知恵を求める人のためのブログでうす。
この記事は、あくまでも一般市民としての思いです。
政治的な意図は微塵もありません。
国内では思うが儘に政治を行っている高市早苗ですが、一つの言葉の扱いで中国、韓国に反感を抱かれています。
こうしたことは、石破内閣では全く聞かれなかったことです。
この点は、高市の「驕り」であることは言うまでもないことです。
つい、心にある「本音」が出てしまうのです。
高市は、麻生太郎や安倍晋三などが考えている「日本の政治の在り方」を良いと思っていますが間違った方向を向いているのでこのようなことが起きるのです。
高市はかつての強い自民党内閣の在り方を参考にしていることは明白です。
そこに自分の考えを付け加えて政治を行っているのです。
これに対して、石破は国内外の政治に関して、常に国民を意識し、かつ、相手と平和的に物事を解決するように努力していました。
しかし、高市は唯我独尊で、他を顧みず自分の思うことを行っています。
少し軽薄な面があります。
約束を守るという姿勢は「政治家としては当然」(これを蔑ろに政治家が多いのも事実です)で、それに向けて努力してはいますが、果たしてその約束が果たせなかった時にどのように約束した相手や国民に「言い訳」をするのでしょうか。
自分が首相になりたいばかりに日本維新の会の政策を受け入れ約束したことが実現出来なければ、高市は嘘つき呼ばわりされ一気に信用を失うことになります。
今の政権は動き出してたばかりですが、高市は「自分の思いや考え」を露骨に出し、「強いレーダシップ」を発揮しているつもりでしょうが、国会議員やメディアや国民に「一つのイメージ」を作り上げてしまいました。
もはや、このイメージに縛られ「身動きが取れなくなる」時がいずれ来る状況を自ら作ってしまったのです。
孫子は「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言い、これを実践し生涯一度も負けませんでした。
常に、有能な将軍などの「戦いの意気込み」などを抑え、また、必勝の時期と状況を見定め戦いをコントロールしていました。
時には、間者(スパイ)を放ち、時には伏兵(待ち伏せ)を置き、時には持久戦に持ち込み、また、地形や戦う相手の国の状況、指揮官の性格や状態など様々な状況を適切に判断し決断し実行して、常に勝利を収めて来たのです。
しかし、常に戦い相手を倒した訳でもはありません。
特に、相手が「背水の陣」などを敷き「必死」になっている時には決して攻撃をさせませんでした。
それは、敵味方の損傷が激しいからです。
高市のやり方を見ていると、敵に自分のすべてを「曝け出して」戦っているようなもの、愚かに見えます。
政治は「常に、策略と駆け引きとタイミング」なのです。
トランプのような「力の政治」は単なる「愚かな独裁者」に過ぎません。
この点、石破は「良く戦った」のですが、「慎重」し過ぎて、国民の支持を得ることが出来ませんでした。
この場合は、国民が愚かだったのです。
(参考:社会に勢いがある時や平和な時には、石破政権のような政権は誕生しません。
政治に問題があったから、石破政権が誕生したのです。
時節が、石破を選んだのです。
同じように、
時節が高市政権を誕生させたのです。
このように考えると、
石破の登場も高市の登場も、運命的ですが、「政治や社会や世界の大きなうねり」がそうさせたので
す。
こうしたことは、「後になって分かる」ことです。
丁度、聖書の預言と成就のように。
時節を読み先を予告する「四柱推命」や「易」などによれば、高市の今後は自ずと先が見えていま
す。
石破、高市の例は、分かり易い例と言えます。
かの有名な孔子は、その国の政治に腐敗などがあった時には、宰相としての働きは有効でしたが、
平和になると権力者や国民からの人気は不評でその地位を去ったものです。
あなたは知っていましたか?)
