松が明け、お正月飾りを外しました。
今年の松飾りは、
「閃きがあって、作りました」と、通りがかったお花屋の店主の言葉に心惹かれて、いつもとは異なる紅白の輪飾りを選びました。
門を開ける度に晴れやかな気持ちになり、店主のアイデアに感心しました。
夜は、一年の無病息災を願って七草粥を作りました。
お米を研ぎ、多めの水を入れて火にかける。
お米がある程度柔らかくなってから、塩を入れ、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ…を加えて、火を止める。
それぞれの野菜が織り成す味のハーモニーは、ほのかな香りと共に優しく身体に入り、感覚を研ぎ澄ましてくれます。
季節の行事を迎える度に、日本人である自分に対面をしながら、先人の知恵に敬服しています。
2020.1.7