老化で足の弱っている仁くんは、

お散歩前の準備としてBDMをします。

 

 

このハンディテキストで説明されている、

スネークタッチスキンローリングといった

ハンドテクニック(手で触れて行う施術テクニック)。

 

そして、これはBDMのセラピスト講座で学んだものですが、

バンテージスクランチ(パイル地の小さなヘアゴム)といった

道具を使うテクニックがあります。

(※このバンテージは犬の足の保護に使うほうではなく、

 人間用の市販されている物です)

 

松江先生のご本では

こちら↓で道具のテクニックも説明されているので、

ご興味おありの方は参考にどうぞ!カナヘイうさぎ

 

さて、

バンテージを仁くんの体に巻き、

スクランチを足先につけてあげて、

お散歩出発です!

 

う~ん、実際どんな姿か、

これは仁くんの写メがあった方が分かりやすいですよね。

また撮って記事に貼っておきます。

 

あっ、仁くんはハーネスリード

BDMで扱う物を使っています。

リードの両端にナスカンがついていて、

ハーネスの2か所で留められるようになっている物です。

(1か所でもOK)

これも、写メで見たほうが分かりやすいですよね~びっくり

後々追加しておきます。

 

仁くんのお散歩装備はこんな感じで、

BDMを知らない人には

ちょっと変わった見かけです。

 

それで、仁くんは

左前脚を斜め前に出す

特徴的な歩き方をするので、

通りかかった人が

「ワンちゃん、足は大丈夫?」

「けがをしているの?」と

気にかけてくださいます。

 

そのときに、

仁くんは歩き方に癖があること、

BDMというのがあって、

それを歩行の助けに

大好きなお散歩を楽しんでいることを

話すと、「犬のマッサージがあるんですね!」

驚いてもらえます。

 

ワンちゃんの様子を気にかけてくださるのは、

やはりご自身でも犬を飼っていらした方が多いので、

BDMの話も関心を持って聞いてくれます。

 

特に、シニア犬と暮らしたことのある人は、

仁の様子を見てピンとくるらしく、

「いくつの子なの?」と聞いてくださったりします。

 

そういう方に、マッサージが

シニア期の犬の助けになっているということ、

足が衰えて右後脚が地面につかないくらいだった仁が、

BDMでお散歩の楽しみを取り戻したことを

お話しすると、興味を持ってもらえますね~。

 

ドッグマッサージというものはまだ

認知度が低いようですが、

こうやって知ってもらえると嬉しいです照れ

 

そうだ、

場所は東京なんですが、こちら↓イベント情報です。

https://www.bdmnet.org/activityrecord/aoyamaevent/

【日時】2017年1月15日(日)11:00〜15:00

【場所】Do One Good PARK@青山

国連大学前広場、Farmer’s Market@UNU 内での開催

 

ワンコインマッサージのイベントがあるそうです。

15分間個別セッションを受けられるとのことですので、

この機会にぜひどうぞ!

 

 

バランス・ドッグマッサージをしてからの仁くんの変化について、

今から振り返ってみるとたくさんあったなと思います。

 

・血行、代謝の促進

・老廃物除去

・毛ヅヤが良くなる

・歩行が楽になる

・どこでも落ち着いていられるようになる

・触られるのが平気になる

・雷、花火パニックの緩和

などなど。

 

マッサージを通じて、

仁くんは肉体的にも精神的にも

本当に楽になったと思います爆  笑

 

そして、BDMは

飼い主である私にも効果がありました!

 

「衰えていく仁くんの様子を、ただ見ていることしかできないのかな」

そう考えて重い気持ちでいた私に、

「家庭でも、自分の手でも愛犬にしてあげられることがある」と

教えてくれたのがBDMです。

 

マッサージと出会うまでは、

足元の弱い仁と散歩に出るたびに、

「もし仁が段差でつまずいて、足をくじいてしまったらどうしよう」

「重なった落ち葉で足を滑らせるんじゃないか」

などと、私の方が不安でドキドキしていました。

 

「飼い主の気持ちは犬にも伝わる」

そうBDMでも説明されていますが、

これは、ワンちゃんと暮らしている方なら

心当たりがあることじゃないでしょうか?

