何やら楽しげなポスターに楽しげな題
雨を予感しながらもウキウキ出て行きました
原 作 長尾 剛「ねこ先生」ＰＨＰ文芸文庫刊
脚 本 瀬戸口 郁
演 出 西川信廣
夏目金之助 芦田昌太郎(COME TRUE)
夏目鏡子(その妻) 平塚美穂
吾輩(夏目家に棲みついた黒猫) 今本洋子
房(金之助の異母姉) まきのかずこ
テル(夏目家の女中) 西海真理
寺田寅彦(帝大理科大学講師) 野田 裕
菅 亨吉(一高ドイツ語教授) 進藤 忠
井上哲次郎(帝大文科大学長) 小島敏彦
藤村操(帝大生) 本田玲央
安倍能成(帝大生) 渡辺 聖
岩波茂雄(帝大生) 小泉真義
小山内 薫(帝大生) 寺内淳志(J.CLIP)
魚住惇吉(帝大生) 村上和彌
猫クロ 助川嘉隆(文学座）
猫シロ 水野千夏
猫マツ 木野しのぶ
猫ムサシ 石川惠彩
子猫 敦澤穂奈美
長町美幸
明治36年4月、小泉八雲が辞任した事で、学生達の不満渦巻く帝大に、夏目金之助は講師として赴任する。学生達の冷たい視線に晒され毎日、不満と苛立ちを抱え胃痛に悩まされながら教壇に立っていた。
ある日、一匹の黒猫が夏目家に迷い込み飼うことになる。この猫は金之助と話す事ができ、心の内を話すのだった。
そんな時、失恋で世を儚む藤村操の存在が金之助の精神状態を不安定にしていく…
私が、あまり漱石が好きでないからなのか、前半思った事は「漱石ってつまんない男」だった。この時既に病気で病みだした頃であり、彼のまっすぐな性格で人望もあり集まる人もいるのだが、私にはただの癇癪持ちのつまらない男に見えてしまったのだ。
猫との会話はいい。金之助の違う一面が垣間見られ、相反する自分の感情を猫が教えてくれるのだから。
猫が出てくるだけで笑いを誘い、重くならずにユーモラスに話も展開してゆく。
そんな金之助を支える奥方の芯の強さはりっばな物で、夫婦喧嘩もあー言えばこー言うで負けるとこなし。そんな奥方が惚れる男が金之助
うーん解せぬ〜
今回の感想？猫がみんな持っていってしまったようである。
吾輩はスランプである