この元カタナは整備とかって段階ではないんだが、ばらした時にいずれ交換しなければならないとは思って取って置いたスイングアームのピボット部のベアリングを交換しておく。
この部分の軸の中にニードルベアリングが入ってる。
本当はここを抜く工具があるんだが、滅多に使う工具ではないのでうちにはない。そこで片側をタガネでぶっ壊し、ディスタンスカラーを抜いて反対側から叩き出す。
マイナスドライバーはぶっ壊したカラーをごりごりする為で、こんな軟な工具では壊せない。
ディスタンスカラーを抜いたらドライヤーの親分みたいなホットガンで温める。

だいたい中のグリスが溶けだしてきて、変な匂いがし出したら多分叩いて抜けるような気配がしてくる目安。触りたくないような熱さまで温める。
触りたくない温度まで温めたら適当な鉄棒で殴る。
ハイ抜けた。
品番はこんな感じ。カラーとベアリング、両方交換する。
中をキレイキレイしてから
プレスで圧入する。
無ければ300mmくらいの全ネジを上手く使えば入れられないこともない。
圧入完了。
さらにグリスを塗りたくりたいのだが、フレームを塗りたいので付いてるグリスだけでそのまま組む。
とてもスッキリした。これね、靴の中にちっちゃい小石が入ってるくらい気になってたんだよね。