 

散歩に出るとなると神経質になる私の態度が、

仁にも影響していたかもしれませんね。

 

それでなくても、

「あまりジャンプしてはだめ」

「段差には上らないで」と

飼い主から口うるさく言われるのでは、

仁も散歩の時間が楽しくはなかったと思います。

 

BDMを学び、

「私にも仁にしてあげられることがあるんだ」と

安心できてから、

私は仁と散歩するときも

以前のようにピリピリしなくなりました!

 

「愛犬のことが心配で…」と

暗い気持ちになる飼い主さんにも、

BDMは効果がありますよ~。

お久しぶりの更新は、

バランス・ドッグマッサージ協会のことです。

 

協会が新しくなり、

それに伴ってサイトもリニューアルされたそうです!

 

新サイトはこちら→https://www.bdmnet.org/

 

サイトでは、マッサージイベント情報

養成講座の情報が更新されていますので、

ぜひご覧になって下さい~!

 

フェイスブックをお持ちでしたら、

こちら、協会のフェイスブックページ

https://www.facebook.com/bdmnet.official/もどうぞ!

仁くんの足の衰えに

気付いた頃のことを思い出しました。

 

かかりつけの獣医さんに、

「最近、仁くんの歩行が心もとない」と話したところ、

「老化だからね」というお話でした。

 

そう言われて、

「確かに、これはケガや病気じゃないんだ。

 お医者さんにかかるものじゃないのかもしれない。

 でも、このままじゃ仁くんの老化は進む一方だし…」

と思ったんです。

 

仁くんの状態に、何か私にもできることはないかな?

と意識したきっかけの出来事でした。

 

 

●右後ろ脚が使えてない!

 

さて、「自分の手でできることを」

バランス・ドッグマッサージの本を求めた私ですが、

まだ仁くんの体の状態を見る目はできていませんでした。

 

(体のどこが使えていない=意識が薄いから、

 体のここに影響が出ているんだな、というような見立てをする目)

 

とりあえず本に載っているテクニックを試しながら、

仁くんの様子を観察していたのですが、

あっ! と気付いたことがありました。

 

仁くんが歩いているところを、後から見ていたときです。

仁くんの右後ろ脚が、斜めに下りてる!びっくり

 

左後ろ脚はまっすぐ下ろせているのに、

右後ろ脚は左に寄って斜めに下りていました。

実は、この様子がそのとき参考にしていた本(↓)に

載っている写真とよく似ていたんです。

 

 

上もやはりバランス・ドッグマッサージの松江先生の著書なのですが、

ここのp53で紹介されていた「足の弱い犬の場合」という写真です。

 

そして、その対処として挙げられていたのが、

「スクランチ」というテクニックでした。

 

スクランチは最初に紹介した下の本には載ってなかったかも!

 

このスクランチというのは、パイル地でできた

小さなヘアゴムのことです。

百均なんかでパックになって売っているので、

簡単に手に入りますよ!爆  笑

 

「このテクニックは仁くんに使える!」と思い、

私もさっそく試してみました。

 

買ってきたスクランチを、

仁くんの右後ろ足の先につけてみると…

 

たったそれだけのことで、

フラフラしていた仁くんの足が

まっすぐ地面に下りました!びっくり

 

すぐに効果が確認できたので、見ていた私も

「えっ?」と声が出たほどです。

 

実は、この時点ではまだ

仁くんの後ろ脚の課題は残っていたんですが、

気になった点が一つ解消できたことに、

私はすっごく感激しました。

 

仁くんが少し歩きやすそうになったことと、

家庭でもこうやって彼にしてあげられるんだと

確信が持てたことが大きいです。

 

生き物が老化することは自然だけど、

仁くんが歩くのに苦労している様子に、

ただこのまま彼の衰えが進んでいくのを

見ているだけなのかな

飼い主としてはもどかしい気持ちもありました。

 

そんなときだったので、

このスクランチの一件は大変うれしいものでした。

 

犬のマッサージをもっとやってみたい!

 

そうして、まだ講座には通っていませんでしたが、

私と仁くんの毎日に

マッサージの時間ができるようになりました

これまでの仁くんの続きを書こうと思って、

セラピスト講座で作ったレポートを引っ張り出してきました。

 

見返すと、けっこう今とは状態が違ってたり、

私の観察が足りてなかったりして、

こんなんだったな~と懐かしくなります。

 

懐かしいと言っても、まだ講座の受講から

一年も経ってないんですけどね!