さてさて、カメラの前では「笑顔を振りまいている」高市ですが今後どのように対応するのでしょうか。
その能力と手腕が発揮される時です。
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参考
石破政権が国民に人気がなかったのは、スーパーヒーローのような強く強健な政治ではなく「政治の本質」を行ったからです。
丁度清廉で真面目な人に人気が集まらないように。
高市のような、安倍晋三のような、あるいは、田中角栄のような「強引な政治」は批判も受けますが人気もあるのです。
野球に例えれば、
地道に堅実なプレーに徹する選手は目立ちませんし人気もイマイチですが、プレーが下手でもホームランを打つ選手は目立ち人気もあるものです。
人柄としても前者の方が後者の乱暴者より優れているのですが人気が余りないのです。
前者はいわゆる「玄人はだし」と言われ、専門家や評論家には好まれる人です。
石破は堅実なプレーを行い、高市はホームランを狙っているのです。
ホームランはいつも打てる訳ではないのです。
それに対して、ヒットは常に打てる確率は高いのです。
ですから、大谷翔平は人気があるのです。
一方で、イチローのようなヒットメーカーや守備の人が人気を得ることは希なのです。
私から見れば、高市は思い込みが強く、勢いのある若者のような感があります。
つまり、無知と思い込みだけで政治を行っている[ように見える]ということです。
勢いのある若者は何かをすると「世間を騒がせます」が、それに対する批判も多く、いろいろと波風が立つものです。
しかし、その後は大抵、経験を積み、政治の世界が「身に染みてくる」と今とは真逆に「慎重になってくる」ものです。
さて、あなたはどちらが好みですか?
堅実な方ですか、それとも、スーパーヒーローですか。
華々しいのは後者(高市)ですが、平和で安定しているのは前者(石破)の方です。
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追記
今回の高市の発言には、高市の中国に対する「心の中の蔑視」から出たものと思われます。
つまり、高市の心の中には、アメリカを重視していれば「善い」という考えが強く、中国や韓国を軽視しているということです。
この点が軽薄なのです。
中国は、高市の中国に対する迂闊な刺激により、日本経済や政治に強いメッセージ、あるいは、警告を発したものと思われます。
勿論、中国は日本を経済的にはアメリカと同等に重視していますが、政治的には「取るに足りない相手」としか見ていないことは事実です。
更には、11月20日前後の中国の日本に対する対応は日米間の強化に対する対抗策の一環であるとも推測されます。
中国政府が日本に「何かを仕掛ける」時には、必ずアメリカを意識しているからです。
中国政府の日本に対する姿勢は、日本に対するというよりは間接的にアメリカに対するものと見なすべきです。
また、北朝鮮が「例によって、日本を刺激しどのような対応をするか」を窺うために、ミサイルを発射しましたが、政治的には殆ど無関心を示しました。
つまり、北朝鮮を高市や日本の政治家は軽視しているということです。
日中間が険悪になることにより、中東やウクライナへの支援などを弱体化させ、さらには、ロシアへの圧力を低下させる狙いもあると思われます。
アメリカにはさほどの影響がないように見えますが、おそらく、中国からアメリカへの半導体の輸出などの減少も含めて、中国はロシアに代わって、アメリカを裏から牽制する姿勢を見せたものと思われます。
もし、石破政権が継続していればこのようなことにはならなかったことは明らかです。
これは、安倍晋三の外交重視の姿勢を高市が継承したことによる弊害です。
自民党のガンとも言える議員たちは未だにかつての中国をイメージし対応していることもその要因の一つです。
今更ですが、なぜ石破は衆議院の解散に踏み切らなかったのかと思います。
