最終日は池田の定宿だった。
昔の農家をちょいと改築して宿としてる。ぱっと見宿には見えないんだけどね、ここの居心地が良くて最後はいつもここに泊まってしまう。
と言っても何か特別なサービスがあるとか、アメニティーが充実してるだとか、そういった事は一切ない。むしろこれでいいと思う人を選ぶ。
ただ、こんちわー!と行くと「おかえりー!」と奥から声が聞こえる。なにも甲斐甲斐しくはないんだけどもね、それでも帰る場所の1つなんだと思えるんだ。
あと地理的条件、苫小牧までの距離感でここを選んでるところもある。港まで250キロほどなんでね、昼飯食って観光して、お土産買って温泉入ってでも夕方には港に着ける距離感にある。
この日は早起きしたもんで宿の近所を散歩してくる。なにも無いんだよ、ただ畑が続くだけ。ここで生活することが自分には想像出来ないんだけどね、もしここで生活出来るなら、それは幸せなことなんじゃないだろうかとか思ってしまう。
最終日、ちょっと観光やツーリングでは寄らないスポットに寄る。
帯広に向かう途中にある千代田堰堤にある魚道。
巨大な堰堤を迂回させる新水路に、魚道が併設されてる。あまりアピールされてないようで閑散とした施設なんだけど、自分なんかは嫌いじゃないもんでこの魚道を1日眺めていられる自信がある。
この日は魚道を止めて中を掃除したので魚はあまり登って来ないよとのことだったが、それでも1分に1匹くらいはサクラマスの遡上が見られた。写真に収められなかったけど、1匹70㎝は超える鮭も見られた。
昼飯を食って遠回りしながら厚真を目指す。これまたあまりメジャーじゃないのかもしれないけども、かなやま湖に寄ってみる。
湖は減水してたし、ラベンダーの時期にはちょいと遅かったけども、ここもメインの街道から外れているから静かでいいところだと思うんだ。
占冠方面から日高に向かう途中、温泉の登り旗を見つける。まだ時間もあるし、どこかで温泉くらい入りたかったので寄ってみる。
湯の沢温泉って言ったかな。久しぶりにちゃんとした温泉に入ったと思いう。キレイだし空いてるし、これは誰にでも薦められるちゃんとした温泉だった。
その後港に向かうが、最後のセコマでカツ丼を食べる。カツ丼も美味いんだけどね、どうしても親子丼が食べたかった、それだけが今回のツーリングで悔やまれる。
今回は一回もセコマ以外のコンビニに寄らなかった。セコマが最強過ぎて他のコンビニに寄りたくない。グンマー、それも近所にセコマが出来てくれないかと心から思う。
そろそろこっちも涼しくなってきたのでね、ツーリングに行ってもいいんじゃないのかとそわそわしてる。秋のツーリング第一弾はどこ行こうかな。絶対に雨が降らないならばカタナを出してみたいんだよね。