松が開けた7日。
まるで天からお年玉が届いたような、素敵なプレゼントを頂戴しました。
何かとご縁のあるチェコの名門オーケストラの1つ、「プラハ交響楽団」&前々から聴いてみたくてもタイミングを逸して聴けずにいた樫本大進さんのヴァイオリン演奏のニューイヤーコンサート。
思いがけないプレゼントに、心を躍らせながら向かいました。
大進さんの奏でるブラームスのヴァイオリンコンチェルトは、楽曲の理解は勿論ですが、言語もオーケストラもご自分の身体も熟知された十分な演奏であり、身体と一体化した楽器からは、十分に鳴らした響きが溢れ出ていました。『リスクが無ければ面白くない』という名言を重ねながら、卓越したパフォーマンスを十分に味わいました。
一方、プラハ交響楽団では、ホルン奏者(ズザナ・ルザンコーヴァさん?)とティンパニーのスヴァトプルク・チェク さんの世界観にすっかり惹きこまれてしまいました。特にチャイコフスキー交響曲第5番でのホルンの多彩な音色と十分な表現力には、驚嘆せずにはいられませんでした。
興奮した一夜が明けた今日。
昨夜の演奏を心の中で鳴らしながら、音楽にとどまらず、様々な"十分"について一日中自問していました。
どうやら2019年の初コンサートで私の中の"十分"の意味合いがアップデートされたようです。
2019年、嬉しいスタートを切っています!
2019.1.8