高市になって日本の立場が非常に不安定なものになってしまったのです。
つまり、安倍晋三や高市のようにアメリカとの連携重視を「露骨に表明」すると、中国の反発を招くのです。
こうしことは、政治家でなくとも分かっている事柄です。
とはいえ、世界の潮流から見ればこうしたことは「ちっぽけなこと」です。
世界の大きなうねりというか流れの中の小さな出来事、しみかにきびのようなものです。
世界の潮流は以下の通りなのです。
ペルシャ時代からですが。(少し長いです)
ダニエル9:20-12:4
20 わたしがまだ話し,祈り,自分の罪また自分の民イスラエルの罪を告白し,わたしの神の聖なる山に関して恵みを請う願いを自分の神エホバのみ前にささげている間,
21 まだ祈りの中で話している[間]に,わたしが幻の中で始めに見た人ガブリエルが,疲労しきって,夕方の供え物をする時分にわたしのそばにやって来るのであった。
(疲労しきったのは、[み使い]ガブリエルではなく、祈りをしているダニエルです)
22 そうして彼は[わたしに]理解を得させながら,わたしと話してこう言った。
「ダニエルよ,今わたしは,理解とともに洞察力をもあなたに得させるために出て来た。
23 あなたの懇願が始まった時にひとつの言葉が発せられ,報告を行なうためにわたし自らここに来た。
(この言葉を発したのは[神]です。ダニエルはそれを伝えるためにダニエルの元に遣わされたので
す)
あなたは大いに望ましい人だからである。ゆえにこの事をよく考え,見た事柄について理解を得よ。
24 「あなたの民とあなたの聖なる都市に関して定められた七十週がある。これは,違犯を終結させ,罪を終わらせ,とがの贖いをし,定めのない時に至る義を携え入り,幻と預言者とに証印を押し,聖の聖なる所に油をそそぐためである。
25 そして,あなたが知り,また洞察するべきことであるが,エルサレムを修復して建て直せという言葉が発せられてから指導者であるメシアまでに,七週,そしてさらに六十二週があるであろう。それは元どおりにされ,公共広場や堀と共にまさしく建て直されるが,それは苦境の時になされるであろう。
26 「そして,その六十二週の後にメシアは断たれる。自らのためには何も持たないであろう。
「そして,その都市と聖なる場所とは,やって来るひとりの指導者の民がこれを滅びに至らせる。それで,その終わりは洪水によるものとなる。そして,終わりに至るまで戦争がある。定められているものは荒廃である。
27 「また彼は多くの者のために一週のあいだ契約の効力を保たねばならない。そして,週の半ばに,彼は犠牲と供え物とを絶えさせる。
「また,嫌悪すべきものの翼の上には,荒廃をもたらす者がいるであろう。そして,絶滅に至るまでは,定められている事柄が,荒廃に横たわるものの上にも常に注ぎ出されるであろう」。
(これは、メシアであるイエス・キリストに関する預言です。既におよそ1990年前に成就した出来事です)
10章
ペルシャの王キュロスの第三年,その名をベルテシャザルと呼ばれていたダニエルに啓示された事柄があった。その事柄は真実であり,大きな戦があった。そして彼はその事柄を理解し,自分の見たものに関して理解を得ていた。
(これは、ダニエルがこの預言を啓示された年を明確にしたものです)
2 そのころわたしダニエルはまる三週間の喪に服していた。
3 美味なパンは食べず,肉もぶどう酒も口に入れず,まる三週間を終えるまでは身に油を塗ることもしなかった。
4 そして,第一の月の二十四日,わたしが大川つまりヒデケルの岸にいた時であるが,
5 目を上げて見ると,そこに,亜麻布をまとい,ウファズの金を腰に帯びたひとりの人がいた。
6 そして,その者の体は貴かんらん石のようであり,その顔は稲妻の現われのようであった。その目は燃えるたいまつのようであり,その腕と足の立つ所とは磨き上げた銅を眺めるようであった。その言葉の響きは群衆のどよめきのようであった。
