本命が『繭期大夜会』だったので、翌日何みようとネットで調べ、『ビッグフィッシュ』と悩んで決めたのがこっち。あとでハプスブルク展見るのに失敗したかなと思ったけど、チケットも唯一残ってた1まい。何とか潜り込めた事に感謝。







東急シアターオーブ

音楽:アラン・メンケン

歌詞:グレン・スレイター
脚本:チェリ・シュタインケルナー&ビル・シュタインケルナー
演出:山田和也

翻訳・訳詞 飯島早苗

音楽監督 八幡茂

歌唱指導 ちあきしん

振付 田井中智子・大澄賢也

美術 松井るみ

 

森公美子
石井一孝
大澄賢也
春風ひとみ
未来優希
屋比久知奈
泉見洋平
KENTARO
林翔太(ジャニーズJr.)
小野武彦
鳳蘭

 

 場末のクラブで歌うデロリス、愛人だったギャングのカーティスの殺人現場を見て、彼から命を狙われる事になり警察に駆け込む。

幼馴染のポリス、エディがデロリスを隠したのが修道院。歌手である彼女の存在はここで大きな起爆剤になり、潰れかけていた修道院をたすけるが、1人修道院長だけが嘆いていた。が、その存在が有名になりとうとうカーティス達に見つかってしまう。ー


森公美子さんバージョンのデロリスでした。身体全体から歌っているという感じで、修道院長のツレちゃんと並んでると身長と体型差が可愛くて、それでなくても愛おしい感じが全体に溢れてました。皆んなが彼女を中心に動いていくのが分かるような魅力的なデロリスでした。

その対比にずっと位置していた修道院長の鳳蘭さん。こんなにでる役だと思ってなかったので、当時宝塚通いしていた身としては久しぶりで懐かしい。だけじゃなく。ツレちゃんというと太陽の様な役所ばかり見ていたので逆に月の様な、静かな抑えた演技は初めて観ました。デロリスの存在に一喜一憂する姿、そしてラスト解き放たれたように見せた笑顔は以前のツレちゃんでした。

カーティスは大澄賢也さん、WSSでダンス指導に名前があるのに出ておられないなと思ったらここにいらっしゃいました。今回はダンスより歌とお芝居。業界の大切な人材ですね。

エディの石井一孝さん。デロリスへの愛が優しくていじらしい。初ナマ石井さん。嬉しかった。

親父の小野武彦さん脇をしっかり締めてくださってた。

若いギャング達、それぞれの見せ場もあってよかった。

そしてシスターメアリーの春風ひとみさん。誰か最初わかりませんでした。宝塚時代から何でも演技できる方だったけど、ここまで演じられるとは!賞があれば演技賞あげたいくらい。

シスター達はどなたも個性的、メアリーパトリックの未来優希さんの歌声と明るさ、見習シスターのメアリーロバート屋比久知奈さんの可愛らしくて純な歌声と演技ぴったりでした。

お客さんも参加してのアンコール。ペンライトなくても楽しめます。最後は大盛り上がりで終わりました。




所で、私の横に座ったお客様2人、劇場とはあまり縁がない様子で、家のTVを見てるかのように喋る。幕間注意があったのか後半は少し静かになる。あのままなら最悪の観劇になる所でした。

今回3作品全てナマオーケストラ公演。

味しめそう。