チョークとはなんぞ??(字だけ、うちのお客さん用の説明文) | JINのブログ

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ツーリングやちょっとしたバイクいじりをブログにしてます

 

今のバイクには関係ないってか、気にしなくても賢いプログラムで自動に制御されてるけども、エンジンには適切な燃料と圧縮、点火が必要になる。

 

ああ、ヤダ、難しい話大嫌いもういい。そういう人の為に現代のバイクがある。それはそれでいい、万人が楽に乗れるってのは先人の英知が詰まってるんだ。それでも古いバイクはキャブなので、キャブ車に乗るならどうしても知っておかなければいけない事がある。それが自分でエンジンをかけられるくらいの知識。

 

ガソリンと空気の適切な混合比ってもんがある。そこから外れるとエンジンがかけずらい。特にガソリンが薄い、相対的に空気の量が多いとエンジンがかけずらくなる。

 

どんな時にガソリンの量に比べて空気が多くなるか。それがエンジンが冷えてるてる時、外気温が低い時となる。

10月も後半になるのでね、うちの辺りはチョークを引かないとエンジンがかかりづらくなるもんだ。

 

「いんや、そんなことないよ、おいらはチョーク引かなくてもかけられるよ」えっへんという少し頭の回転の悪い先輩がいた。回転が悪いだけなんで倍くらい説明すれば分かるんだけど、倍の時間も聞いてられないから現状があるところもある。

なぜにチョークがあるか?まともなキャブセッティングが出来ているならば、寒くなるとエンジンがかけずらいのが当たり前で、かけやすいならばそれは何かの原因で相対的に空気の量が少ないということなんだ。

 

イヤ、エンジンかけられるからイイです・・・

 

それはね、エンジンが冷えてる場合で、暖まってる時はガソリンの量が濃すぎるのよ。どうなるか?軽い症状ならば上までエンジンが回らなくなる。アイドリングが出来ずにエンジンが止まる、など。

 

つまり、キャブ車はチョークを引いてエンジンをかけるのは極当たり前の事。暖かい時期は要らない事もある、キャブの口径が排気量に対して小さめだとチョークを引かなければならない時期が短くなることもある。それでもチョークが装備されてるという事は、状況において「自分で判断」して引かなければならないって事なんだ。

 

んでこれも大事。チョークはアイドリングを上げる装置ではない、冷えてる時はガソリンの量が増え冷えた空気でアイドリングが上がる要素があるが、エンジンが暖まってる時にチョークを引きっぱなしならばかぶってしまう。チョークはエンジンが暖まるまでの装置なんだ。

これは知っても知らなくてもいいけども、チョークには大きく分けて2種類ある。ひとつが空気の入って来る量を制限するタイプ、もうひとつがガソリンの量を増やすタイプ。ガソリンの量を増やすタイプの方がエンジンかけた直後からもバイクを動かしやすくはある。

 

という事でね、チョークはキャブ車のオーナーには絶対的に必要な知識なんすな。アイドルもそうよ、自分で乗りながら気温や標高で微調整するもんよ。基本的なキャブは全自動ではない、だから面白い。