7 そして,わたし,つまりこのダニエルだけがその姿を見た。その時わたしと一緒にいた人々は,その姿を見なかった。それでも,それらの者たちには非常なおののきが臨み,彼らは逃げて行って身を隠すのであった。
8 それで,このわたしだけがそこに残り,それによってこの大いなる姿を見た。そして,わたしには何の力も残っておらず,わたしの威厳はわたしにあって滅びに変わり,わたしは何の力も保っていなかった。
9 そしてわたしにはその人の言葉の響きが聞こえてきた。だが,その言葉の響きを聞いているうちに,わたしは,ひれ伏して顔を地に付けたまま深く眠ってしまっていた。
10 すると,見よ,ひとつの手があってわたしに触れ,それが少しずつわたしを起こして,ひざと両手のひらで[起き上がらせ]てくれた。
11 そうして彼はわたしにこう言った。
「ダニエル,大いに望ましい人よ,わたしが話している言葉について理解を得よ。そして,あなたの立っていた所に立ち上がるように。わたしは今,あなたのところに遣わされてきたのである」。
それで,彼がこの言葉を語った時,わたしはそのとおりに立ち上がったが,身は震えていた。
12 すると彼はなおもこう言った。「ダニエルよ,恐れることはない。あなたが自分の心を理解力に,そしてあなたの神の前で身を低くすることに向けた最初の日以来,あなたの言葉は聞かれているからである。わたし自身あなたの言葉のゆえにここに来た。
13 しかし,ペルシャの王土の君が二十一日間わたしに逆らって立ちつづけた。すると,見よ,主立った君のひとりミカエルがわたしを助けに来た。それでわたしはそこにいて,ペルシャの王たちの傍らにとどまった。
(ペルシャの王土の君はこの神のみ使いに逆らって立ち続けたことから、人間ではないことは明らか
です。
その者はサタンであるとパウロは述べています。テサロニケ(一)2:18)
14 そして今,末の日にあなたの民に臨む事柄をあなたに悟らせるためにやって来た。それはなお[来たるべき]日々にかかわる幻なのである」。
(これは、イスラエルに起こる出来事=AD1世紀に成就、とさらにその後の世界の終わりに関する幻で
あることを示しています)
15 さて,彼がこのような言葉をわたしに話した時,わたしは顔を地に向けたまま口がきけなくなっていた。
16 すると,見よ,人の子らに似た者がわたしの唇に触れるのであった。それでわたしは口を開いて話しはじめ,自分の前に立っていた者にこう言った。「我が主よ,その現われのために,わたしのもだえはわたしの内に生じ,わたしは何の力も保っていませんでした。
17 それで,この我が主の僕はどうしてこの我が主とお話しできたでしょうか。そしてわたしには,今なお何の力もとどまっておらず,息さえ全く残っていないのです」。
18 すると,地の人のような姿をした者が再びわたしに触れて,わたしを強めてくれた。
19 そうして彼はこう言った。「恐れることはない,大いに望ましい人よ。あなたに平安があるように。強くあれ。さあ,強くあれ」。それで,彼がわたしに話しかけるとすぐ,わたしは自分の力を奮い起こし,ようやくこう言った。「我が主がお話しくださいますように。わたしを強めてくださったのですから」。
20 すると彼は続けてこう言った。
「わたしが何のためにあなたのところに来たか,あなたは本当に知っているだろうか。そして今,わたしはペルシャの君と戦うために戻って行く。わたしが出て行くとき,見よ,ギリシャの君もやって来る。
21 しかしわたしは,真実の書の中に書き留められた事柄をあなたに告げる。これらの事に関してわたしを強く支えてくれる者は,あなた方の君ミカエルのほかにいない。
(真実の書の中に書き留められた事柄とは、神の預言のことです。
この中に書かれている事柄は、必ずしも全てを[人間]に啓示してはいません。)
11章
「またわたしは,メディア人ダリウスの第一年に,彼を強める者またその要害として立ち上がった。
