出掛けない3連休 | JINのブログ

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わしは連休ではないが、ダウンドラフトタイプのCVキャブを用意した。
 

まあまあキレイな方だけど、さすがにそのままは使えそうもないのでキャブをキレイキレイする。
まあ色々と考える。このキャブをK100に使おうとすると、キャブピッチを変えるよりもインマニを作り直した方が簡単そう。簡単じゃないけどね。
負圧キャブを流用するってのは、完璧に調整出来れば軽快なアクセルワークになるが、純正のエアクリボックスを使わないと調整するのが極めて難しい。一周廻って純正キャブを流用ってのは有段者じゃないと難しかったりする。自分は4級見習い辺りなんで上手く行くかは分からない。遊びなんで時間が掛かるのは良しとしましょ。
 
ところで、暇をもてあそぶ神々の一部が遊びに来た。暇なら買ったキャブ付ければいいじゃんと、カブのPC20を組む事を勧める。
基本的にお客さんではないので手伝わない。全然疲れる作業ではないんだがフーフー言いながらキャブを組んでる。たぶん真剣に楽しいんだろうね。
で、見てると面白い。さすがにネジをスパナで緩めようとはしなくなったが、手順とかコツを知らないからいちいち新しい発見があるんだろう。明らかに失敗でもない限り、生暖かい目で見守る事にしてる。
 
そうだ、キャブセッティングの初歩的段階を書いておこう。まずキャブを組む時にスロットルバルブを透かして見た時、わずかに光が見えるくらいに組む。これはアイドリングがとんでもない状態ではないくらいにはなってるという意味。
次、組んだらエンジンをかけるが、チョークを引いてかかりがいいか、チョークを引かずに楽々エンジンがかかるか観察しておく。例えば、寒い時期にチョークも無しにかかりがいいなら濃いよという目安になる。
その後乗れるようなら乗って来る。完全にエンジンが暖まるまで乗る。その段階でアクセルのつきだとか観察しておくもんだが、まずは完全に暖まった状態でアイドリングをエンジンがかかっていられる限界まで下げ、スローの調整をする。スローとは、アイドリング時の燃料の割合を決めてる。もちろん全開時も多少ガソリンの供給はあるもんだけどね。
全開時はメインジェットがガソリンの量を決めてる。よっぽど自信がない限り、一度大きく薄いか濃いかに振ってやった方が結果早いと思われる。3番手大きくしてやったらベストかも!と思っても、ホントの正解が5番アップでしたに気が付けるだろうかって事。それなら明らかに外して間違いなく薄かったんだなと納得して状態を知る方が結果が早い。濃い症状、薄い症状を知るって大事よ。
 
何㏄で何番のメインとか聞く事にあまり意味がない。極端な事を言うならば、20φのキャブなら何㏄だろうがベストなジェットが決まって来る。口径に合わせた空気の量に対してジェットの穴の大きさがだいたい決まってるということ。
49ccから88ccにしましたキャブは同一です。排気量が1.8倍になりました、ノーマルジェット75番なので135番にします、こうはならない。空気の入る穴、口径は決まってるので、それに合わせた比率である程度ジェットの穴のサイズが決まるという事。
それとケイヒンとミクニでは番手の穴のサイズの表記は同じではない。たしかケイヒンが穴の直径で、ミクニは流量で表示してるはず。なので、おれのケイヒン100番だぜ?お前のミクニ125番はおかしくね?とはならない。だいたいこの2つは穴の大きさは同じくらい。
 
最後にニードル。これの段数で濃さが変えられる、のではない、濃くなるタイミングを変えられるだけ。中間域の量を決めてるだけで絶対的な量は決められない。つまり、最後にアクセルのツキだとか、アクセルを半分開けて走ってるような巡航域で影響がある。例外的にMJNのようなちょっと考え方が違う物も存在する。
 
 
 
夕方ラーメンを食べに行った。
すげえ久しぶりに食べられた気がする。何度か行ったんだけど待ってまでラーメンを食べる都会的風習がわしにはないもんで、久しぶりに待たずにはやぶさの塩らーめんを食べられた。
 
あれの影響か客席が半分になってた。なるほど、客数が同じでも中に入れる人に制限が出てたのか。
 
あれよ、らーめんを食べるスピードが同じならば、客席が減ると滞るってこと。排気量(客数)が増えたなら、最適なキャブの口径(席数)が必要って事ね。
排気量上げてノーマルキャブでいけるかね?行けるかイケないか聞かれれば動くよくらいの答え。排気量を上げる前のような走り方なら大丈夫だろうけど、全開ならばお昼のピークのラーメン屋みたいになる。つまり席数以上の仕事は出来ない。
 
結局何が言いたいかって、はやぶさの塩らーめんは美味いね。