生後6ヶ月の頃 | 上田仁オフィシャルブログ「鏡花水月」Powered by Ameba

生後6ヶ月の頃




冬毛へ入れ替わる時期でもあるけれど耳と首回りの毛が急に伸びてきた。胸あたりもかな。

パピヨンには生後4ヶ月あたりから【ハゲ期】なるものがあるらしく、それが終わったということなのだろう。

ちゅらは顔立ちがハッキリしてるタイプだからハゲ期は気にならなかった。
というか気づかなかったのだけれど。
以前の写真や動画と比べると「あ、これがハゲ期だったんだろうなぁ」と思う。

そもそもパピヨンは他犬種と比較しても抜け毛が少ないから毎日ブラシしても意味あるのかわからないくらい。

そんなある日。

年末に訪問していた友人が床に落とした爪楊枝をかじってしまった。

気づいて口から離させた時にはすでに時遅しで半分くらいになっていた。

時間も20時をまわっており、大慌てで夜間対応してくれる動物病院に連絡。

内視鏡で取り出すことも可能だが、細かく砕いてしまっていれば採取は不可能だし、麻酔のリスクもあるとのことだった。
最悪の場合は腹部切開となる。

「トイレの様子を見たほうが無難かもしれませんが、それが確実に良い対処とも言えないし、爪楊枝はレントゲンに映るものではないので判断は飼い主さんにお任せします。」
喉に詰まらせている様子は見受けられず至って元気なのでトイレ待ちすることにした。

が、翌朝やはり飼い主は不安でいてもたってもいられなくなる。

祝日で近所の病院も休診だった為、少し離れた年中無休の動物病院へ。

もし切開になった場合の輸血時の為の血液検査とエコー検査。腹部の毛も剃ることになってしまった。

検査時待合室で聞こえたちゅらの悲鳴で震えが止まらなくなる。

あの時一瞬でも目を離したばかりにこんな目にあわせてしまった。

ちゅら本当にごめんな…

検査の内容としてはエコー検査でも爪楊枝らしき影は見当たらず「噛み砕いて飲んでしまっている可能性がありますので便通の状態を確認してあげて様子がおかしくなったらまた来てください」とのことだった。

ここから毎トイレ時出たモノをジップロックに入れて手で潰しながら確認する作業を繰り返す。

誤飲から三日目の朝。

砕かれた爪楊枝の破片達を発見。

飼い主「あああ!!出た!出たよ!ちゅら!よかった!本当によかったあああ」

飼い主泣き崩れ。

ちゅら「?」

事なきを得たものの今回の件を教訓に来客時含めまだまだ気を抜けない時期なのだなと痛感しました。

寒い時期なのにお腹の毛まで剃らせてしまって寒い思いさせちゃってるよね。本当にごめん。

洋服着せて寒さを凌がせようかなともおもったのだけど、いけないんだよね。
犬は毛の入れ替えがあるから服を着せてしまうと体温調節を阻害して余計寒さに弱くなる。

「だから寒い時はうちの布団入ってていーよ。」

と教えたら枕元占拠された。


ちゅら「ヘッヘッ(ここで遊ぼうよ!)」

おもちゃ持ち込んでいいとは一言も言ってない。

しかも全部…

年末から年始にかけてポメラニアンをまた一週間ほど預かった。

ちゅらはポメラニアンのことを忘れてしまっていたようで最初の数時間は部屋の隅に隠れ気味。

途中で思い出したのか、単に慣れたのか、じゃれあうようになるまで5日間くらいかかった。

ポメラニアンは相変わらず人懐っこいけどトイレは失敗する(笑)

食事~グルーミング~散歩が二匹分でまた毎朝二時間を要する生活に。

ポメラニアンは一人っ子気質なので(マルチーズもいるはずなのに)自分に対して独占欲が半端ない。

ちゅらも大人になってゆくにつれて少し独占欲も強くなってきている。

多頭飼いは飼い主としては賑やかで楽しいものだが(大変だけど)この子達にとってはこれは幸せなのだろうかと悩むことが増えた。





休日は犬達に付きっきりで二匹同じように大切にしていても確実に物足りなさを感じているのがわかってしまうから。





とくにポメラニアンのほうが可哀想だったかなとおもう。

ちゅらはポメラニアンと遊んでもらってるせいか案外寂しくもなさそうだったことは飼い主としては複雑な部分ですね(笑)

ポメラニアンもパピヨンも骨が弱い犬種なのでご飯の時に塩抜きしたシラスをフードに混ぜて食べさせた。

一週間経ってポメラニアンが帰った翌々日あたりちゅらが寂しさからか「クゥーンクゥーン…」とぐずりだした。

まだまだ子供なのかな。