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JINのブログ

ツーリングやちょっとしたバイクいじりをブログにしてます

雨が落ちて来た。11時過ぎたら一番近いラーメン屋によろうと決めた。

ほお、あめはれとは、また今の気持ちに最高に沿ってるんじゃないかしら。
 
生姜ラーメン。
 
全体にダイナミック、繊細というより豪快な作り。いいよいいよー、ラーメンてそういうの大事。
お味もダイナミック、生姜が辛いくらい効いてて好きだな。玉子麺との相性もいいんでないかい。
 
 
温泉でも入って行くか。
 
 
建物は古いけど快適に過ごせる工夫がされてて休憩するにはかなりポイント高い。
 

人がいるから全景はやめとくけども、仮眠が出来たりハンモックがあったり、マンガもかなり充実してて、長居をしてもらおう、長居しても大丈夫ですよって配慮がいいねここ。おまけに隣はキャンプ場、近所に住んでたらここで完結してるな。くりやま温泉。
 
 
 
フェリーに乗っちゃった。
 
 

終わって寂しいなって感情にならない、また来よう。さつおと飲めたし、道内で会った誰よりも古いバイクのシルクロードは全くもって快調だし、毎日飽きるまでバイクに乗れたし。たのしかったなー、シルクロードていいバイクだなー。
 
それじゃ北海道、したっけね!
 
初山別は今日花火大会だそうな。わしは花火を生涯見に行かないと決めたので会場に居ることは出来ないので、キャンプ地を去る事とする。きっと真下から見る花火は信じられない程キレイなんだろう。

初山別を出てオロロンラインを下る。今日小樽に着いたであろうたくさんのライダーにすれ違う。ブンブン手を振ってくれる人、シールド越しに真っ白な歯を見せ笑顔を返す人、中には足まで上げて挨拶を返してくれる人もいる。

みんなキラキラしてるんだ。
まだ見ぬ知らない世界にみんな輝いて見える。


あ、帰ろう。

手を振り返してて思ったんだ、キラキラが消えかけてきてる。鈍色になってしまう前にね。





二日目かな、西興部であった寂しがりのジジイがいた。その日は三組4人しか西興部のキャンプ場にいなかったんだが、一人はお酒飲まないのでと話を断られ、もう一組は女の人が全然話してくれないと、わしが寝てるテントをわさわさしてきやがったんだ。
びっくりしたなー、なんだよクマかと思ったわ、なんだよと語気が強くなったが、ごめんごめん、誰も話してくれないから隣の居酒屋行かない?だって。
わしはお酒を嗜む程度だが、説教が半分くらい入るけどいいかい?と付き合ってやった。

バツいくつだか忘れたが、定年退職後に北海道のロング滞在者になった口だ。で、この人は悪い人ではないのだが、圧倒的に欠けてる部分がある。自分から見た世界しか見れないんだ、間違っていたとしても相手がどう思うか想像が出来ないんだ。
これも嫌いなんだがね、スマホに入った動画を見せてくるんだが、プロが作ったテレビの動画さえ嫌いなのになんでそんな興味のないものを人に見せたがるか。相手がどう思うか分からないんだ。あー、と適当にみてやったが、これTVに出た時のと見せられた動画が、こいつ、いつか会う機会があったら説教してやろうと思ってたジジイだった!簡単に言うと北海道をふらついてるバイク乗りなんか、みんなバツ有りの青春の影を追ってるみたいないいぶりだったんだ。
いいや違う、そう思い込んでる、それさえも違う。お前は落ちてくる果実をただ待ってるだけの存在になってしまってる、北海道に居れば以前たまたま出来たいい思いが、また出来るんじゃないかと、ただ待ってるだけなんじゃないのかと。

ちょつと泣いてた。図星だったんだと思う。

トランポに積んで降ろしもしないバイクが全てを物語っていた。


おじさんはいつのまにか鈍色になってしまったんだ。