初めに、これは空想や物語ではありません。

真実、人類の始まり神の人類を救うための壮大な歴史です。

天地創造から始まって、

アダムからイエス・キリストそして弟子たちの活動の記録です。

 

聖書は書き記され始めたのは、BC1513年であり、最後に記された書である「ヨハネの手紙」が記されたのがAD98年です。

 

この間、1610年を要しています。

 

これらが1冊に纏められたのはAD4世紀ごろと言われています。

 

そして、その内容が初めから一貫しており、

創世記とヨハネへの啓示とは密接に関係があることが分かります。

 

これは何を意味するのでしょうか?

 

一般には物語とされている「創世記」特に天地創造も含めて「事実であることを示している」ということです。

 

科学が進歩した今日において、

天地創造の記録が、

単なる神話や思い付きではないことが分かるのです。

 

しかも、その順番もすべて科学的思考や根拠と一致しているのです。

 

そのため、

1、2章は「解説」が多くなっています。

それは、

読まれる人に、初めから「深い意味」を理解して頂きたいと思うからです。

 

少し読みにくいですが、

3章以降はもう少し読みやすくドラマチックになっていきます。

 

初めは「頑張って読んで頂きたいと思います。

 

今回は、

創世記からルツ記迄の内容と解説を公開します。

興味深く読んで下さればと思っています。

 

その後のイスラエルの歴史を除けば、これで充分だとも考えています。

 

もし、途中で「不備が分かれば」訂正することもありますので、

何度でも読んで、論理的思考を洞察して頂きたいと願っています。

 

読むにあたって、

黒字は本文の内容緑文字注釈赤字強調です。

追記

としましたが、読みにくいので緑文字は取りやめにしました。

 

++++++++++++++++++++++++++

初めに

1 創世記-概要

モーセによる記録

記された場所:荒野 

記された年:BC1513  

扱われている年代:初めにからBC1657

 

概要

天地創造及び地球上の整備(1:1-2:25

罪と死及び胤の予告(3:1-5:5

邪悪な人間とみ使いたちは地を損なう。神は大洪水をもたらされる(5:6-11:9

神はアブラハムと交渉持たれる(11:10-25:26) 

ヤコブと12人の息子(25:27-37:1

命を長らえさせるためにエジプトへ(37:2-50:26

 

意義

初めに天と地が創造された。

次いで地が形作られ、地上のあらゆるものを創造された。

最後に人を創造された。

  

人を欺いた蛇(悪魔またサタン)とその胤、女(天の組織)と女の胤との間に敵意が置かれた。

女の胤が蛇を滅すと予告。

(蛇と蛇の胤とは比喩であり、

蛇は悪魔またサタンを、その胤とは自分のあるべき居所を捨てたみ使いたち(悪霊たち)と

これらの影響を受けた地上の人間たちのことである。

 

み使いは人間のように結婚もしなければ、子供を産むこともないからである。

み使いに文字通りの女は存在しないのである。)

 

(女と女の胤に関しても比喩であり、

女は神に仕えるみ使いたちの組織を、

女の胤の主要な方はその組織の中から地に遣わされたイエス・キリストのことである。)

 

(人間の)産みの苦しみがもたらされ、男は顔に汗して働かねばならなくなり、死を宣告された。

 

神は人に「人は善悪を知る点でわたしたちのひとりのようになった」と宣言された。

(人は善悪に関して、自らの責任を負う者となったという意味である)

 

カインによる人類最初の殺人。

  

み使いたち(蛇の胤の一部)により地に暴虐がもたらされ、

人の悪が地にあふれ、その心の考えのすべての傾向が終始ただ悪に向かうようになったため、

化肉したみ使いたちと共に地上の人々と地上の生物も滅ぼされた。

 

ノアと八人の家族と地上の動物たちの一部が生き残るようにされた。

  

アブラハムの胤(女の胤と同じ)によって地(人々)が祝福されることが述べられている。

 

結婚、夫婦の関係、頭の権、家族にエホバの道を教えるべきこと。

族長社会での統治の仕方(共同体の功績、責任)、血と命の神聖さ、人間に栄光を付してはならないなどの原則。

 

