ちゃんちゃらちゃんちゃん・・・

 

(パチパチパチ)

 

 

えーどうもお運びのほどを・・・。

正月はめでてえなんて言いますが、何がめでてえってこんなくだらないブログを読めることが何よりめでてえってなもんで。

 

いやあトシは取りたくないもんですな。いや、このあいだね、なんか耳が遠くなったのか、カミさんの声が聞き取りにくいのよ。

それでってヨメが「お義父さん補聴器付けたら?」ってんで、俺ァよくわかんねえから若い弟子に連れてってもらって作ってもらったわけよ。

 

そりゃいいんだけど、補聴器付けて家に帰ったとたんにカミさんもヨメさんも無口になっちまいやがった。

 

・・・まったくかえって居心地悪くなっちまったんで外しちまったんだ。そしたら元の通り、二人でまた俺の文句を言ってやんの。

 

 

まったく家族ってもんは近くにいたらいたで暮らしにくいってもんでトントントン!

 

「ご隠居ー!ご隠居ー?」

 

 

「おう誰でえ、開いてるよう!入んな入んな!おう、なんでえ八じゃねえか。どうしてえ、こんな夜更けに」

 

 

「ああ、ご隠居、良かったあ!あっしのために起きてて下すったんですね?」

 

 

「ばかやろう、誰がおめえのためにわざわざ起きてなきゃならないんだい。いやこうしてな、書き物がだいぶんたまってきたから整理をしておったのだ。それより八、何かあったのかい」

 

 

「ああ、そうだった!いやね、ご隠居聞いてくださいよ。さっきうちのカミさんとまぐ愛しようかてえときに、カミさんがあっしに言うんですよ。『せっかくの正月なんだからさ、ぷらまにしてよお前さん』って。学のねえあっしにゃさっぱり分からねえときたもんで、それでご隠居だったらご存知かと思いやして、こうしてはるばるやって来たわけで、へえ」

 

 

「はるばるも何も、お前さんの家はすぐそこじゃないか」

 

 

「まあ、細けえこたあいいんです。で、ぷらまって何です?南国の島ですかい?」

 

 

「そりゃ慶良間だ。いやだねえ、まったく。しかし、八。お前さんは良い女房殿をもらったものだな。それはな『ぷらまぐ』のことを言うのだ」

 

 

「へえ!さすがご隠居だ。『ぷらまぐ』・・・ですかい。でもご隠居、さっぱり分からねえんですが」

 

 

「まあいいから。あたしが順を追って教えてやるから、よおくお聞き。『ぷらまぐ』はな、正しくは『プラーナまぐ愛』と言って、遥かむかし唐(から)は周という国から伝わり、代々王室の長寿と健康のために編み出され、後年弘法大師さまが漆に螺鈿細工をちりばめた箱に入れられて持ち帰られたというありがたーい秘法だ」(←ウソですから)

 

 

「へえ!そんなことがあったんですねえ。で、それは何をすればいいんで」

 

 

「まあ、あわてなさんな。順を追って話すと言ったろう?ときに八、お前さんは朝、ナニの方は元気かな?」

 

 

「え?えへへお蔭さんで。朝になりますと元気に朝立ちしますよ!」

 

 

「そうかそうか、それは立派なこころがけというものだ」

 

 

「朝立ちと『ぷらまぐ』が関係あるんですかい?」

 

 

「うむ。それがな、大ありなのだ」

 

 

「きょえー!本当ですかい?」

 

 

(つづく)

 

 

 

JNF会長の淑女のみなさまへ向けての用語解説

 

 

【朝立ちぬ】

男性には、朝になりますと「おにんにんがお元気に光そびえて立つ!」という生理現象があるのれす。

 

 

【おまけ】

昨日のやほおより

これまじですか?

 

「コープさん」「生協さん」 神戸の人が敬称で呼ぶのはなぜ?