 

どう書いたら分かりやすくなるかな~。

手元でまとめ直しておきますね。

そうだ、以前の記事で

「BDM後に起こった仁くんの変化」について書きましたが、

その中に「ズレたあご」のことがありましたね。

 

仁くんの歩行の悩みとは

直接の関わりがないように思えますが、

このあごについても書いておこうと思います。

 

仁くんを愛護団体から引き取ったとき、

彼は推定で一歳を過ぎているくらいでした。

 

そして、初めて会ったときから、

彼のあごは少し左右にズレていたんです。
いわゆる受け口のような感じではなくて、

二枚貝やカスタネットを

ちょっと横にずらしたところを想像してください。

 

仁くんのあごのズレには私もすぐに気付いたものの、

別に飲食するのに支障はないようだったので、

治療といったことは考えませんでした。

それが生来のものか、

何か外からの要因でなったのかは分かりませんが、

私から見て仁くんは

最初から「ちょっとあごのズレた子」だったんです。

 

そして、そのまま10年以上が経って、

仁くんの脚の衰えが目立ち始めたのをきっかけに、

私はバランス・ドッグマッサージと出会いました。

 

一番気になっていたのが仁くんの「歩行」だったから、

マッサージの本を入手した私が

念入りにタッチをしたのは、まずでした。

 

顔やその周辺くらいしか

触られ慣れていない仁くんに、

ちょっとずつ、ちょっとずつのタッチを試みて、

1カ月くらい経った頃でしょうか。

 

ある日、「仁くん、おはよう!」と彼の顔を見ると、

10年以上変化がなかったあのあごのズレが、

ぴたっと本来の位置に戻っていました。びっくり

 

なんでしょうね、本当は

ゆっくりズレが解消していったんでしょうかね?


ほとんど気付かないくらいの変化が進んでいった

末のことかもしれないのですが、

とにかく、「ずっとこうなんだ」と私も思いこんでいた

仁くんのあごのズレが、突然になくなっていました。

 

ここで、あごのズレのビフォア・アフターの写真でも

出せたら分かりやすいんですが、

残念ながらそういうのはありません。

現在の仁くんのあごの様子なら↓

 

私も、まさか歩行の改善のためのマッサージで

あごのズレが解消するとは思っていなくて、

比較用の写真は準備していませんでした。

 

「なんであごがいきなり治るの?」びっくりと不思議だった私ですが、

以前とここしばらくで

仁くんに起こったいちばん大きな違いとは、

生活にBDMが入ったことです。


他は従来どおりだったので、

この仁くんのあごの改善については、

マッサージのおかげだと思っています。


とっても驚いたのと同時に、

BDMの効果を実感した出来事でした。爆  笑

 

さて、後日BDMのセラピストの講座に通うようになって、

先生に上の話をしたところ、

「BDMで仁くんの全身のバランスが整う過程で、

体のゆがみが少しずつ解消していったのではないか」

ということでした。

 

「別にあごを念入りに触ったわけでもないのに、

ズレに効果があった」という点について、先生は

「症状の出ている箇所にばかり、マッサージを

集中的に施せば効果があるというものではない」

と教えてくれました。


表に出ている症状があったとして、

実際に犬の体を触ってみると、

別の部分の皮膚が硬くなっていたり、

筋肉が凝っているかもしれない。


そういうときは、

皮膚や筋肉のこわばりを取ってあげることで、

最初に気になっていた部分も

改善が見られるのだそうです。

 

マッサージの名前が『バランス』ドッグマッサージとなっているように、

症状の一部分だけではなく、

犬の全体のバランスに対する見方が大事なんですね~。

 

そういったBDMの考え方を実証したケースとしても、

この仁くんのあごのズレが解消した件は印象に残っています。


びっくりですよね!爆  笑

こちらの記事の続きです。

さて、我が家にやってきた当初から
「怖がり」「怯えがち」だった仁くんですが、
バランス・ドッグマッサージの観点からも
そんな彼の状態は体に表れていました。

 

仁くんは、体の後ろの方に
触られるのを嫌がる犬でした。

触られて平気なのは、顔とその周辺だけ!
肩から後ろへ人の手が行くと、
噛みつこうとするんです。

 