2 それで今,真実の事柄をあなたに告げる。
「見よ,なお三人の王がペルシャのために立つ。そして第四の者は[他の]すべての者に勝って大きな富を集めるであろう。そして,その富において強くなるとすぐ,彼はすべてのものを奮い起こしてギリシャの王国を攻めるであろう。
3 「また,ひとりの強大な王が必ず立ち,広範な統治権をもって支配し,意のままに事を行なうであろう。
(ギリシャの王アレキサンダー=アレキサンドロス3世を示しています)
4 だが,彼が立ち上がった時に,その王国は砕かれ,分けられて天の四方の風に向かう。しかし,それは彼の後裔には帰さず,彼が支配したさいの統治権のほどでもない。彼の王国は引き抜かれて,それら以外の者たちのものとなるのである。
(アレキサンダーが32歳で、突然死に、ギリシャが四つの国に分裂したことも成就しています)
5 「そして,南の王,すなわち彼の君たちの[一人]が強くなる。これは彼に対して優勢になり,その者の支配力[に勝る]広範な統治権をもって支配することになる。
6 「そして,幾年かの終わりに彼らは互いに盟約を結び,南の王の娘が北の王のもとに来る。平衡を図る取り決めのためである。しかし彼女は自分の腕の力を保てない。彼もまたその腕もずっと立つことはない。彼女自身が引き渡される。彼女を連れて来た者たちも,彼女を産ませた者も,そのころ彼女を強くした者も[同様]である。
7 だが,彼女の根から出た新芽の一つが必ず彼の地位に立ち,その者が軍勢のもとに来て,北の王の要害に向かい,必ず彼らに攻めかかって優勢になる。
8 さらに,彼らの神々,彼らの鋳像,彼らの願わしい銀や金の品,[また]とりこたちを携えてエジプトに戻る。そして彼は,幾年かのあいだ北の王から離れて立つ。
(この時代の北の王はローマで、南の王はエジプトだと考えられます)
9 「次いで彼は南の王の王国にまさに入って来る。だが,自分の土地に戻って行くことになる。
10 「一方その子らは,自ら奮い立ち,群がる大軍をまさに集める。そして彼は進んで行ってまさに入り,みなぎりあふれて通って行く。しかし彼は戻って行く。そして,身を奮い起こして自分の要害へと進む。
11 「それで南の王は憤激し,出て行って彼と,[すなわち]北の王と戦うことになる。彼はまさに大群を立ち上がらせるが,その群衆は実際にはかの者の手に渡される。
12 そしてその群衆は必ず連れ去られる。彼の心は高ぶり,彼はまさに幾万の者を倒す。しかし彼は自分の強固な立場を利用しない。
13 「それで,北の王は戻って来て,初めを上まわる大群を起こすことになる。そして,しばらくの時すなわち幾年かの終わりに,彼はやって来る。大きな軍勢を率い,大量の貨財を携えてそうする。
14 またその時,南の王に立ち向かう者が多くいる。
「また,あなたの民に属する強盗の子らは,幻を実現させようとして引き回される。彼らは必ずつまずく。
15 「そして,北の王はやって来て,攻囲の塁壁を盛り上げ,城塞のある都市をまさに攻略する。そして,南の腕は立ち向かうことができない。彼のより抜きの民も[同様]である。こらえて立つ力はないであろう。
16 そして,彼に向かって来る者は意のままに事を行ない,その前に立ち向かう者はだれもいない。さらに彼は飾りの地に立つ。その手には絶滅があるであろう。
17 また彼は自分の王国全体の勢いをもって進もうとして顔を向けるが,その者との間で平衡を図る[協約]ができることになる。こうして彼は効果的に行動する。また,女たちの娘に関し,これを破滅に至らせることが彼に許される。だが,彼女は立ち行かず,ずっと彼のものとしてとどまることはない。
18 そして彼は顔を再び海沿いの地帯に向け,実際に多くのところを攻略する。だが,ひとりの司令者が自分のために彼からの非難を絶えさせることになる。[そのため]彼の非難はやむ。その者はそれを彼自身に帰させる。
