軍形篇-5 勝兵は鎰をもって銖を称るがごとし

  戦争の勝敗を決める要素とは、

  1-国土の広狭

  2-資源の多寡

  3-人口の多少

  4-戦力の強弱

  5-勝敗の帰趨(勝敗の落ち着くところ)

  戦争の勝敗は、戦力の強弱によるが、戦力の強弱は国土の広狭に

  より決まるものであるということである。

  つまり、戦争は、鎰対銖(5百対1)のように圧倒的な大差があ

  れば無理なく自然に勝てるという考えである。

  また、態勢を整えるとは、大きなダムに満々と水を貯えるような

  もので、貯めた水を一気に下流に流すように、一気に敵を圧倒し

  て勝利する態勢のことである。