中学3年生始業式の日。
私は気合い十分に髪を金色にし、学校に向かった。
もちろん怒られ、始業式は出ていいが、終わり次第帰れと言われた。
想定内だが、1人私と同じ金色の頭が見えた。
Aだった...
始業式もうしろーの方で先生達に囲まれ、参加した。
クラス分けだけ見て帰ろうと思っていた。
大きく張り出されたクラス分けの看板の前で私は立ち尽くした。
担任、N先生。
約束が違う!
私はすぐ校長室に行った。なぜだかN先生もいた。
「来ると思っていたよ。まぁ座りなさい。」
「なんでまたNが担任なん!約束したんじゃないんですか!!」
N先生は口を閉ざしていた。
「N先生は自分の手で華菜さんを救いたいと希望されて。」
「でも、うちはNが担任な限り学校には来ないって言いましたよね!!これで話しは終わりです。」
新しいクラスにつるんでいた仲間は1人も入ってなかった。
また私を1人にする気だ...
この学校を心底嫌いになった。
それから一度もこの学校に行く事はなくなった。
それでもTとAとはよく遊んだ。