開いた自分になる | Echo de chouette

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横山仁子の徒然日記です。
音楽の話・日々の気持ちを気ままに綴っていきます。



4日前に"開く"というタイトルで生徒さんの呟いたAT体験記を記したが、ちょうどその日に"アナザースカイ"で女優の菅野美穂さんがアレクサンダー・テクニーク(番組では、アレ"キ"サンダー・テクニークと発音していた)についてふれていたとのこと。

後から、ATのお仲間達の投稿でその事を知り、TVerの見逃し配信で拝見すると、何とまぁ、偶然にも「開いた自分になる」という言葉が印象的に表現されていて、嬉しく見入った。


イギリスの王立演劇学校で学んだA.Tを「整体にも近いし、精神的なカウンセリングにも近いけど でもやっぱり最初は骨から入る」…と語られ、多面的な動きの根底にある土台がATだと仰っていて、当時の先生方にハンズオンを頂きながらその様子も放映していた。

先生が「自分が刺激に向かって行っちゃうんじゃなくて バランスにいて 刺激がやってくる」という表現もされていて、言葉では伝えにくいATの魅力を興味深い単語で編まれていた。

番組ではATを"心身の不必要な緊張に気づき 解放する術を身につけること"と説明していたが、菅野さんの実体験された言葉が何より多くの方々に興味を抱かせたにちがいない。


「自分を知ることで全ての所作が洗練されていく。」「演技との向き合い方を変えてくれた。知る前と知った後では知った後は全部の役に活かせる」等々、ATに出会った人だけが見える無敵な世界観のキーワードが溢れていた。


最後にお二人の先生方が「イギリスの俳優が君を見たらATを学んだと気づくだろう。身体の使い方や声と身体の繋がりを、見れば分かるんだ」と仰っていたが、開いた自分になった時、美しく連動する身体の動きは一目瞭然の証となるのだろう。


この番組でまた新たにATに興味を持ってくれる方が増え、開いた自分になる方々が増えたら…と願います。


今日から8月。

夏本番となりますが、どんな時にも心身しなやかに動き続けていこうと思います。


2023.8.1