話ははじまる。
その仏像を巡っててんやわんやの大騒ぎになるのだが、なんとか収まったと思ったら…というお話
落語なのでしっかり落ちもあります。

屑屋という商売を通して、江戸の文化を知る。
粋ですねぇ。その上落語が元だから面白い。
客席はコロナ禍で少なくなっていましたが、大きな笑い声が何度もおきていました。
楽しんでいるのが伝わってきます。
勿論私も大笑いさせていただきました。
着物姿で参加されてるご婦人方もいらっしゃいました。
いいですねー。心待ちにされてたのかな。
楽しそうに劇場に向かってられるのに遭遇してます。

本当、早くコロナも、そして戦争も治まって、心から楽しめる世界になって欲しいと思いました。