ニコンDシリーズのフルサイズ機のなかで、入門機に位置付けられているのがこの「D610」。フルサイズイメージセンサーを搭載したカメラのなかで、もっともリーズナブルな価格が魅力で、人気機種となっています。
発売は2013年10月で、最新のカメラではありません。そのため、画質に関してもやや古さが見受けられるという評判もあります。ですが、物理的なセンサーの大きは何物にも代え難く、特に背景をボカした写真を撮りたい場合には大変重宝します。
フルサイズ機は、必然的にファインダーから覗いた景色が大きくなるので、一眼レフカメラを持つ喜びが色濃く感じられるのも嬉しいところ。また、手動のピント合わせもしやすくなるので、写真の基本を学びたいときにもぴったりのカメラです。
D610 スペック | |
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センサーサイズ | フルサイズ |
画素数/動画サイズ | 2426万画素/Full HD(30p) |
AF測距点 | 39点 |
ファインダー視野率/倍率 | 約100%/約0.7倍 |
測光分割数 | 2016分割 |
常用感度 | ISO100~51200 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
本体の重さ | 760g |
その他機能 | Wi-Fi |
Nikon D610は、ボディ重量が760gで、ニコンのフルサイズデジタル一眼レフカメラの中では比較的軽量です。
手に馴染んで構えやすい構造で、ボタンやダイヤルも直感的に操作できるのが魅力です。
設定を保存しておけば素早く思い通りの写真が撮れるので、連射スピードと合わせてスポーツシーンや野鳥、野生動物などの撮影に使うのがおすすめです。
39点のAFエリアが被写体を逃さず追いかけるので、運動会や子供のスナップにも向いています。
オートホワイトバランスの精度が従来機種より向上しているので、白くボケたような色合いや黄色が強すぎるような結果にならず、自然の美しい色彩を再現できるのも魅力です。
空や山、森、海など風景画像もビビッドな色合いできれいに撮れるので、自然の撮影もおすすめです。
価格も随分安くなっています。中古も狙い目です。
「凄いねえ。これはすばらしい。」
「だねえ。まあ、ゆっくりやりましょう。」
すると、お世話係のご年配が入ってきて、
「お飲み物は如何しましょうか。」
と、メニューを見せてくれた。好き勝手に飲み物を頼むと、お世話係は部屋を出て行った。
すると、一人のおじさんが、
「今の人、湯婆婆に似てない?」
と、笑いながら言う。
「お前失礼なこと言うなあ。」
と、笑いながら返した。
湯婆婆とは、「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋「油屋」の経営者で正体不明の老魔女である。大柄だが顔も大きく二頭身で、強力な魔力と悪魔的な経営力で湯屋を切り盛りしている。金儲けに勤しむ強欲さを持ち、何でもずけずけと口やかましく、脅かしたり怒鳴り散らしたりと部下をアゴでこき使うが、客に対しては腰が低く息子の坊を溺愛している。名前の由来は湯湯婆(湯たんぽ)からだそうだ。どう見ても黒柳徹子を意識したキャラクターである。
酒の肴になった話題はやはり「手品師」の授業のことであった。
「手品師は酷かったねえ。やろうとしていることが、ねらいに結びついていなかった。」
「だねえ。授業者の思いがいまいち理解できないというか、価値の捉え方が甘かったと感 じたなあ。」
流石に道徳を長年実践してきたおじさんたちである。手厳しい指摘が止むことが無い。
「手品師」の料理の仕方があまりにも拙いのだから、これは仕方の無いことであった。
夕食が終わり部屋に戻ると、おじさんの一人が2次会に行こうと提案した。体調が悪いおじさん一人を残して、3人で出かけることにした。
フロントで安心な店を紹介してもらうことにした。知らない土地では、ホテルに任せるのが一番である。
「歌える良い店を紹介してください。」
「はい。ではお送りしますので玄関でお待ちください。」
何とホテルまで店の方が迎えに来てくれたのだ。すばらしい対応に「流石道後温泉」とわけのわからぬ感想を持ったのだった。約2時間しっかり熱量を発散し、今日の一日を締めくくった。
つづく
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