知恵を求める人のためのブログです。
今回は、認知症の初期の始まりについてです。
人は多少に限らず思い出さないことは誰にでもあることです。
近年、それが酷くなると認知症だと言う人がいます。
もし、人間がすべてのことを思い出せたとしたらどうでしょうか。
国語や歴史のテストでは常に100点を取るのではありませんか。
人が忘れることには意味があるのです。
それは、物事を前に向かって考え、進めるためです。
動物のように行き当たりばったりだけではないのです。
人は、認知症の初期の始まりを理解、あるいは、自覚していないことは事実です。
単に、思い出さない、覚えられない、識別できない、いわゆるボケなどの症状を「認知症の兆候」と診断されることが多いものです。
しかし、私の考えは違います。
(私の頭は、かつての自分は)人の価値観を、自分の知らない、新しい「良いと思う情報、知識、技術」を持っていることと考えていました。
しかし、そうしたことに興味は持っているものの価値観を以前ほどは持たなくなって来たのです。
そして、時々現実と空想の世界(テレビなど)で、意識ではなく、頭が勝手に少し混乱したような気分になることがあります。
これって、認知症の始まりかも知れないということなのです。
単に、覚えられない、記憶にない、思い出さないというのは「重症例」だと考えています。
脳の衰えは記憶力の衰えだけではありません。
例えば、将棋のプロ棋士は数百手先まで読む(頭の中だけで駒を動かし先を見通すこと)ことが出来ます。
将棋の難しさは、次の手が幾つにも分かれる場合があり、その一つひとつの手の先を数百手まで読み切ることにあります。
つまり、
例えば、次の一手の最善手が三通りあり、その三通りの各々一つに付き更に数手の選択肢があることです。
次の一手の先に数百手の読みがあり、次の一手のもう一つの手の先にも数百手の読みがあるという具合で、とても、このすべてを「限られた時間で読み切る」ことは「難しい」ことです。
その中で最善手を考え、原点に戻って最善手を一手決め、一つ駒を動かすということを繰り返している訳です。
この先読みが優れている方が最終的に「王を詰める」ことで勝者となります。
今、プロ棋士の中で最も優れているのが藤井聡太棋士です。
かつては、羽生善治棋士がそうでした。
こうした天才的な頭脳の持ち主でも「一手の間違いで敗者」となることもしばしばです。
脳が衰えるとこうした「先を考える能力」が衰えて来ます。
つまり、
物事の先を考える「推理力、洞察力、思考力」が低下します。
「想像力」「空想力」なども低下しますが、「推理力、洞察力、思考力」の衰えの方が先に来ます。
認知症の初期の始まりには、単に認識の混乱だけではなく「推理力、洞察力、思考力」の衰えも現れるということです。
こうしたことは、簡単なゲームなどで確かめることが出来ます。
将棋や囲碁だけではなく、パソコンやスマホなどの単純なゲームで確かめることが出来ます。
記憶の衰えは既に重症になっている症状です。
残念ながら、今これを回復する薬も治療法もありません。
アルツハイマー型認知症では、医学的には、脳の中のある物質の増減が関係していることは分かっています。
その物質をコントロールすることで認知症を遅らせるなどの研究が世界中で行われています。
しかし、決定的な治療法はまだ実現していないのです。
昭和50年代、つまり、1975年頃に「恍惚の人」などという言葉が世に出ました。
つまり、認知症の人です。
当時は、いわゆる「ボケ」と言われていたものですが、普通の人でもボケや恍惚感などはあるものです。
しかし、度が過ぎると「病気」なのです。
こうしたことは「昔からあったこと」ですが、その人数に圧倒的な違いがあるのです。
昔は少数、今は多数なのです。
介護施設や老人ホームに入っている人の中で「認知症」の人は少なくありません。
今でも、夜中だけではなく昼でも「徘徊」する人もいます。
そして行方不明となり、家に戻れなくなるということさえ起きているのです。
小学1年生のように、名札を付け身元が分かるようなものを身に付けさせておくことは大事なことです。
繰り返しますが、こうした脳の衰えから認知症になることを防ぐことは出来ません。
遺伝が関係していることも分かっています。
であれば、出来ることは遅らせることだけです。
