知恵を求める人のためのブログです。

(16)2つ足という事 

 2つ足とは、

 太刀を1つ打つうちに、足は2つ運ぶということである。 

  太刀に乗り、はずし、継ぐも引くも、

  足は2つ運ぶということである。 

 

 太刀を1つ打つのに、

  足を1つずつ運んでいては、

  体の動きが止まってしまい、自由がきかなくなる。 

 

 2つ足を運ぶということは、

  常に歩くような足の使い方をすることである。 

 

 このことはよくよく工夫すべきである。 

(17)剣を踏むという事 

 敵の太刀の先を足で踏みつけるという心である。 

 敵の打ちかかる太刀のいきつく先を、

  我が左の足で踏みつける心である。

 

 踏みつけるとき、

  太刀でも、体でも、心でも、先に仕掛ければ、

  どのようにも勝つことができる。 

 

 この心がなければ、ばたばたとして、うまくいかない。 

 

 足はゆったりとしていることもある。 

 

 剣を踏むことは何度もあることではない。 

 

 このことはよくよく工夫すべきである。 

(18)陰を押えるという事 

 敵の身の内(目に見えない部分や動き=陰)を見れば、

  心の余っているところ(強く備えが十分なところ)と、

  心の不足しているところ(弱く備えが不十分なところ)があるこ

  とが分かる。 

 心の余ったところに注意して、

  心の不足しているところが反映されている部分を攻めれば、

  敵は体勢やタイミングをはずしてしまい、

  用意に勝つことができる。 

 

  けれども、わが心を残し、

  攻める部分を十分に見極めることが肝心である。

 

 このことはよくよく工夫すべきである。 

(19)影を動かすという事 

 影とは太陽の影のこと、目に見える動きのことである。

 

 敵が太刀を後ろにしたりして(太刀を見えないようにして)体を前

 にだして構えるときは、

 

 心は見えない敵の太刀をおさえ、

 体は自然体にして、敵の動きの兆しがあるところを、

  我が太刀で打てば、必ず敵の体が動き出すものである。

  敵が動き出せば、勝つことは簡単なことである。 

  以前はそうはしなかった。

 

 今は、こだわってしまう心を嫌い、敵の動きの兆しをみて打つ。 

 

 よくよく工夫してみることである。 

(20)弦をはずすという事 

 弦とは弓の弦、つるのことである。 

 

 弦をはずすということは、

  敵も我も互いに強く引っ張り合っているときの対処法である。

 

 体でも、太刀でも、足でも、心でも、この強く引っ張り合っている

 関係を、

  はやくはずすことである。

 

  敵にとっては想定外の動きになるので、うまくはずすことができ

 る。 

 

 工夫すべきことである。