以前の記事でもお話ししましたが、
このように、触れると犬が
極端な反応を返す箇所とは、
犬自身が忘れてしまった(そこも自分の体だという
意識が薄れてしまった)部分
なんです。

 

でも、BDMを知らなかった私は
そんなことに気付けるはずもなく、


「ここは触られると嫌なんだな。
じゃあ、なるべく触らないようにしよう」
と、

 

仁くんの後ろ半身(腰から後ろ脚)への手出しを
控えるようになりました。

 

ここは、今にして思えば
「しまった!」というところです。

 

飼い犬が「嫌がっている」と思うと、
飼い主の心情としては
無理に触る気にはなれませんよね。

 

でも、仁くんのケースは
「触られるのが嫌(痛いとか)」ではなく、
本質的には「この子は体を忘れがちだよ!」という
サイン
でした。

 

これは後悔していることなんですが、
彼を引き取ったときに
このサインを理解していたら、
そして、早くからBDMで対処していれば、
仁くんの老後は
もっと楽になっていたかもしれません。

 

ここまでお話しして、
「そういえば、犬が怖がりなことに
どうしてマッサージが効くの?」

不思議に感じられたかもしれません。

 

詳細な説明は『バランス・ドッグマッサージ・ハンディテキスト』↓にゆずりますが、

 

 

BDMには「犬の体のバランスが整うと、心のバランスも整う。
そして、犬と飼い主の関係のバランスも整う」
という
考え方があります。

 

「体と心はつながっている」

 

こうした考えは、これまでに皆さんも
聞いたことがおありだと思います。

 

例えば人間でも、怖がっているときは
肩を縮めて胸が狭くなり、
呼吸が浅くなってしまいますね。

 

この姿勢だけを見ても、
「この人は落ち着いているな」と思う人はいないでしょう。

 

胸を張っていれば堂々とした印象になるし、
逆に背中を丸めていれば不安げに見えます。

 

こうした姿勢の違いは呼吸にも影響していて、
胸が開いていれば深い呼吸ができるけど、
背を丸めて胸が狭くなれば
そういうことはできません。

 

落ち着いているとゆっくり、深い呼吸ができますが、
気持ちが不安定だと呼吸が浅く、速いものになります。

 

ハアハアと忙しなく息を吐きながら、
落ち着いて振る舞うのは難しいですよね。

 

これは、犬にも全く同じことが言えます。

 

この体と心のつながりの観点から、
うちに来たときの仁くんの状態を説明すると、
「体への意識が薄く、姿勢のバランスが崩れているから、
気持ちも不安定になっている」
ということになります。

 

でも、当時の私はその関連に気付かず、
仁くんの体への意識の薄さは
そのままになってしまいました。

 

後ろ半身を忘れがちだった仁くん。

10歳を超えたあたりから白内障が始まり、
後ろ脚、特に右の後ろ脚が
プルプルと震えるようになりました。

 

実は、BDMを学んで知りましたが、
犬は後ろ脚から衰え始めるんだそうです。

 

後悔先に立たずですが、
この段階で仁くんにBDMを施していたら、
足の衰えを少しは食い止められたのになあと思います。

 

当時、仁くんに老いの兆候を感じつつ、
どうすればいいか分からなかった私ですが、
彼がフローリングで足を滑らせるのを見て
さすがに対策を調べました。

 

まず、フローリングで滑らないよう、
床にマットを敷きました。

 

でも、家の環境を改善しても、
散歩で外出すると
仁くんは歩きづらそうにしています。

 

このとき、仁くんの歩行が
どんな様子だったかというと、
「頭の位置が下がって尻尾が垂れ、
トボトボした印象の歩き方。大変そう」
でした。

 

悪いことに、怖がりの仁くんはこの頃、
獣医さんの診察台から飛び降りて左前足をくじいて以来
ネンザを重ねて、その足をうまく使えなくなっていました。

 

ふつうなら足をまっすぐ下ろして歩くところを、
仁くんは左前足を斜めに出すようになったんです。

 

左右の前足で歩き方が違うので、
よけいに上半身がガクガクして、
その先にある頭も揺れが大きなりました。

 

