3年生 | 奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

幼少時代の事や現在のたわごと
自分の日記的な感じで書いてます

中学3年生始業式の日。



私は気合い十分に髪を金色にし、学校に向かった。



もちろん怒られ、始業式は出ていいが、終わり次第帰れと言われた。



想定内だが、1人私と同じ金色の頭が見えた。



Aだった...



始業式もうしろーの方で先生達に囲まれ、参加した。



クラス分けだけ見て帰ろうと思っていた。



大きく張り出されたクラス分けの看板の前で私は立ち尽くした。



担任、N先生。



約束が違う!



私はすぐ校長室に行った。なぜだかN先生もいた。



「来ると思っていたよ。まぁ座りなさい。」



「なんでまたNが担任なん!約束したんじゃないんですか!!」



N先生は口を閉ざしていた。



「N先生は自分の手で華菜さんを救いたいと希望されて。」



「でも、うちはNが担任な限り学校には来ないって言いましたよね!!これで話しは終わりです。」



新しいクラスにつるんでいた仲間は1人も入ってなかった。



また私を1人にする気だ...



この学校を心底嫌いになった。



それから一度もこの学校に行く事はなくなった。



それでもTとAとはよく遊んだ。