私たちの多くは

 

余命を告げられていないだけで

本来余命はちゃんとあるw

 

わけですw

(ちゃんといえばフォーカス27の「人生シミュレーション劇場」ってところで肉体的な死の場面をシミュレートしてこの世にやってきています。つまり、肉体的な死も自分で選択しています。恨んじゃやーよってことですw)

 

 

 

それを頭の片隅に置いておくと

 

おのずから人生の優先順位

 

が分かってきます

 

 

 

以下、60歳で難病「岸博幸さん」残りの人生の"優先順位"から抜粋です~

 

どうぞ~

 

 

 

 

 

経済評論家で、さまざまなメディアにも出演する岸博幸さん。余命10~15年と医師から宣告された岸さんが考える人生の楽しみ方とは(撮影:今井康一)
 

60歳で多発性骨髄腫という難病が発覚した元官僚・慶応義塾大学大学院教授の岸博幸さん。主治医から10~15年という“余命宣言”を受けたことで自らの人生を振り返り、やめたこと・始めたことを自著『余命十年』にまとめた。自身の闘病経験を踏まえて、若い人たちに伝えておきたい“遺言”とは――。

 

 

 

 

――2023年1月にがんを告知されました。

その前に、何でこの本を出したか少し説明させてください。

実は、個人的には(本を)出したくなかったんですよ。病気をウリにする気はないし、同情してって思っているわけでもないから。でも、病気になって貴重な経験をしたので、それを残しておくのは何らかの意味があるかな、と思ったんですね。

 

主治医から「あと10年、15年だよ」って命の期限を設定されたときは、さすがに驚いたし、ショックでした。

 

 

 

無菌室フロアにいて思ったのは、長期入院されている方が多いからか、どうしても皆さんの表情が暗い、ということ。特に中高年の男性ですね。

女性の患者さんには比較的明るい方が多くて、だんだん仲良くなって、お互いに励まし合ったりしていたんですけど。ここでも男性と女性の違いが明確にわかって、興味深かったです。日本の中高年男性ってまじめってことなんだけれども、面白みがないですね。

 

 

 

――入院中、岸さんは余命10年を“ハッピー”と“エンジョイ”で生きようと決めました。

 

ただ、結婚して、子どもができると、そうはいかなくなるもの。子どもの世話はしないといけないし、お金を稼がないといけない。気が付くと、自分のことより家族や仕事を優先するようになっていた。

もちろん、それは大事だし、勉強になることも多かったけれど、人生楽しかったかって考えると、「楽しくないよね」と。

残り10年しかないんだから、自分よりまわりを優先させるのはやめよう、もっと好き勝手やって、自分が楽しく過ごせるようにしようって思ったわけ。

そんなことを考える時間ができたという点では、病気になってよかったと思う。これは強がりでもなんでもなくて、本心です。



――実際に、ハッピーとエンジョイの生活を始めていかがですか?

仕事に関していえば、政策を作る仕事とか、地方を活性化させる仕事とか、そういう自分がやりたいと思う仕事を優先するようになった。そういう仕事って収入につながらないんだけれど、やっぱり楽しい。

プライベートに関しては、さっそく3月にヘビメタバンドのコンサートを観るために、ニューヨークに2泊4日で行ってきました。秋にもヨーロッパに行く予定。本当は今この瞬間もアメリカに行きたい。NBAのプレイオフの真っ最中だから(笑)。

ただね、残念ながらこの病気になって、1年。最近は体の傾向がわかってきて、やっぱり忙しいのが続いて疲れると、てきめんに体調が悪くなるんですよ。だから無理をしないレベルで、とにかく好きなことをやるようになりましたね。