『祈り唄』 | 上田仁オフィシャルブログ「鏡花水月」Powered by Ameba
ざわめくは波音と潮風に君想う
瑠璃色の海照らす太陽はさんさんと
風よ翼をください 語り継ぐ祈り唄
遠き夏の日響く波音は
胸の奥ゆるやかに そっと唄って
君の想い出 運ぶ島風に
百合の花まだ今も
ゆらり ゆらり ゆらり…
潮騒がかき消した言ノ葉は幾千も
生まれては消えてゆく 泡のように泡のように
花は咲き誇る命 移りゆく人の世で
会いたくてただ 君を想うけど
恋しさに祈り唄 吹けば島風
見上げた空と砂に散りばめた
想い出を辿っては 今も 今も ずっと
今も 今も ずっと…
なだらかに揺れるまま
今君に届けたい 海を越え 祈り唄

