例のGT125のリアホイール周りをキレイキレイする。
当然スポークはばらす、結構錆びてるからね。
普通の中古車くらいにはなれる40年以上前のバイクでも。
でね、私見なんだが汚いかキレイかで言ったらキレイな方がいいと思うのよ。自分で積み上げて来た歴史を残すとかってのも嫌いじゃないんだけどね。で、ひとつはバランスの問題、もうひとつが自分にうそを付いてないかって事。
キレイはいいが、無尽蔵にお金と手間が掛るんじゃ乗ってられない。ハブの内側までバフ掛けしてしまえばキレイはキレイだがメンテナンスに異常な手間が掛かってしまう。これは個人で条件が違うのでなんとも言えないのだけど、結局おいたん目線でしかこういう事は決められない。乗るより磨いてる方が好きだって人もいるし、集めるだけ集めて朽ち果てるのを眺めるのが好きな人だっている。
だから、これも売り物だが、というか売らないバイクは赤の1100カタナ以外にない、基本的に他人の意見は聞かない。出来上がった状態で納得するなら売る。こうしてくださいと言うなら変更する場合もある。偏屈おじさんなので完成して売れるまでは自分のバイクだというのがおいたんのスタイルなのよ、だから納得するまで出来る。作りながら売るとか、これならいくらくらいなら売れるんじゃない?みたいなスタイルはない、面接の上受注購入以外には。
もうひとつが自分にウソを付いてないかという事。こういうヤレがいいのですよとか、こういう傷が味だとか、そう思うならそうなんだろうが、キレイなホイールとさびっさびなスポークなホイールの同条件の2台が合ったとしたら、その場合にあなたならどちらのバイクを買いますかって事。
自分が履いたジーンズのヤレはそれはそれでいいのだけど、それがカッコいいと他人が履いたジーンズを買ってほらカッコいいでしょ?と自分には思えない。もちろん思ってもいい、思う場合もある。ただ、錆びたスポークを本当にカッコイイと思ってるのか、自分のバイクで手間もお金も掛けられず諦めてそう思う事にしてるのか、こればっかりは自分の胸に手を当てて考えてみるしかない。
ていう事でね、ご意見無用とは思わない。なぜなら公開してるという事は、それに対して意見や批判や評価など当然見てる人には権利がある、稀に気付きという事も多分にあるし。ただ言われた通りにするかと言われれば思った通りにしかしない、それだけの事なのよねえ。