前回、2026年は私にとって、
病院イベントが多すぎた年
だったと書きました。
でも、その始まりは意外と普通でした。
突然、「これは絶対におかしい」という大きな異変が起きたわけではありません。
最初は、
「なんか体がおかしい」
そのくらいの感覚でした。
■ 最初の異変は「熱」
振り返ってみると、体の異変を感じ始めたのは2026年の春でした。
4月から5月にかけて、
高い熱が繰り返し出るようになりました。
一番高かったときは、
39.6℃。
今なら、
「いや、それは十分おかしいだろう」
と思います。
でも、不思議なことに、熱が下がると意外と普通に動けました。
ずっと39℃台が続いて寝込んでいるわけではありません。
熱が出る。
下がる。
また出る。
そんな感じでした。
だから最初は、
「風邪かな」
「疲れているのかな」
「寝れば治るかな」
くらいに考えていました。
39.6℃なのに。
今振り返ると、もう少し心配してもよかった気がします。
■ 皮膚までおかしくなってきた
同じ頃、皮膚にも異変が出てきました。
手や足の裏に、
水疱のようなものができました。
もともと皮膚が強い方ではなかったので、
熱が出る。
皮膚が荒れる。
それぞれ別の不調が、たまたま同じ時期に起きている。
そんなふうに考えていました。
■ 足の付け根に「何か」がある
そして、もう一つ。
今度は、触って分かる異変が出てきました。
足の付け根。
鼠径部です。
触ってみると、何かある。
少し膨らんでいるような、
しこりのようなもの。
リンパ節が腫れていました。
とはいえ、この時点でもそれほど深刻には考えていませんでした。
風邪をひけばリンパ節が腫れることもある。
皮膚も荒れている。
その影響かもしれない。
「そのうち小さくなるだろう」
くらいに思っていました。
ところが、なかなか小さくならない。
しかも、高い熱も繰り返す。
さすがに、
「これは一度ちゃんと診てもらった方がいいかな」
と思うようになりました。
■ まずは近所の内科へ
最初に向かったのは、近所の内科でした。
このときの感覚は、
「原因を詳しく調べてもらおう」
というより、
「診てもらって、薬をもらえばそのうち治るだろう」
くらいだったと思います。
まだ自分が、このあと何か月も病院に通うことになるなんて考えていませんでした。
もちろん、
悪性リンパ腫
という言葉も、
IgA腎症
という言葉も、
頭の中にはありませんでした。
ところが、ここで受けた尿検査で、
「尿蛋白が出ています」
と指摘されました。
そして、ここで初めて出てきた病名が、
「ネフローゼ症候群」
でした。
■ 「ネフローゼ?」聞き慣れない言葉
このときの私は、ネフローゼ症候群がどんな病気なのか、ほとんど知りませんでした。
「ネフローゼ?」
聞き慣れない言葉でした。
ただ、尿に蛋白が出ていること。
そして、足のむくみもあったことから、腎臓の病気の可能性も考えられたようです。
今になって振り返れば、このときの尿蛋白が、後にIgA腎症が見つかるきっかけの一つになりました。
でも当時は、まさか数か月後に、本当に腎臓の病名がつくとは思っていませんでした。
■ 一つずつなら気にしなかったかもしれない
それよりも、気になっていたのは、ほかにもいくつもの症状があったことです。
高い熱が出る。
最高で39.6℃。
皮膚の調子がおかしい。
鼠径部のリンパ節が腫れている。
足もむくんでいる。
そして、尿検査では蛋白が出ている。
一つだけなら、
「まあ、そういうこともあるのかな」
と思えたかもしれません。
でも、こうして並べてみると、さすがに何かがおかしい。
いったい、自分の体で何が起きているのか。
近所の内科から、
「大きな病院で詳しく調べてもらった方がいい」
と言われ、紹介状を書いてもらうことになりました。
■ そして、2つ目の病院へ
最初は、
「風邪かな」
くらいに思っていたはずなのに。
少しずつ、
「これは、いつもの体調不良とは違うのかもしれない」
と思い始めていました。
そして、紹介状を持って、
2つ目の病院へ向かうことになります。
このときはまだ、
このあと病院が4つまで増えることになるとは、
もちろん思っていませんでした。