コロナ禍人数更新、さらに大寒で雪と凍結が怖い中、お隣の県まで観劇遠征しました。
前回、文学座の『牡丹灯篭』を見逃したのが大きかった。杉村春子さんのを録画してはいるけど、それでも痛かった。
しかもこの公演は楽しみにしていたのに諸般の事情によりうちでは中止になった作品
観れるチャンスも娘達からまたもや頂いた。
ありがたい。心して、安全に(車もコロナも)観させて頂きます





作  井上ひさし
演出 鵜山仁

中村梅子   熊谷真実 
久米沢勝次  大滝 寛 
秋月信夫   藤井 隆 
明石金吾   小椋 毅 
三条ひろみ  前島亜美
光夫くん   村上 佳 
女中お千代  安久津みなみ 
立花庫之介  まいど豊 
女将     真飛 聖

昭和28年暮れ、大衆演劇で一時は人気老舗の『中村梅子一座』は旅先にいた。しかし時代は戦後の娯楽ブームで廃れてきており、一座の中も役者が次々と去り、わずかに残った役者達も不平不満を抱えていた。そこで、おこった座長梅子と宿の女将との間で起きた生き別れの親子の対面、しかしそれは…
話は梅子と女将の演技の駆引が面白く、話も二転三転して、ぐんぐん引きずられてゆく

実はお目当てが、前島亜美ちゃんと真飛聖さんだったので、2人をしっかり追って観てました。
前島亜美ちゃんはテレビで他の作品を観て「はっちゃけた演技が出来る人だな」と思い、アイドルとは関係なく興味を持ってました。今作品でも物おじしない演技をしていて好感を持ってました。藤井隆さん他の一座の役者達の話に翻弄される姿や、大滝寛さんやまいど豊さんの役者の苦労話とか、しみじみとみせられました。
でも梅子の熊谷真美さんと女将役の真飛聖さんの演技の駆引が、押したり引いたり面白いし、2人とも良い女。評判通りとても良いお芝居でした。

ただ、幕にネタバレあり。
気づいて「あ」ってわかっちゃいましたよ。


ここまでが、作品の感想です。
この作品を観て1週間後、
島根県がコロナのまん延防止等重点措置のため、
会館が封鎖され作品が上演されなくなりました。       
この時行かさせてもらい、作品が観れた事を
感謝してます。