物欲は一瞬。けっしてこんなことで幸せな気分は続かないと分かっちゃいるんだが、1か月ほど探してたあのキャブがあってしまって、それも思ってた以上に安く買えてしまった。
それがこのキャブ。
油冷の頃のGSXR750のキャブなんだ。強制開閉式のフラットバルブ。
やっぱりね、デメリットもあるけどトルク感とスカッと吹ける感じがいいのですよ。我慢してはやっぱり乗りたくないのですよ。
カタナ750はまだ動くのかさえ分かっていない。この分かってないカタナをいじるにあたってネックになるのがエアクリーナーボックス。ふつーに乗るならエアクリーナーボックスはあったほうが絶対的にいいんだ。
それを外見重視で外してしまうとセッティングですごく悩む事が予見出来る。だからエアクリボックスを残そうと思ってたんだけど、ノーマルキャブが直せる領域じゃないほどボロボロ。どのみちキャブは買わなければならないとなると使ってみたいキャブが上のフラットバルブ。
で、なんでエアクリを外しと調子が出ないか。もちろん燃調が狂うから調子が悪いんだけど、メインジェットどうこうじゃだいたい我慢して乗るような状態になってしまう。その原因がどうもこれらしいと、このカタナばっかりじゃないけどCVKをいじって来て思ったのが、
どうもこのジェットニードルの形状らしい。寸胴な形状のこのニードルがどうもメインジェットどうこうじゃ調整しきれないようなんだ。
見てないから本当のところは分からないけどね、たぶん負圧で動かしてるこっちのバルブの動きが、想定してた負圧でなくて燃料が思った通りに供給されてないんだと思う。
CVKはスロットルの軽くていいキャブだ。これは偉い人が考えたキャブなのでおれ程度が想定してた事と違う仕様にして調子を出すのは生涯をかけてしまうことになるかもしれん。
周りには結構CVKにパワーフィルターって組み合わせの奴がいるんだけどね、どいつも乗れるがどこか気難しいキャブになってしまってる。そして仕方がないが性能はノーマル以下、大抵始動性に難がある。
そう考えると強制開閉のキャブがおれの想定には合ってるんだろうね。我慢しては乗れないのですよ。
問題はエンジンが生きてるのかまだわからない。このキャブも中古なんでそこまで信用してない。転んでも泣かない覚悟があるし、いつか乗れればいいくらいに考えてるから気は楽ではある。
いつかこのカタナだったバイクが仕上がったらまた北海道に連れて行く。物欲は一瞬だけど、思い出はいつ振り返っても幸せになれる。
おいたん結構ロマンチストでしょ?きっも