今年の1月のことです。

地元には市民劇場というお芝居を観る会があり

個人会員が作ったサークルが集まって、年六回演劇を主催運営しています。
そこに数十年ぶりに参加をしました

移店して店と家が一緒になってから外へ出ることがめっきり減ってました。
特に娘が買い出しに出てくれるようになると二週間くらいお外には出ません。
しかもそれが当たり前になってくる…人の顔が覚えられない。足も弱ってくる。

おっとこれはいけねえ
娘達の勧めもあり二月に一度の刺激と交流求めて思いきりました。
あ、旦那にはまだ言ってないわ。
事後承諾 事後承諾


観た作品は

劇団NLT

「毒薬と老嬢」

第二次大戦の始まった頃
ニューヨークの閑静な住宅街にアビィとマーサ老姉妹と一寸頭のおかしい甥のテディが住んでいた。
老姉妹は町では評判の慈善家で愛されていた。結婚の決まったテディの弟のモーテイマーはある日叔母達の秘密を知ってしまう。彼女達は孤独な老人を毒薬入りの酒で殺して地下に埋めていて、しかもそれを慈善事業として老後の楽しみにしていたのだった。悩む甥っ子。
そこへさらに、脱獄し指名手配になっているもう一人の甥っ子ジョナサンが相棒と自分が殺した死体と共に戻ってきた。居座る彼らと地下の秘密を知るモーテイマー何もわかってないテディに色んな人も巻き込んで話はあらぬ方向へと。はたして叔母様達は無事ハッピーエンドを迎えられるのか… 

映画好きな人はあれって思うかも
それの舞台版で古いブラックコメディです。

主演は木村有里さんと阿知波悟美さん
演出は元女優の賀原奈津子さんとグレッグデール
おしゃれで品のよい、お茶会を楽しむように楽しいコメディでした。


そんな楽しいお茶会風なお芝居でしたが、私の芝居を観る姿勢に疑問が
いつもすごく緊張していて回りに溶け込んでいないというか
笑ったり泣いたりが出来ないんです。
話を追っかけるのに必死たったり演出や美術に気をとられたり
家でテレビやネットの舞台を観ている時もそういう所があって
役者さんの演技にも感動とか感嘆とかしているのに、同調が少ない。のかな
こりゃあかん いつからそうなった。
とくに今回のお芝居、周囲で笑いや反応が多くてみんなが楽しんでるのがよくわかる
笑えない自分はものすごく損した気分になりました。
演劇の観方はひとぞれでしょうが、時にはまっさら素直な気持ちも大切だなって思いました

 

そして3月の例会は

劇団東演

『検察官』

作N・ゴーゴリ

翻案・演出・美術 V・ベリヤコーヴィッチ

お話は地方官庁の賄賂や不正を取り締まる検察官がお忍びでやってくるという噂を聞きつけて

慌てている所に別人を勘違いして振り回される。ロシア民話みたいな感じ。

ロシア喜劇というとチエーホフを思い出して、ああいう暗い喜劇と思いきや

賑やかな音楽とダンスもあり楽しく観れた。

席は2階席だったのが逆に全体が見渡せて前回より集中してみれた。

少しは肩の力も抜けれて客席の雰囲気を肌で感じれたかもしれない。