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ジンとの遭遇

現役オーナー美容師。
美容師って良いよね!と言われるたい。
美容師は大変?いやいや、めちゃくちゃ楽しいよ!
理容師・美容師として歩んできた経験をベースに、今は経営者として、日々の「気づき」仲間との絆、スタッフ育成の想いなど、リアルな日常をそのまま書いてます

こんにちはジンです。

 

美容業界の廃業率はとても高い。

中小企業全体にも言えることだけれど、美容室のような個人事業は特に厳しい。

5年、10年続けば良い方だとよく言われます。

1年以内に廃業する美容室はなんと50%以上。2件に1件は廃業という厳しい現実。

 

でも僕は、いま21年目を迎える事ができました。生存率0.2%!

 

 

特に経営の勉強をしていたわけでもなく、

他の美容師さんと何か決定的に違っていたとは思えない。

じゃあ、なぜ僕は続けられたんだろう?

 

 

 

実際、廃業理由はとてもシンプルで、

 

廃業 = 資金繰りがショート

 

というのがほとんど。

お金が無くなってしまったというのが廃業の原因なんですよね。

 

とはいえ、美容室って現金商売。

その場しのぎの自転車操業でも意外となんとか回ってしまうんです。

だから、ギリギリまで粘って頑張って、結果として気力も体力も尽きて廃業する方も少なくない。

 

僕も最初はそういう不安と隣り合わせでスタートしました。

 

 

 

 

開業当時、僕が意識していたこと

 

 

思い返すと、僕がビットを始めたときに功を奏したのはとてもシンプルなことでした。

 

✅「背伸びをしなかったこと」

✅「手を広げすぎなかったこと」

✅「地に足をつけた価格設定とメニューづくり」

✅「自分でできることは徹底的に自分でやったこと」

 

この「何でも自分でやりたがるDIY精神」は、まさに当時の僕の支えでした。

 

たとえば、

チラシや名刺のデザイン、印刷物の手配、ホームページの作成まで、すべて独学でパソコンとにらめっこしながら作ったんです。

 

これって、すごく経費削減になった。

それに、自分で考えて、自分で手を動かして、自分で届けるって、商売の基本だと思うんですよね。

あのときの「やり切った感覚」は、いまでも僕の原点になっています。

 

やっていると不思議と協力してくれる人が出てきたんです。

 

ポスティングのやり方は宅配ピザを経営している社長から伝授してもらったり

印刷物はグラフィックデザイナーの人。

ホームページはwebデザイナーの人。

 

自分でやっていたもんですから、そういう人に出会うと、つい色々質問したりしてるうちに

 

え?自分でやっているの?

ってことになるんですよね。

 

 

続ける力は「目の前を整えること」

 

 

美容室を続けるために、いろんな成功法則が語られることがあります。

「ブランディングが大事だ」「SNS戦略だ」「客単価を上げろ」など、確かにどれも重要です。

 

でも僕が感じているのは、それよりもっと手前の部分。

 

自分の足元を整えること。

手を抜かず、目の前のお客様に集中すること。

 

出ていくお金をなるべく減らし、

稼いだお金はスタッフやお客様に還元する。

 

結局、長く続いていく美容室には、

「また来たい」と思ってくれるお客様がいる。

「ここで働きたい」と思ってくれるスタッフがいる。

「応援したい」と言ってくれる地域の人がいる。

 

その積み重ねが“続ける力”になっているのだと思います。

 

 

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持続的な経営とは、「誠実さ」のことかもしれない

 

 

僕は、持続可能な経営って、

単にお金や仕組みの話だけじゃなくて、

 

「誠実に、まっすぐ、誰かのために力を尽くすこと」

 

これが大切じゃないかと思っています。

 

店内や設備にお金をかけるのは身の丈に合っているのか?

段階を踏みながら成長しているのか?

目の前のお客様の隠れニーズを拾えているのか?

 

そして1番大切なことは

初来店の動機をしっかりと深いところまで見れているのか?

 

お客様としては近所だったから。ホームページを見たから。前を通って気になっていたから

 

としか言いませんよ。

でもね、もし本当だとしてもうちを選んだ決定的な何かを見落としてしまうんです。

 

そこを掴めるかどうかがリピートを埋めるかどうかの分かれ道。

 

華やかな実績や賞をとるよりも、

毎月、しっかり家賃を払い、

スタッフに給与を支払い、

 

感謝の言葉をもらいながらお客様をお見送りする。

 

自分でできることは自分でやる。

面倒臭いことを率先してやる。

 

こういう積み重ねが21年。

 

これからも「続けること」を大切に、

スタッフがやりがいを感じられて、

お客様に心から「また来たい」と思ってもらえるような美容室でありたいと思います。