まだ私にBDM的な犬の見方はできなかったものの、
大変そうな仁くんを見ると、
「何とかしないと、仁くんは自分の足で
歩けなくなってしまうんじゃないか」
と不安になりました。

 

お散歩が大好きな仁くんなので、
できるだけ自分の足で歩かせてあげたいけど、
今の状態では一年後に元気に歩行している
彼の姿がイメージできない。

 

「これは、早く手を打たなければならない。
マットを敷くだけじゃなく、仁くん自身に
何かしてあげられることはないのかな」

 

そう思って情報を探し、
私がたどり着いたのがBDMでした。

 

当時から一年以上経った現在、
BDMによって仁くんの様子はいい方向に激変しました!


…でも、これまで書いてきたように、
体への意識が薄いまま老犬になるまで過ごした仁くんが、
最初からBDMを喜んでくれたわけではありません(笑)

 

 

次の記事では、
後ろ半身に触られたがらなかった仁くんが
どんなふうに変わっていったかを書きたいと思います。

大丈夫!
今もし触らせてくれない犬が相手でも、
ちゃんと変わっていきますよ~(*´∀`)

 

まだ発売前の雑誌ですが、

 

2016年11月号(10月14日発売)『Wan』で、バランス・ドッグマッサージの特集が載るそうです!

【特集】 柴柴スペシャル 柴犬特集Part① 実用情報編

 

 

この号で、6ページもバランス・ドッグマッサージが取り上げられます。

書店で見かけたら、ぜひお手に取って下さい!

発売は10月14日です。

これまでの仁くんが
どんな犬だったかということを、
彼の生い立ちから
お話ししていきたいと思います。

 

まず、仁くんは
お誕生日が分かりません。
犬種も分かりません。

 

仁くんは、保護犬出身です。

 

この保護犬とは、身寄りがなく
引き取り手を探している犬のことです。

 

我が家が里親となって、
愛護団体を通じて
彼を家族に迎え入れました。

 

愛護団体の方のお話では、
仁くんは野良犬として
警察に保護されていたところを、
団体が引き出し
里親を探していたそうです。

 

その土地をすばしこく逃げ回って、
警察もなかなか
仁くんを捕まえられなかったとか。

 

人に追いかけられた経験からか
ビクビクした態度の、
上目遣いの犬。

 

それが仁くんでした。

 

体は痩せていましたが、
16キロの中型犬というサイズから、
そこの愛護団体でも
なかなか里親がつかなかったそうです。

 

私の彼への初対面の印象は
「しょんぼりした犬」でした。

 

バサバサしたつやのない
彼の毛皮を撫でて、
私はまだ名前もついていなかった
その犬と家族になることを決めました。

 

我が家の一員となった
そのしょんぼりした犬に、
私は「仁」と名づけました。

彼に会いにいった土地が、
仁徳天皇陵に近かったからです。

 

突然に見知らぬ家に移され、
知らない人間に囲まれた仁くんは、
最初怯えて震えていました。

 

こう書くと、
「保護犬って人になつくの?」という
疑問のある方もいるかもしれませんが、
大丈夫!

 

新しい環境に
ビクビクしていた仁くんも、
ゆっくり、徐々に
家になじんでいきました。

 

そんな仁くんが
我が家にやって来て、
私がまず思ったのは、
「大人しい子だな」ということでした。

 

お散歩に誘うと
飛び跳ねて喜ぶものの、
仁くんが吠える声を
聞いたことがなかったからです。

 

でも、仁くんに接していくうちに、
「大人しい子」という認識が
間違っていたことに気付きました。

 

怖がりだった仁くんは、
自分の気持ちを
どう表現していいかを
知らなかったんだと思います。

 

すっかり家族の一員になったころ、
やっと「こうしたい」
「ああしたい」
「これが食べたい」
といった
意思表示ができるようになり、
そんな仁くんを見て私も、
「ああ、前は自分の気持ちを
伝えられなかったんだな。
大人しい子というわけじゃなかったんだ」と気付きました。


ちょっと長くなったので、
続きはまた今度!

バランス・ドッグマッサージにかかわる部分まで行かなかった(笑)

というか、「身体意識」って何だろう?

