知恵を求める人のためのブログです。
昔より、今の時代、
生き辛くさせている要因は、
科学技術の発展により文明が進歩して来たからに他なりません。
「ン、それはおかしい」と思う人も少なくないと思います。
科学技術の発展は、
人類の幸福を目指したものですから、
そのように思うのも「もっとも」です。
おそらく、殆どの人は、
科学技術が発展すれば「人類は平和で幸福になれる」と信じて来たと思います。
これを信じて、
多くの科学者たちは「人類のために」と思って研究開発を続けて来たのです。
数学、物理、化学などの分野での進歩により、
その知識を応用し、基礎となるアイデアを作り上げ、
それを新しい製品に繋げ商品化し大衆に提供して来たことは周知の事実です。
近年では、
太陽光発電やリチウムバッテリーなどです。
ICつまり半導体の分野での発展は、
もはやなくてはならない物そのものです。
コロナのmRNAワクチンという物質のアイデアもそうです。
最初は見向きもされなかった「技術」がコロナでその「必要性」が求められました。
そして、
これらを活用し「新しい製品」が次々と誕生し、
生活そのものを「激変」させています。
ところが、
「新しい製品」主に
スマホやAIなどの便利グッズが世の中に出現すると、
それを素早く、上手く活用するのは、
何時の時代も「若者」であり、
そういう「若者」の「力」が社会を動かしていくものです。
実は、
こうした若者を取り込む製品が、
「若者たちを生き辛く」させているのです。
こうしたことに「気が付いている人」はどれだけいるでしょうか?
「生き辛い」ということは、
人間として「自然な生き方、活動」が難しい状況に「ある、あるいは置かれている」ということなのです。
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便利グッズだから「活動」活動しやすくなったり、範囲が広がるだろうと言われると思います。
しかし、
それが、「思考を固定化」させている場合もあるのです。
なければ、
いろいろ工夫をするものですが、
便利グッズが登場し、それを使うと「手放せなく」なってしまうのです。
勿論、
こうした「グッズ」を利用することで、
やりたいことが「更に先に進む」ことにもなるものです。
こうしたことは、
「悪いこと」ではありません。
人間の活動として「当然」のことです。
しかし、
例えば、
何処にいても、不便な田舎にいても、
スマホは何処でも通じ、ネットとも繋がっているので、
気分は都会にいる時と何ら変わりません。
自然豊かな暮らしを求め里山や過疎地に移り住んだとしても、
自然な暮らしの中に「便利さ」「効率」を求めてしまうのです。
こうしたことは「進歩的」なことではありますが、
自然の暮らしを「妨げる」ものです。
今の若者たちは、
田舎に移り住んでも、
都会での便利な生活や考え方から抜け出ることが出来ないのです。
そのため、
時には、
田舎に移り住んだ理由、目的を忘れ、
田舎暮らしに付いて行けなくなるということが生じることもあるのです。
田舎に来て環境を変えても「心の中では」都会と同じ便利な暮らしを求めているのです。
今の若者は、
便利なものを活用することには長けていますが、
自らが汗水たらして苦労するということが難しいのです。
一時は出来ても長続きはしないのです。
効率や便利で楽な暮らしを求めてしまうからです。
辛い労働は「無駄なこと」と思ったり、
精神的に「苦手」なのです。
今更、世の中を変えることは出来ませんから、
仕方がないことのように思えます。
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田舎などの、いわば未開の土地のような場所に行って、
現代の「様々な道具や物」を用いて、
作業を「楽で、簡単」にしたり、
効率を上げたり、
いろんな物を作ったりすることは、
「良いこと」です。
現実のそうして「作物の収穫量」を増やしたり、
土地の有効活用をしています。
「空き家」対策でも「有効」です。
ただ、
そのための「資金」が必要でもあります。
お金がなければ、
良いアイデアも実現出来ないのです。
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しかし、
中には「考え方」を変え、
田舎暮らしで成功している家族もいます。
それでも、
子供たちが成長し、
都会に希望を見出すことは「時間の問題」であり、
進学も当然都会の「良い学校」にしたいと思うものです。
こうして、
折角始めた「良い暮らし」も、
子供たちは、
親が元居た「場所」に、
つまり、
