知恵を求める人のためのブログです。

Z世代とは

「1990年半ばから2010年代生まれの世代」を指すことが一般的で

 す。
 実年齢としては、大体25歳以下の若い世代を指すことが多いと言わ

 れています。

 

 インターネット環境での情報を収集し、

  それを「鵜呑みにする」「反応する」世代でもあります。

 

ミレニアル世代とは

 1980年から1995年の間に生まれた世代と定義されることが多く、 

 大体25歳から40歳ぐらいの世代を指しています。
 この世代は「IT化・デジタル化が成長した時代」で育っていて、

 インターネット環境の変化やサービスの変化に触れながら育ってお

 り、ITリテラシーの高い世代です

 

ミレニアル世代は、

 IT技術の進歩、発展と共に育って来た世代

 文字通りIT技術に最も詳しい世代です。

 

一方、Z世代は、

 ミレニアル世代が開発した製品を使いこなす世代

 使いこなすことに長けた世代です。

 

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次に、漫画の影響を考えて見ますと、

 

日本では、

 戦後、手塚治などを代表とする「漫画」が急速に拡大してきまし

 た。

 そのため、

 大人でも漫画にハマっている人がいるくらいです。

 

歴史漫画、教育的漫画、劇画、空想漫画、学園漫画、スポーツ漫画、恋愛漫画、女の子のための漫画など様々な分野の漫画が登場しています。

 

こうした漫画の影響は非常に「大きい」です。

 

特に、スポーツでは、漫画に刺激されてスポーツに熱中した人も少なくありません。

 

そのため、

 漫画の中で表現される、

 戦いの場面、戦う気持ち、あるいは、言い方、ファッション、

 更には、

 激昂、暴力、あるは、恋愛、男女関係、などが

 いわば、

 空想の世界が、

 漫画を見る人々の「頭の中に浸透」しています。

 

そのため、

 ある若者たちは、

 現実非現実が「区別」付かない人さえいると思われます。

 

 つまり、

 想像や空想では「何でも出来てしまう」ので、

 現実的でない発言や突飛な行動もしばしばなのです。

 

こうした特徴が顕著なのがZ世代なのです。

 ミレニアル世代やそれ以前の世代には「分別」がありました。

 Z世代には、この「分別」が欠けているのです。

 

今では、ネット時代になり、

 ネットから「あらゆる情報」を入手し、

 極端な話、机上では「核兵器」さえ作ることが出来るのです。

 

 安倍晋三を殺害した人は、

 ネットで作り方を学び、工作し、実行したのです。

 

 やろうと思えば「誰にでも出来る」時代となりました。

 

問題は、

 誰にでも出来る人々の

 「気持ち、考え」などです。

 

 極普通の人のように思える人が、

 殺そうと思い安倍晋三を殺害することが出来て

 しまったのです。

 

漫画の影響はこうした点にも「大きな影響」を与えているのです。

 普段は決して使わない「ことば」だったり、

 ケンカ、暴力、いじめ、仕返しなどを漫画から学び

 実際、それを学校や会社でやっているのです。

 

また、

 ゲームを通して「戦い」を学び、

 相手を倒すこと、人を殺すことを何とも思わなくなってしまってい

 るのです。

 

こうしたことは、

日本の時代劇ドラマや映画などの影響もあります。

いわゆる、勧善懲悪の世界では、

 悪人を懲らしめたり殺すことが最終場面となっていることが多いも

 のです。

 

アメリカの「西部劇」もそうです。

 西部劇の白人は「侵略者」であり、

 彼らに正義はないのに、

 勝手に「白人の理屈」を持ち出して、

  原住民であるインディアンを

  客観的な法律を持たない野蛮人として、

  抑圧し、殺して来たのです。

 

(これは現実であり、それを映画の中でヒーローやヒロインを作り出

 し、

 インディアンたちの不法、暴力などを誇張し、

 社会に「白人の正義」を植え付けようとして来たのです)

 

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白人の「身勝手な正義」について、

付け加えるなら、

 

アメリカ軍による原爆投下の「正義」を、

 今でも信じているアメリカ人は多いです。

 

 原爆投下は「戦争犯罪」です。

 あれほど残虐な殺戮が「罰せられない」ことは「異常」なこと

 す。

 ドイツのホロコースト、ソ連のポーランド虐殺なども同様です。

 日本の南京大虐殺もです。

 

東京裁判で、

 連合国側の裁判官は、

 命令に従ってアメリカ人捕虜を殺害した兵士を「死刑」にしまし

 た。

 命令した人も「死刑」にされました。

 

 これよりも、酷いことをした

 トルーマンとその命令を実行した兵士たちが「何の罪にも問われな

 い」ことは「異常」なことです。

 

 実際、

 連合国側の判事にアメリカ人はいませんでした

 なぜなら、途中から判事を降りてしまったからです。

 

 これは、

 明らかに、原爆投下の責任といわゆる戦犯者の責任を比較された場

 合のことを避けるためだったのです。

 

真実を知った

 今のアメリカ人で原爆投下、ミサイルを正当化する者は殆どいませ

 ん

 

もし、

 終戦直後、すべてを明らかにされていれば

 トルーマンの戦争犯罪は免れなかったでしょう

 当然、

 原爆を投下した兵士たちもです。

 マッカーサーはこれを「隠ぺい」したのです。

 

東京裁判では、

 命令に従った兵士に対して「拒否することは出来た」と判事たちは

 主張しました。

 

原爆投下をした兵士にも同様のことが言えるでしょう。

 

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映画「ゴットファーザー」は力の世界の描写であり、

「アンタッチャブル」は正義の行使の描写であり、

「アラン・ラッド」「ダーテー・ハリー」なども同様です。

 

こうして、

人は「正義」のためには「人を殺しても良い」という考えが植え付けられているのです。

 

漫画しかり、映画しかり、

人々に与える影響は「非常に大きい」のです。

 

本による影響も大きいですが、

 視覚による影響は「もっと大きい」のです。

 

ですから、

上記のような映画や漫画を製作した人々には、

「非常に大きな責任」があると言えます。

勿論、

 映画を観、漫画を読んで「影響」を受け、

 そうした考えを現実の中で抱いて実行した人にも責任はあります

 

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最も問題なのは

 いわゆるZ世代たちが

  ネットの情報を鵜呑みにして、

  確かめることもなしに、

  間違っているかも知れない、その「情報」で

  嘘を拡散したり、誹謗中傷したり、殺害したりしていること

  す。

 

 これは「現実の出来事」です。