知恵を求める人のためのブログです。
旧ソ連の地域国家での、いわゆる親ロシア派と言われる人々は、ソ連時代の安定した生活を懐かしみ望んでいるのです。
いわゆる西側の我々からしてみれば、ソ連やロシアなどの独裁国家、社会主義国家であり共産主義が根深い地域での生活はとても考えられませんが、そこに住んでいた人々にとっては違うのです。
我々のような自由さはありませんが、政府に逆らわない限り、ある程度の生活は保障されます。
それは、国家を統治するロシア(ソ連)のやり方なのです。
ウクライナやベラルーシやいわゆるNATO諸国と接している旧ソ連邦の国で親ロシア派が多数存在するのはこのためです。
西側の人々には理解出来ないのです。
こうした考えはモスクワやウラジオストットクなどでも同じです。
中国と同じように、国家に逆らわなければ「それで良いのです」
人々の自由は制限されていますが、それで平和ならそれでも良いと考えるのです。
生まれた時からそのような環境で育ってきていますから。
生まれた時から自由なアメリカや日本とは違います。
アメリカや日本は自由ですが自分のことは自分でしなければなりませんし、高い税金も支払わなければなりません。
しかし、自分の努力次第では億万長者にさえなれるのです。
ロシアではそうは行きません。
すべては、国家のためであり、国家が必要に応じてサポートするのです。
オリンピックなどもそうです。
傍から見るとロシアは、ロシア人は「狂っているように見えます」
独裁国家を容認し従っているからです(圧力を掛けた、強制的にですが)。
傍から見るとプーチンを歓迎しているのを見ると「異常」に見えます(そうせざるを得ない)。
しかし、彼らにとっては自分たちの生活を守ってくれる「神のような存在」なのです。
ヒトラーが当時のドイツ国民に熱狂的に支持されたように。
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更に、親ロシア派の人々を保護するということを根拠にロシアに隣接する国々をロシアに取り込もうとする姿勢は、プーチンの「やり方」なのです。
しかし、こうした人々はその地域の少数派ですが、そこに「ロシアの工作員」を送り込み、人々を煽動し、また、議会を乗っ取ろうとするやり方がロシア、プーチンのやり方なのです。
クリミアでは成功しましたが、ウクライナでもそのようにしましたが失敗したので実力行使に出たのです。
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クリミアは昔から要衝の地であり、戦争も絶えませんでした。
かの有名なナイチンゲールが派遣されたのもこの地です。
この地域を占領することは、ロシアにとっては地中海方面の「海の出入り口」なので「非常に重要」なのです。
ウクライナが少なくとも、クリミアを奪取すれば、ロシア海軍は手足を縛られた状態となります。
もし、ウクライナが東部の地域を取られたとしても、クリミアを占拠すれば、ロシアに占領された東部地域を背後から攻撃出来るでしょう。
プーチンに圧力を掛け「核兵器」を使わせないように、モスクワのクレムリンやサンクトペテルブルグなどの主要都市にに狙いを付けた「巡航ミサイル」を多数配備して置くことです。
その上で、ロシアに占拠された地域を空爆しロシア軍の壊滅を計画することです。
そうすれば、ウクライナ東部も奪還出来るでしょう。
しかし、それでも「平和」は戻らない、来ないのです。