族長社会での律法、資産の譲渡の方法、長子としての権利、神への犠牲、割礼、契約の締結の仕方、義兄弟結婚、誓いを立てることなどについて示されている。

 

エノクの信仰と勇気、ノアの義と服従、アブラハムの信仰と決意と忍耐、頭としての責任、寛大さと愛情、妻であるサラの従順さと勤勉さ、ヤコブの温和な気質、ヤコブに対するヨセフの従順さ、道徳的廉直さとその勇気、獄での善良な行動、上位の権威に対する敬意、神に栄光を期すこと、兄弟に対する憐れみ、エホバのみ名を神聖なものとすることなどの教訓が示されている。

 

神によって地が形作られた後の、アダムの創造からヨセフの死までの2369年間の人間の記録である。

 

大洪水後、人の寿命は十分の一となり長く生きても100年程度となった。

アダムの生きた日数は全部で九百三十年となり、彼は死んだ。

 

参考

約束の地に関する神エホバの誓い:創1518

アブラハムによるイサクを犠牲した(しようとした)ことはイエスの犠牲の予型:創2217

アブラハムの胤が敵の門を手に入れる:創315

 

際立った点

物質の天と地の創造、および人間の住みかとして地球を整えること

罪と死が世に入る

胤が救出者となることが預言される

邪悪なみ使いたちと人間が地を損なう

神は全地球的な大洪水をもたらされる

エホバとアブラハムとの交渉

ヤコブ(イスラエル)12人の息子

命を長らえさせるためにエジプトへ下る

 

++++++++++++++++++++++++++

内容と解説

 

1章 天地創造。

神の壮大な出来事の始まり

(霊の天、人間には見えない世界において、神エホバはただ一人で居られた

初めに、一人の霊者、人の姿に似たみ使いを創造された。

(後に、神の独り子、み使い頭ミカエルと呼ばれた者を創造された。

神エホバが地上に遣わし、イエス・キリストとなり、目的を果たした後、天と地のすべての権威を与えられた。そして、天に戻り、「あなたの敵」つまり、女の胤であるイエス・キリストの敵をイエス・キリストの足台として置くまでは神の右に座しているように告げられた。

【これは、悪魔と悪霊たちを天から放逐するのは、神ご自身によるものであることを示している】

また、新しい契約の仲介者であり、神の王国の王、また、祭司でもある。

更に、神は 神の王国の14万4000人を神の養子とし、天で霊者として復活させて下さるのである。) 

 

神エホバは、この独り子を通して、

霊的天の大勢のみ使いたちを創造され、一人ひとり役割を与えた。

み座の前の海のようなもの、その周りの二十四人の長老たち、み座の周りの四つの生き物そして、

大勢のケルブたち(この中に、後に、悪魔になった者とその使いたちもいた)を創造した。

 

霊的天が完成すると、物質的な宇宙の創造を始められた。(おそらく、人間の時間で138億年前)

太陽も月も地球もこの時以降に創造された。

 

最後に、地球を形造られた(地球は既に創造されていたが、生き物が住む状態ではなかった。)

初めは、で覆われていた。

その中の地球は、全面が水で覆われていた

神の活動する力が水の面を行きめぐっていた。

 

(神が地球を形作った日の歴史。ただし、神の1日は人間の1日ではない)

一日目

光が生じるように(表面の闇が取り払われた。)

この時、地球を覆っていた水の面に光が当たるようになり、昼と夜、つまり、明るい部分と暗い部分がはっきりした。

 

二日目

水の間に大空が生じ、水と水の間に区分が出来るように

大空の上方に来る水と大空の下に来る水に区分してゆかれた

大空を天と呼んだ。

(上方に来る水は、おそらく、この時には、対流圏の最も高いところに、つまり、地上10000mの上空に厚い雲(水蒸気)の層【もしくは文字通り水の層】を造られたと思われる。

数㎞の厚い雲のような状態と考えられる。

今でも、上空が厚い雲に覆われると夜のように暗くなることもあるので、下にある水の面は暗かった。)

  

下方に来る水は地の全面を覆っていた。

そのため、下にある水の面には光が届いていなかった

 