19 それで彼は顔を再び自らの地の要害に向ける。彼は必ずつまずいて倒れ,[もはや]見いだされることはない。
20 「また,取り立て人を光輝ある王国に通り行かせる者が彼の地位に立つことになる。だが,数日のうちにその者は砕かれる。それは怒りによるのでも,戦いによるのでもない。
21 「次いで,軽んじられた者が彼の地位に立つことになる。彼らは[その]王国の尊厳を決してその者に付そうとはしない。だが,心配なく過ごしている間に彼はまさに入って来て,滑らかさをもって[その]王国を手に入れる。
(これ以降は、過去と現代の二重に成就しているものと思われます)
22 また,洪水の腕について言えば,それは彼のゆえに押し流されて,砕かれる。契約の指導者もまたそのようにされる。
23 そして,彼らとの盟約のゆえに彼は欺きを続け,まさに上って来て,小さな国民によって強大な者となる。
24 心配なく過ごしている間に,彼はまさにその管轄地域の肥えたところに入り,その父たちまた父の父たちも行なわなかった事を行なう。強奪物と分捕り物と貨財を彼らの間に散らす。そして,防備の施された所に対してたくらみを巡らすが,それはただしばしの間である。
25 「また彼は大きな軍勢を率い,南の王に対して自分の力と心を奮い起こす。南の王もまた甚だ大きく強大な軍勢を率いてその戦いに奮い立つ。だが,彼はこらえて立つことができない。彼に対するたくらみが巡らされるからである。
26 そして,彼の美食を食していた者たちが彼の崩壊をもたらす。
「また,彼の軍勢についても,それは押し流され,多くの者が打ち殺されて必ず倒れる。
27 「そして,これら二人の王は,その心を悪を行なうことに傾け,一つの食卓について偽りを語り合う。しかし何事も成功しないであろう。終わりはなお定めの時に臨むのである。
(現代のロシアとアメリカを指していると思われますが、まだ終わりに至らないことを示しています)
28 「そして彼は大量の貨財を携えて自分の土地に戻る。その心は聖なる契約に逆らう。そして彼は効果的に行動し,必ず自分の土地に戻る。
29 「定めの時に彼は戻って行き,南に向かってまさに攻め寄せる。しかし,後の時は初めの時と同じにはならないであろう。
30 そして,彼に対してキッテムの船が必ず攻め寄せる。彼は必ず失意させられる。
「それでも彼はまさに戻って行って聖なる契約をひぼうし,効果的に行動する。また戻って行って,聖なる契約を離れる者たちに考慮を払う。
31 また,彼から出る腕があって立ち上がる。そうして彼らは聖なる所を,要害をまさに汚し,常供のものをも除き去る。
「また彼らは荒廃をもたらす嫌悪すべきものを必ず据える。
32 「また,契約に対してよこしまな行動をしている者たちを,彼は滑らかな言葉で背教に導き入れる。しかし,自分たちの神を知っている民は,優勢になり,効果的に行動する。
33 そして,民のうち洞察力のある者たちは,多くの者に理解を分かつ。また彼らは,剣と炎により,捕らわれと強奪とによって幾日かのあいだ必ずつまずきに渡される。
34 しかし,つまずきに渡されている時,彼らは多少の助けによって助けられる。だが,多くの者が滑らかさによって彼らに加わる。
35 そして,洞察力のある者たちの中にもつまずかされる者がいる。それらの者のゆえに精錬を行ない,清めを行ない,白くすることを行なうためであり,こうしてついに終わりの時に至る。それはなお定めの時に臨むのである。
(まだ、終わりに至らないことを示しています)
36 「そして,その王はまさに自分の意のままに事を行ない,自分を高め,自分を大いなるものとしてあらゆる神の上に高める。また,神々の神たる者に向かって驚くべきことを語る。また彼は糾弾がなし終えられるまでは必ず成功を収める。決定された事柄は遂げられねばならないからである。
37 また彼は自分の父たちの神に何の考慮も払わない。女たちの願いにも,他のすべての神にも考慮を払わず,すべての者に勝って自分を大いなるものとする。
