3月3日は、雛祭り。 我が家では、毎年、幾つかの親王雛を飾ります。長女が生まれた時に選んだ、木目込み人形を筆頭に、戴いたもの、旅先で手に入れたもの、子供達の手作り…等々。
先ずは、普段の飾り物を移動させてからの作業。大きな段ボール箱を運ぶ度に、いつまで続けられるかしら?と、心の中で呟いてしまいます。子供達が小さかった頃は、お喋りしながら、賑やかに出したものですが、今や、私の大仕事となりました。
昨夜は、それぞれ用事があり、夕食は3人だけとなりました。食品売り場には、綺麗なちらし寿司が並んでいて、思わず迷ってしまいましたが、やっぱり手作りにしよう!と思いました。
近頃、手作りに宿るパワー、或いはエネルギーについて考えます。例えば、お料理をしている時、食べる人々を想って手を使います。この手から、どんな力が出ているのでしょう。目に見えないエネルギーですが、相手の身体に入る時に、作り手の想いも届き、食感だけでなく心も味わい、新しい力を生み出すように思います。
お料理の勉強は、全くした事がない私の料理は、母の背中から学んだ方法と、創造力によります。
プロのお料理をチラリと覗きながら、見よう見まねの技。
昨夜も、自己流雛ずしとお吸い物を頭いっぱいに描きながら、食材を買いました。
「美味しい!」…やっぱり作ってよかった^o^ ”娘達がこれからも心も身体も健康で、幸せに恵まれますように”…きっと想いが届いたことでしょう。
並んだお雛様を一つ一つゆっくり眺めました。何だか、とても嬉しそうに見えました。お人形さんにも”愛でる”気持ちが届いたのでしょう。