闘え! 肛門戦隊    ジナンジャー -2ページ目

    A.I その2

 肛 「うーん。 イーズモは何時来ても良い所だなー」

海岸に近いイーズモは肛のお気に入りのスポットだった。 いつもの林を抜けて岩礁の前に出る。

  「ああっ、心がウオッシュされる。」

そのまま西に向かって道沿いに歩くと、ビッグライト・タワーの前に出る。白く聳え立つビッグライト・タワーが海の目印になっているのは、過去数百年間変わっていない。

  「おおっ、変わらない、変わりない。やはり来てよかった。」

と その時肛の耳に人の争う声が聞こえた。そっとその方向に顔を向ける。

  「ジ団(ジ警団)だ。」

いつもの様に少数の人々を痛めつけていた。

  「逃げなければ!!!」

そう思った肛は静かにその場を立ち去ろうとした。  その時である。

 「フォィーン!フォィーン!」

突然ジーコントローラーが大音響で鳴り始めた。

  「バッ、バカ !!!!!」

走り出した時は既に遅かった。

ジ・リーダー 「ほほぉう。お前はこの前の・・・・ わざわざ捕まりに来たという訳か。」

  「お前は、あの時の!」

 「自己紹介っておこう。 私はフジイ。 団員は フジイ・リーダーと呼ぶ。」  

第2話 A.I その1

痔依野 肛 (じいの こう) は左腕のジーショックのようなブレスレット状のモノを見つめていた。 あれから1週間。 このジーコントローラーと呼ばれる装置は時刻、日付以外は表示しなかった。 時々

「ケツは痛くないか?」 とか
「ジ持ちが待ってるぞ!」 とか A.I らしく話しかけてくることだけは例外として。

肛 「どうすればジナンジャーに成れるんだろう。」
  「そうか。変身パスワードだ。 昔の変身ものはそうだったものな。」  思い切って肛は叫んでみた。

 「五人そろってジナンジャー!」  あれ、どこかで聞いたような。

 「うーん、だめかぁ。」  しばらく考えていたが、不意に

 「ケツが臭くてジナンジャー!」  と叫ぶと同時にジーコントローラーをケツに当てていた。

「痛てっ!」  そりゃそうだ。

「だめかぁ。あれっ、ジーコントローラーが ・・・・・」

「スリープモードになっている。 なにも映っていない ・・・」  肛は、だらしなく寝込んでしまった。

「気分転換にバイークでも乗るか!」
 
肛は町外れに向かって走り出していった。この後あの一件に出会うこととなる。 

   ある男 その5

ある男「これを。」 男はブレスレット状の物を肛(こう)に渡した。

肛「これは ・・・ ただのジーショックではないん」

「ジーコントローラーだ」

「???」

「君がジナンジャーに適任なのはわかっている。しかし、そのジーコントローラーのA.I に認められなければ
ジナンジャーにはなれない。」

「腕時計が意思を?」

「だ-かーらー ジーショックではないぃぃぃんよ。」

「・・・ジナンジャーになれば、ジは、僕のジは治るんですよね!」

「まずは A.I に認められることだ。」

「努力します!」

「君がジナンジャーに成れた時、また俺は現れる。ジ警団の目もあるし、しばらくは離れて君を見ている事にする。その時になれば俺の正体を明かそう。では。」

「まっ、待ってくれ!もう少し話を!」 

    ある男 その4

ある男「そう。君がなるのだ。」

肛「僕が?」

「・・・・・失礼だが、君のキレジの原因を調べさせてもらった。」

「???」

「君はバイークに乗るそうだな!ベンリーナの赤だ。」

「どうしてそれを?]

「君はジになる以前、数百年前に絶滅したと言われている痔になっている。」

「・・・」

「君はトイレではフルパワーで息むそうだな。」 
肛の顔は真っ赤になった。

「君は不規則な食生活からくるベンピでウンコは硬そうだな?」

「何故知ってるん?]

「それらが複雑に絡み合い伝説の痔にかかり、さらに現代のジと合成した。」

「どうなるんですか?」
不安な肛の顔を尻目に

「特殊能力を持つ人間がいると言ったよ。」

「僕が?」

「そう。君のジは、ただのジではない。すべてを知っているジなのだ。鍛え抜かれたジなのだ。」

    ある男 その3

ある男「君に話がある。」

肛「ジ持ちの僕には、拘わらない方がいいですよ。メーワクになり・・・・・」

男「だから話したい。君にしか話せない。」

肛「・・・」

男「ジは現代の難病だ。治ることは無いと言われている。 そしてあのデマがいつからか流れて以来・・・・・」

「ジ警団が・・・」

「そう。ジ持ち狩りをし、密かにジータンクに集めている。」

「生きて出られたものは、いないと聞いています。」

「だがそのジが治るとしたら?」

「えっ!!!治るんですか?」

「完治する。」

「どっ、如何すれば治るんですか?教えてください。」

「ジを治せる特殊能力を持つ人間がいる。」

「誰なんですか!何処にいるんですか?」

男はもったいぶって答えた。

「ジナンジャー」

「ジ・・ナン・・・ジャー ?」

「そう。君がなるのだ!]

    ある男 その2

男 「待て!」

団員 「誰だ!」

「俺だ!」

「何ッ!」

男は団員の背後に立っていた。

「ストレスキーッッッック」  見事にケツにきまっていた。

「ふっわっひゃあ!」   団員はケツを押さえてうずくまっていた。

「安心しろ。ナチュラルだ。」

「ナッ、ナチュラル?」

「数百年前の 痔に なっている。薬で治る。」

「だっ、ううっ、誰なんだ?」

「俺なんだ。」

「もうっ、いいから!」

リーダー 「退けっ、出直しだ。」  ジ警団は逃げて行く。

「あっさりと退くな、もうちょっと遊んでくれんさいゃあ!」

肛「・・・・・・・・」

ある男「・・・君に話がある。」







    ある男 その1.5

「こっちだ!いたぞ!」

痔依野 肛は 追い詰められていた。

団員「 手間かけさせやがって!!」

団員のキックが肛のケツにきまる。

肛 「はうっ!」

「やはりジ持ちだ。反応が違う。」

「顔が真っ青だぜ。」

「たのむ。見逃してくれ。」

団員リーダー「調べはついている。お前がキレジなのは、な!」

「ジは感染しないん・・・」

すかさずもう一人の団員のヒザがケツに入る。

「ぐうっ!」

「おとなしくしろ。」
「すぐにジータンクに送ってやる。」

「あそこだけは・・・・・・許してくれ。」  苦悶の表情で肛は叫んだ。

「ジ・エンドだ。連れて行け。」

肛の両腕を団員が抱えたその時である。

「待て!」

  

第1話 ある男 その1

時は未来。 人々はある難病を恐れて暮らしていた。

「ジ」である。

前世紀の痔ではない。 想像を絶する悪の病である。
1度罹ると治ることは無いと言われていた。

「キレジ」
「イボジ」
「アナジ」
「ヌケジ」
「ポリープ」

代表的なものはそう呼ばれていた ・・・・・

いつの日からか、「ジ」は感染・・・うつるもの とのデマが流れていた。
そのデマがひとつの集団を生み出した。

「ジ警団」である。

彼らは密かに集まり 「ジ持ち狩り」 をした。
今日も彼らは「ジ持ち」を狩る。

団員 「こっちだ!いたぞ!」

痔依野 肛  (じいの こう) は追い詰められていた。