38 しかし要害の神に対しては,自分のその地位からも栄光を帰する。その父たちの知らなかった神に対して,金により,銀により,宝石により,望ましい物によって栄光を帰する。
39 また彼は,異国の神と共になって,最強の防備の施されたとりでに対しても効果的に行動する。彼はだれでも[自分を]認めた者を栄光に富ませ,それらの者を多くの者の中で支配させる。また,代価を取って土地を配分する。
40 「そして,終わりの時に,南の王は彼と押し合うが,これに対して北の王は兵車と騎手と多くの船とをもって強襲する。彼は必ず[多くの]土地に入り,みなぎりあふれて通り行く。
41 彼はさらに飾りの地にも入り,多くの[土地]がつまずきに渡される。しかし,これらは,すなわち,エドム,モアブ,またアンモンの子らの主立った部分はその手から逃れ出る。
(この出来事はロシアのウクライナ侵攻をも暗示しているのかも知れません)
42 それでも彼はそれらの土地に向かってしきりにその手を突き出す。エジプトの地は逃れ出るものとはならない。
43 そして彼は隠された金銀の宝をまさに支配し,またエジプトのすべての望ましい物を[支配する]。そしてリビア人とエチオピア人は彼の歩みに付く。
44 「しかし,彼をかき乱す知らせがあって,日の出る方から,また北から来る。そのため彼は非常な激怒を抱き,滅ぼし尽くすため,多くの者を滅びのためにささげようとして出て行く。
45 そして彼は自分の宮殿のような天幕を,壮大な海と聖なる飾りの山との間に設ける。それでも,彼は必ず自分の終わりに至る。これを助ける者はいない。
12章
「そして,その時に,あなたの民の子らのために立つ大いなる君ミカエルが立ち上がる。そして,国民が生じて以来その時まで臨んだことのない苦難の時が必ず臨む。しかしその時,あなたの民,すなわち書に記されている者はみな逃れ出る。
2 また,塵の地に眠る者のうち目を覚ます者が多くいる。この者は定めなく続く命に,かの者は恥辱に,[また]定めなく続く憎悪に[至る]。
3 「また,洞察力のある者は大空の輝きのように照り輝く。多くの者を義に導いている者たちは定めのない時に至るまで,まさに永久に星のように[輝く]。
4 「そしてダニエルよ,あなたは終わりの時までこれらの言葉を秘し,この書を封印しておくように。多くの者が行き巡り,[真の]知識が満ちあふれる」。
(大いなる君ミカエルが立ち上がる時にはかつてない程の苦難の時が必ず望むとあるように、終わり
の時は「悲惨な時」となると述べています。時とあるように短期間で終わることも示唆しています)
ダニエルに対する神のみ使いのこれらの言葉(預言)は、11:19までは既に成就しています。
それらの概要は歴史の教科書に載っています(ただし、日本の教科書という意味ではありません)
時代と共に、ここで示されている者たちは変遷しています。
つまり、彼、彼ら、北の王、南の王という表現で示されてる人物は時代と共に違う人物を指しているということです。
例えば、彼と言っても、同じ人物について述べている訳ではないということです。
11:20以降は正に現代に生じている事柄であり、これから起こる出来事を示しています。
現代の北の王はロシア、南の王はアメリカを指していると考えられています。
今、そしてこれから起こる出来事を、ある意味具体的に示しているということです。
洞察力と識別力のある人間はこれらの意味するところを理解し、世界の動静を「眺めている」のです。
そして、12:4の封印が「終わりの時」である現代に解かれたのです。
さて、あなたは聖書の「この預言」を読んでどのように思いますか?
洞察力と識別力を持って「これらの意味を理解」出来るでしょうか。
もし、そのような者であるなら、あなたは「定めのない時に至るまで、まさに永久に星のように輝く」者になれるのです。
このような世界の潮流から見れば、高市政権や日中間の出来事は「ちっぽけ」な出来事です。