還暦前に思いきって東京へ一人旅に行きました

行く前に老化した頭に何度も乗り換える駅の構内図をたたきこんだおかげで

びっくりするほどスムーズに移動できました

何歳になっても勉強は大切です

居れるのは一日だけ

夜行バスで品川へ 構内で食事したり買い物したりしてから豊洲へ移動

ららぽーと豊洲で時間つぶししてからゆりかもめでまず第一目的地

IHIステージアラウンド東京に

建物はいくらか建っているのですがお店は一軒もない

おおだだ広い

お目当てはこれ

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 下弦の月

 

内容はネタばれもあるのですが、

天正18年、本能寺の変で織田信長が明智光秀に討ち取られてより8年後

豊臣秀吉が天下をとっていた頃

関東に天魔王と呼ばれる仮面の男が率いる『関東髑髏党』が現れ支配されていた。

兵庫を中心とする野武士集団『関八州荒武者隊』は関東髑髏党に追われていた霧丸を匿っていたが危ないところを

捨之介に助けられる。捨之介は旧知の無界屋蘭兵衛を頼って色街「無界の里」へと向かう。

実は蘭兵衛は森蘭丸で捨之介はかつて信長に『地』として天魔王は信長と瓜二つの顔を持ち、『人』影武者として仕えていた

天魔王を止めることを捨之介はできるのか…

脚本中島かずき 演出いのうえひでのり

出演 宮野真守 鈴木紘樹 廣瀬智紀 木村了 広岡広大 羽野晶紀 千葉哲也 他

 

 

マチネなので 12時開場 12時半開演

飲食は劇場の横にキッチンカーと中のちょっとあるだけ

話に聞いていたのでパンを持参し幕間休憩中に通路で立食してすませました

トイレも含め事前確認は大切 ここでもお勉強

360度舞台ですが場面によってスクリーンのセットが広がったり狭まったりします

スクリーンで映し出されてるのは150度くらいでしょうか

大きい劇場というと宝塚大劇場くらいしか知らないのですがそこより大きいです

客席は開演そうそう動き出しました

コーヒーカップ苦手な私は酔い止めに飴を口に入れてましたがよく動く

スクリーンは右に流れているのに役者はスケボーで左に走ってるなんてのも有り

画像は左右横だけでなく上下エレベーターもあれば斜めや開き戸に

雨は降るは水しぶきはたつは

USJ顔負けのアトラクションで場面によって目を伏せましたが少し酔いました

それが休憩はさんで4時間の長丁場でした

 

『髑髏城の七人』はテレビでアカ、アオ、ワカと3本観てるだけで生は今回が初めてで

いまはやりの2.5次元役者さん達が大劇場でどこまで出来るのか観たかった

 

宮野真守さんの捨之介は着流しが似合っていていかにも捨之介

殺陣はダンスを見てるように動きも大きく見劣りはしませんでした

とにかく良い人。良い人過ぎて地獄を見た世捨て人の闇を感じずあとで少し違和感を感じましたが

演出家のいのうえさんが男子校みたいとかパンフレットに書いておられたので

爽やかな月のイメージだったのかなぁ

天魔王の鈴木紘樹さん ただ恐いだけでなく緩急つけたセリフ回しで食えない男感もあり面白かった

気になっていた線の細さ。なんせジュリエットやお嬢吉佐を演ったお人。

クライマックスの鎧を剥がされるシーンとかドキドキでしたが最後まで天魔王でした。

蘭兵衛の廣瀬智紀さん 殺陣がよかった。それとこの役もうけ役なんですよね。

一幕ラスト白い花の群生の中死に装束で笛持って佇んでるところから髑髏城へ向かう所

ここかなりの見せ場で歴代の蘭兵衛同様きれいでした

兵庫の木村了さん 捨之介以上にいい人。荒武者隊の頭目らしくよかった

霧丸広岡広大さん 今まで狭霧という女性キャラが今回男の子に。

若いっていいねえって思わせてくれるキャラつくりだったとおもいます

極楽太夫の羽野晶紀ちゃん お目当ての一人でした 年齢を感じないキュートな太夫でした

脇もしっかりしているので安心

全体的にバランスが良いメンバーとお芝居だったと思いました

 

さあ次は下北へゴー