おはレオナルド・熊!

「色不異空空不異色」のお話です。

意味は
「自他はあいまいであり、物事は複合的にすべてつながっている」
です。


語句の説明をしていませんでしたので、少しだけつまらん説明を。


上はわたしの訳で、直訳すると

わたしは神と何も違わず
神はわたしと何も違わない


てな感じになります。


難しいことは何もなく

「色」=「わたし」
「空」=「普遍意識・ワンネス」


でかまいません。直訳は分かりやすく「神」にしてみましたが、「仏」でも「源」でもなんでもいいです。


般若心経では

「色(わたし)」=「空(神)」である

とまず断言し、この後さらに「色」と「空」の具体的な関係を述べています。


「不異」ですが、

「不異」=時間、空間、物質を超越している

てなイメージっす。


つまり、直訳を重ねますと

「神である私は時間、空間、物質を超越している」

になります。


ちなみに、この直後に有名な

「色即是空空即是色」

が出てきますが、この

「即是(これ即ち)」と

「不異(異ならず)」

は相関関係になっています。


「不異」=時間、空間、物質を超越している
「即是」=時間・空間・物質を超越しながらも「いまここ」に同時にある

てなイメージです。


つまり、

「不異」=「空」=普遍意識・ワンネス
「即是」=「空相(神のすがた)」=普遍意識・ワンネス+C1

という関係になるのですね。

「色即是空」の方が私たちになじんでいるのは、よりC1に近い表現だからかも南蛮です。


はいはい、つまらん話はここまで!



実社会でのあなたの周りには、さまざまな現象が起きています。

たとえば私が、昼下がりの公園でベンチに座ってハトに餌をやっているとします。

それをあなたが目撃したとしましょう。

そのときあなたは恋人とデートをしていたら、私を見て「なんて優しい人かしら」と思うでしょう。

会社で嫌なことがあった後なら見たら「俺と同類か。何と寂しい人だろう」と思うかもしれません。


こうした見方は

「昼下がり」=時間
「公園」=空間  
「私」=物質


というものに「とらわれている」とも言えるのですね。


本来、あなたが見たり、感じたりしているものすべては「空(普遍意識・ワンネス)」へつながっている、あるいは「空」と共にあるのですが、

あなたが人間であるがゆえに

「空」から時間や空間、物質で「切り取って」見えている

のですね。


切り取って感じているからこそ、そこに善悪や良し悪しといった2極の判断をするのです。

でも、だからこそ「限界のなかでの体験」ができるのですね。

C1を楽しみましょう!


【おまけ】
わたしもスキーは好きーで、よく音楽聞きながら滑ってますが、これからはやめようと思いましたw