水の巻 二天一流の兵法の道理(27-31)
27 ねばるとは-自分の太刀を相手の太刀につけて離れないような心

  持のことである。

28 体当たりとは-自分の左肩で相手の胸に勢いをつけて強く当たる

  ことである。

29 三つの受け方とは-
  第一の受け方-自分の太刀で相手の目をつくようにし、相手の太

  刀を自分の右側に外す
 

  第二の受け方-相手の右目をつくようにし、相手の首を挟むよう

  な気持ちで付きかける
 

  第三の受け方-短い太刀で打ってきた時には、受ける太刀はそれ

  ほど気にせず、左手で相手の顔を突くようにして入り込む
 

  いずれの場合も、左手を握り、その拳で相手の顔を突く気持ちで

  いることである。

30 顔を刺すとは-絶えず相手の顔を自分の太刀の先で突く気持ちで

  いることである。

31 心臓を刺すとは-どうしても相手を斬ることが出来ない時に、太

  刀のみねを真直ぐに相手に見せるように切先を下げ、太刀の切先

  がゆがまないように引いておいて、相手の胸を突くことである。