三日目

天の下の水は一つの場所に集められた乾いた陸地が現れるように

乾いた陸地を、水の集まったところをと呼んだ。

(この時、地球全体で、いわゆる造山活動が行われ、地球のあちこちで火山の噴火が起き、島から大陸へと大きくなっていったと思われる。)

 

地は草を、種を結ぶ草木を、種が中にある果実をその種類に従って産する果実の木を、地の上に生え出させるように

(この時、まだ地上には十分光が届いていなかった。

もしかすると、微かな光は届いていたかも知れない。

天の大空の上にある水が光を遮っていた。

植物が光合成を行うには、光とCO2と水に含まれた養分が必要であるが、この時には、光が当たっていなかった。

実際、光が当たらないと草も生えにくいことは分かっている。

しかし、

最近の研究で、光がなくても光合成と同じ作用が出来るということが実験で明らかになっている)

 

四日目

天の大空に光体が生じて昼と夜とを区分するように

「それは、しるしとなり、季節のため、日と年のためのものとなる」

「それらは、天の大空にあって光体となり、地の上を照らすことになる」

神は二つの光体を、大きい方の光体は昼を、小さい方の光体は夜を支配させるために造られた。

(この時、大空の上にある水(水蒸気)を更に上空に、対流圏から成層圏まで上げたので、半透明な状態になり、光が地上まで届くようになったと思われる。

成層圏には、オゾン層(地上から20㎞から25㎞)があり紫外線を吸収して温度が上がる領域があることは知られている。

この領域に十分な水蒸気を保つと同時に光を通過させることが出来たと考えられる。

ただし、この光は、今のような強烈な光ではなく、

いわば、刷ガラスで太陽を見たような、一面薄い雲で覆われたような状態と考えられる。)

(光が地上に届くようになったので、地球の自転による1日という時間が明確になり、また、太陽の周りを公転するので、太陽の位置から季節もはっきりした

つまり、地球が初めから、およそ24.5度傾いていたということであり、公転により1年という時間も明確になった。

更に、月もおよそ27・3日間で地球を一周することもはっきり見えるようになったので、1か月という時間もはっきりした。)

 

五日目

水は生きた魂の群れを群がり出させ、飛ぶ生き物が地の上を、天の大空の表を飛ぶように

(大空の表だから、それ程、高いところを飛ぶ訳ではない)

大きな海の巨獣と水の中を動き回る生きた魂をその種類に従って群がり出させるもの、また、翼のあるあらゆる飛ぶ生き物をその種類に従って創造してゆかれた

(クジラやサメやトドなどや沢山の種類の魚を(一度に大量の産卵をする)=群がり出させ、

沢山の種類の鳥も造られた。鳥は一度に大量の卵は産まない。

地上に光が届くようになったので、地上には沢山の植物が生え動物たちの食物として備えられた。

海の中にも沢山のプランクトンも備えられていた。)

(現在、「恐竜」の化石が各地で発見されているが、聖書によると地上に巨獣が創造されていないことは明白なので、

「大きな海の巨獣」=「恐竜」と考えることは「理屈に合う」

実際、恐竜と言われている巨獣の化石が発見されているが、地上を動くには大き過ぎて、体が重く動きにくいと考えられる。

また、

地上には、キリンや像などの大型動物がいることから、マンモス位の大型動物がいたとしても不思議はない。)

 

六日目

地は生きた魂をその種類に従い、家畜と動く生き物と地の野獣をその種類に従って出すよう

(この時、地上を動くあらゆる動物を、昆虫や家畜や獣を創造された。

ただ、目には見えない菌やウィルスなどは、おそらく、三日目に既に創造していたと思われる)

(こうして、段階的に「生き物が住める環境」を整えられたのである。)

 

わたしたちの像に、わたしたちと似た様に人を造り、海の魚と天の飛ぶ生き物と家畜と全地の動くあらゆる生き物を服従させよう

子を生んで多くなり、地に満ちてそれを従わせよ

(人を天の霊者と似た体に、そして、思考力や知性も同様の状態に創造されたことが分かる。

人はその知性を用いて、魚や鳥や地の上を動くあらゆる生き物を管理することが、人間に与えた神の命令であったことが分かる。

実際、アダムの最初の仕事はそうした生き物に名前を付けることだった。)