現実の記憶障害、つまり、思い出せないというのは次のメカニズムによるものと考えています。
実は、人間は生まれた時から死ぬまですべてのことを記憶しています。
思い出せないだけなのです。
つまり、記憶回路において、記憶する方向は常に正常でも、その逆方向の流れに何らかのバイアスがかかり思い出せないのです。
このバイアスが深くかかると信号の流れが小さくなり思い出せなくなり、浅くなると大きくなり大抵のことは思い出せるようになるというメカニズムです。
真空管やトランジスタの動作のようなものです。
認知症を遅らせるために、していることは、
トイレに行った時、何時に何を食べたかなどを自分の健康管理と合わせて記録することです。
これは、記憶することの助けにはなりませんが、思い出すことには役に立ちます。
農作業の日誌も付けています。
これは1か月間の出来事を俯瞰して見ることが出来るものです。
全体を俯瞰して見ることは思考の整理と将来の計画に役立ちます。
そして、怒らない、可能な限りやさしくする、急がない、一度にたくさんのことをしない、
思いつきを大事にする、余計なことを考えずに気分をゆったりさせ、いろいろ考えてはいるがいわゆるボーとした気分でいるようにしている(細かいことを余り気にしないこと、例えば注文した物がいつ届くかなどを余り気にしなくなった、というより考えないようにしている)などなどを実行しています。
他にも、ルービックキューブや数独や単純なトランプゲーム(フリーセルのように先を考えるもの)などをして可能な限り脳を使うようにしています。
こうしたことは、
ただ、自分の衰えを実感するだけかも知れませんが、それでも認知症を自覚することは大事なことです。
周囲にもそれを知らせることにもなるからです。
私も高齢者の部類に入っていますが、こうして文章を書くことは「記憶の整理」だと思っています。
この「記憶の整理」が認知症予防になっているかは分かりません。
おそらく、なってはいません。
認知症を防ぐことは出来なくても、脳の刺激となることは確実です。
特に注意することは「脳の萎縮」です。
これは、おそらく「何かに集中すると眠くなる」という症状に出ると考えられます。
脳の画像診断では分からないことかも知れません。
これも要注意です。
あなたもやってみることを勧めますが、仕事や学校などに行っていると「時間的にも、精神的にも」余裕がないかも知れません。
人生、急がば回れです。
狭い日本、急いで何処へ行く?
今は、実際に行かなくても、世界中どこにでもバーチャルで行けます。
バーチャルなので現実の犯罪に遭遇することもなく安全です。
しかも、俯瞰して観ることも出来ます。
忙中閑ありという格言を知っていますか?
その閑をどのように用いるかで、あなたの人生が「良い方に変わる」のです。
現実と空想や仮想との混乱が「認知症の始まりの兆候」です。
この閑を有効に用いることで「混乱した世界」にあって「自分を見つめなおす」機会となります。
それは、いわば自分の思いや心の「監視カメラ」であり記憶の整理の時間なのです。
こうしたことを続けることで「認知症予防」とはならなくても、記憶の定着にはなると考えています。
一日の終わりにスマホを見て、そのまま日記を付けることもなく、その一日や今していることを全体的に思い出したり考えることもなく布団に入って寝ていませんか。
記憶や思考の整理は「記憶の定着」となります。
正確な記憶は「人を賢くする源」となります。
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参考
人間の感情と胃や肝臓や心臓が深く関係しているように、脳の働き(思考など)は腸と深く関係していることは知られています。
もしかすると、腸の宿便を定期的に排泄出来れば認知症を遅らせることが出来るかも知れません。
この腸の宿便を排泄するには、最低でも3日間以上の断食が必要とされています。
断食することは簡単ではありませんが、腸の中のいわば蓄積された古い便は黒い便として排泄されます。
あるいは、人工的に腸内洗浄を行うと良いかも知れません。
これが宿便の排泄と同じ効果があるかは分かりません。
しかし、やってみる価値はあります。
宿便を排泄した時、脳の働きに改善が見られれば効果があるということになります。
また、ガムを噛んだり堅いものを食べると脳の働きに良いともされています。