 

あまり目にしないことばから始まりましたが、

『バランス・ドッグマッサージハンディテキスト』では、

二種類のマッサージが紹介されています。

 

一つは、マッサージといえばみんなが想像する、

体をほぐすマッサージ。

 

そして、上とは違う、犬に自分の体を思い出してもらうための

身体意識(そのまま、「体への意識」)を高めるマッサージです。

 

この二種類のマッサージでは、犬の反応も違います。

 

ほぐす系の方だと

犬は気持ち良さそうにするのですが、

もう一つの意識系では、

犬に「あれっ?」「おやっ?」びっくりといった

反応が見られます。

 

せっかくマッサージをしようとしても、

愛犬に怪訝そうな顔をされたら、

それ以上触るのをためらってしまいそうですよね。

 

でも、実はそんな「あれっ」という反応こそ、

犬に意識系マッサージの効果があったという証拠なんです。

 

なぜなら、「あれっ」と思わせたということは、

忘れていたその部分を

犬に意識させることができたのですから!

 

 

「犬が体を忘れている」?

といっても、体を動かせているのなら、

その犬に身体意識はあるんじゃないの?

 

…そんな疑問が湧いてきますが、

実際にはそうでもありません。

 

犬の体の部分部分で意識のあるところ、

ないところがあって、そのために

犬がうまく体を使えていないことがあります。

 

上の疑問(赤字部分)は、

意識系マッサージの仁くんの反応に戸惑って、

私が松江先生にしたものなんです。

 

「あんまり犬が喜んでないように感じられて、

意識系のタッチをするのをためらってしまう」と。

 

やっぱり、犬がいやがってるのかなと思うことは、

飼い主はやりづらいんですよね。

 

でも、先生から、

「そんな箇所にこそ、意識系マッサージはした方がいい」

教えてもらって、

このタッチの本当の意味に気づきました。

 

「あれっ」と反応するということは、

その部分を犬が意識できていなかった

(忘れていた)ということなんですね。

 

私は、マッサージといえば

ほぐす系の「うっとり、気持ちいい照れ」の

反応なんだと思い込んでいたので、

意識系マッサージの役割には驚きました。

 

そして、シニア犬で後半身の意識が薄れがちだった

仁くんは、このタッチによって歩行が大幅に改善しました!

 

体を忘れていた(意識が薄れていた)仁くんは、

最初、肩から後ろに触られるのが大嫌いでした。

 

意識系タッチをして

だんだん手を背中から後半身へやろうとすると、

すごい勢いで私に噛みつこうとしてくるんです。

 

置かれた手が少し後ろへ行こうとするだけで、

もう目に見えて緊張するので、

私はこの先、仁くんにマッサージを

してあげることができるのかを心配したくらいでした。

 

しかし、そんな仁くんも

意識系マッサージを続けることで、

徐々に体への意識を取り戻していきました。

 

このために私が先生から受けたアドバイスは、

「少しずつ、ほんの少しづつでも意識系タッチを続ける。

そうしたらだんだんと触れられる領域が広がってくる」でした。

 

確かに、こっちが焦っても

うまくいかなかったと思います。

 

マッサージをする側のそんな気持ちは、

触れられる犬にも伝わってしまいますしね!

 

意識系タッチについては、

私は上のアドバイスどおり、

「少しずつ、少しずつ」を守って

仁くんに触れることを続けました。

 

すると、気付いてみれば今現在、

仁くんはもう腰の方に触れられても

私に噛みつこうとはしません。

 

やっぱり、喜んでる風ではないんですけどね~(笑)

 

でも、仁くんは渋い顔をしつつも、

好きでない部分へのタッチを

許容することができています。

 

世の中には

体のどこを撫でられても喜ぶタイプの

犬もいるそうですが、

上に書いたように、

仁くんは全然そうじゃありませんでした!

 

触られて喜ぶのは

顔やその周辺くらいで、

マッサージをするには

むしろ難易度が高い犬だったと思います(笑)

 

 

「飼い犬にバランス・ドッグマッサージをしてあげたいけど、

犬の反応が思わしくなくて

続けられるかが不安」という方の参考になるように、

また以前の仁くんが

いかに触られるのを好まない犬だったかも

書きたいと思います。

 

いまマッサージをすると噛みつこうとするくらい

反応が激しい子でも、時間をかければ

ちゃんと効果は出てきますからね~!爆  笑