 

人の食物として、種を結ぶ草木と種を結ぶ木の実を与えられた。

他の動物には緑の草木を与えた。

(種で増える野菜と種で増える木の実が、人の食べ物であったことが分かる。

実際、今でも、魚や動物の肉を除けば、殆どの食料はこれに属する。

後に、人は菌で増えるもの、キノコやワラビや動物の乳からチーズなどの発酵食品を作り食べるようになって行ったのである。)

 

七日目

神は創造の業を休まれた

 (それ以外については、神は活動を続けておられたのである。

特に、み使いたちと人との関わりを多く持った。

神による、見える形での人との関わりはAD100年頃で終わっている

その後は、ご自分が再び人との関わりを始めるまでは、イエス・キリストを遣わしご自分の意思を地上で成し遂げられるようにすることと、

イエス・キリストが新しい契約に入る144000人を集める業が中心となっていた。

それが、完了すると、神は再び活動を開始されるのである。

だが、八日目はまだである。) 

 

 (参考:神の創造の一日が、人間の長さで7000年であるかどうかは、はっきりとは分かっていない。

アダムの創造をBC4026とすると6000年後はAD1975であるが、その時には、特に目立った出来事は生じてはいない。

【西暦0年は存在しない点に留意すること。BC1年の翌年はAD1年である】

残りの1000年はキリストの千年統治に当てられることになっている】 

 

ただ、人間の目には見えないだけ、分からないだけかも知れないが・・・。

 

イエス・キリストが言われた、「事物の体制の終結のしるし」と思われるものが、AD1914頃から見受けられるようになって来ている。

だが、これらのしるしは、歴史上繰り返されて来た出来事と同じであるため、識別力が求められている。

その時、二度と起きないような大患難があると言われたが、その日と時刻については、父だけが知っていると言われ、

また、人の子の臨在もノアの日のように、人々が注意を全く払っていない時に来ると言われた。

人の子は思わぬ時刻に来ると断言された。

 

【このことから、1914年や1975年のように、人間が予期した時に「出来事(預言)は生じない」ことは明白である】

【2022年の2月ロシアによるウクライナ侵攻、2023年10月のハマスによるイスラエル攻撃などにより、世界が二つに分断されていることがより明白になって来ており、ダニエル書の預言も十分に考慮すべき時と言える。
第一次世界大戦により、ドイツ帝国、ロシア帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国などのいくつかの帝国 が消滅したと言われ、
いわゆる、
ローマ帝国の末裔の終結と考えられ、(6番目の王-啓示17:10)
第二次世界大戦がソ連によるポーランド侵攻により勃発し、その後イギリスとフランスがドイツに宣戦布告したことで拡大して行き、特に第二次世界大戦後はアメリカによる国連主導は、最初の野獣を復活させた別の野獣の様相を呈している。
この間に、スペイン風邪などの疫病が発生し経済の危機も生じ人々は飢えと苦しみと病に置かれた。


こうして、
100年余りの間に、東西(南北)に分断された戦いが生じたのは3度目であり、コロナによるパンデミックに乗じてロシアがウクライナに侵攻し、直接戦争のためではなく、人間の利害のために飢えや苦しみを生じさせた。

加えて、地震の頻度も歴史上最も多く、コロナなどのパンデミックもおよそ3年半生じた。
第一次世界大戦前には、ペストやコレラが、第一次世界大戦中にはスペイン風邪が生じている。
更に、どの国でも政府に対するデモが頻発しており、犯罪も非常に多発している。


こうしたことは、
イエスの言われた「
事物の体制の終結のしるし」と言えるかも知れない。
加えて、ヨハネへの啓示の書に記されている、七つの封印の巻物、七つのラッパと出来事が合致し、
そして、最後の七つの災厄がこれから起ころうとしている段階と考えられる】

 

それで、イエス・キリストは「あなた方も用意の出来ていることを示すように」と言われた。

花嫁が支度を整えるように、クリスチャンも、何時主イエス・キリストが来られても良いように、その備えをしているようにと命令された。

それで、今は、終わりの日のしるしとクリスチャンとしてイエス・キリストが何時来られても良いようにその備えをすることとの両方に集中すべき時であると言える)