便利で暮らしやすい都会、
自分の能力を高めてくれる場所に
戻ってしまうことは「良くあること」です。
もはや、何処に住んでも「思うようにはいかない」ものです。
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こうしたことに加えて、
物価高による経済的困難、
進学の難しさ、
成績などの優劣の差、
スポーツや何らかの優れた特技を持つ「マイノリティー」、
親の収入による格差がそのまま子供の格差に繋がっている、
自分の適性や能力に合わない就職、
芸能人やスポーツ選手などを見て「幻想」を抱くこと、
若者たちの「進路」の高低も幅も「広がり過ぎて」いること、
などなど、
様々な要因も、
生きることを難しくし、
生き辛さの原因となっています。
すべての原因は、
人類の幸福を求めた、
科学技術の発展により文明が進歩して来たことにあるのです。
悪いとは言っていません。
ただ、
いわゆる時代の進歩が、
生き辛さの要因であり、
その進歩のレベルに達するのに「高い能力と努力とお金」が必要になり、
それに付いて行くことが、
進歩と共に難しくなっていると言いたいのです。
今の子供たちやこれから生まれてくる子供たちは、
初めから、
しかも、急激に「高度な知識や技術」を身に付けなければならないのです。
丁度、
今、企業ではAI技術やプログラミングの能力の高い人を求めているように、
そうした人材になるには「高い能力と努力」が必要なのです。
こうしたことに、
付いていけない若者は、
場合によっては「犯罪」に走るかも知れません。
現実に、
直ぐに「キレる」人が増えており、
犯罪も増加しています。
若者たちにとって、
現代は「生き辛い」ものなのです。
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マヤ文明やインカ文明は、
おそらく、
高度な知恵を持ち、
理想の暮らしをしていたと思われます。
しかし、
インカ文明は、
スペインの侵略者たちによって「滅ぼされてしまいました」
マヤ文明が衰退した理由は分かっていません。
また、
インドとパキスタンの国境(インドよりの高地)にある「旧ラダック王国」では、
文明が入る以前のこの地の暮らしは、
1975年頃までは「のどかで平和」な昔ながらの村のような所でした。
しかし、
文明が入り、お金を用いるようになってから、
若者たちは便利で楽な(ように見える)都会に憧れ、村を出て行き、
欲しいものを手に入れるため「お金に執着」するようになってしまい、
昔ながらの生活を貧しい生活として「切り捨て」てしまったのです。
昔は、
殆どが自給自足で、
お金も電気を不要だったのです。
その暮らしを変えたのが、
文明の侵略だったのです。
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人類は、
より良い生活を求めながら、
現実は、
自分たちの暮らしを「生き辛い」ものにしているのです。
この「大いなる矛盾」は一体どこから来るのでしょうか?
人間の知恵の「愚かさ」から来るのでしょうか?
人間は、
自らを賢いと思いつつ、
やっていることは「愚かなこと」だということに、
「いつ気が付く」のでしょうか?
プーチンのやっていることも、
バイデンがやっていることも、
岸田がやっていることも、
習近平がやっていることも、
金正恩がやっていることも、
・・・
皆「愚かなこと」です。
国家間の政治の駆け引き、争い、経済の競争、金融政策(操作)、
国内の勢力争い、反対勢力、経済対策、
などなど、すべて「愚かなこと」です。
進歩と言いながら、
地球環境を破壊し、最新科学技術で「戦争」をし、ネットを介して「多額のお金を盗んだり」、誹謗中傷をしたり、フェイクを拡散させたり、犯罪の温床としたり・・・
科学技術の進歩は、
人類に「益」より「悪」をもたらしていると言っても過言ではありません。
ですが、
この世界から「逃れ出る」ことは出来ません。
いわば「沈みゆく大きな客船」から「脱出」出来ないのです。
ただ、
中には救命ボートに乗れる人がいるかも知れません。
その人は「ラッキー」だと言えるでしょう。
人類は、正に「タイタニック号」に乗船しているのと同じなのです。
その日は突然やって来ました。
しかも、
当時は(現在の設計でも)「不沈船」として宣伝されていたのです。
そのため、乗客は「安心し切っていた」のです。
氷山に衝突した時にも、
船が沈むとは思わず、何もしなかったと言われています。
船が傾いて、
乗客が「慌て」ましたが、
その時には「遅かった」のです。
大勢の人が亡くなりました。