 

神の王国に入る人を集める業が完了すると(既に完了していると思われる)、

神が再び全地に対して活動を開始され、いよいよ事物の体制の終結に突き進むことになっている

 そして、悪魔が捕えられ、イエス・キリストの千年統治が始まり、千年の終わりに悪魔が解き放たれ、地上の人々に最後の試みが生じ、悪魔と共に命の書に記されなかった人々は火と硫黄で燃える湖に投げ込まれ永遠の滅びに至ることになっている。 

 

、人類の置かれている時点は、

イエス・キリストの千年統治の始まる直前にいると推測されている。

つまり、

七日目は「まだ終わっていない」ということである

 

八日目の始まり

その後、神による創造が再開され、

新しい天と新しい地と新しいエルサレムを創造されることになっている。

そこに住む人々は、神とイエス・キリストの元から流れ出る川の水とその川の両側にある木の実によって永遠に生きるのである。

 

++++++++++++++++++++++++++

2章 アダムの創造と一つのおきて。
神は創造の業を完了させ、
休みに入られた
(これは、人間との関わりも休まれたということではない)

 

地上には雨は一度も降っておらず、ただ霧が立ち込める程度だった。
神はアダムを地面の塵から創造された
神がアダムの鼻から命の息を吹き込むと生きた魂となった。

(これは、命は呼吸によって支えられていることであり、生きた魂とは、活動する肉体となったということである。
魂と霊とは全く別のものであることを示している。)

 

神はアダムを特定の場所に、人が住むのにふさわしい園を作り、そこに住まわせ、耕させ、食物として実のなる樹を備えられた。
(これは全地がまだ荒涼としていたからである)
(野菜と木の実が食べ物のすべてだったことが分かる)
(園の場所は、聖書の記述からユーフラテス川の上流、現在のアルメニア、トルコ、シリア、イラク、イランに囲まれた現在の大小のアララト山の麓付近と考えられる。
ノアの箱舟が大洪水後に着いたアララトの山と同じと考えることは道理に適っている。

理由は、
アダムの子孫もここから全地に広がる予定だったからであり、
ノアの子孫、つまり、全人類はここから世界中に広がったことは明白である。
ニムロデが活動したアッシリアとバベルやアブラハムが最初に住んでいたウルも、ユーフラテス川やチグリス川沿いであった。)

 

そして、園の真ん中に「命の木」に加えて「善悪の知識の木」を生えさせ、
善悪の知識の木」の実から食べてはならず食べる日に必ず死ぬと警告された。
また、
アダムはすべての家畜と天の飛ぶ生き物と野のあらゆる野獣に名を付けるという仕事を命じられていた。

(これは、後に地球を管理するための準備であった)

 

その後、アダムの助け手としてエバ(女)を、アダムのあばら骨の一つから造り上げアダムのところへ連れて行った。
(これは、女も男と同じ遺伝子を持つ人間であることを示している。
ただ、肉体的構造の一部と仕組みが異なるだけである。
男と女の違いは、
エバが罪を犯した時に、神が裁きを言い渡したことから明白である)

  

「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き、ふたりは一体となる」と言われた。
(これは、主に子供を設けることを述べている。
基本的には
一夫一婦制と考えて良い。)
  

ふたりは、共に裸のままであったが恥ずかしいとは思わなかった。
(アダムが創造された時は、
地球全体は温暖な気候で裸でも寒いとは感じないような環境であったことを示している。
また、他の動物と同じように裸のままであった。)

  
(最初の人間アダムは
初めから神と話しており、知識もある程度持っていたことを示している。
エバも同様であった。

二人は、初めから話すことが出来たのである。

これは、
天のみ使いたちも
初めから完成された者として創造されたことと同じである。
天のみ使いたちは、
初めから「大人」であり、また、死ぬことのない存在である。

食べたら死ぬと警告されたことは、
アダムとエバもみ使いたちと同様に
死ぬことのない存在だったことを示している。)

 

3章に続く。