お腹が空いてただけではないと思う、凄い一杯 | JINのブログ

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街中に用事がありカブを出す。

あえてメインを外れ、用水路の流れを見ちゃったりしてゆっくり行く。

というのも、まずは11時半の開店に合わせてらーめん屋に向かう。待つことなく街中にある「くろ松」と言うラーメン屋に入る。

 

この店は友達に美味いよと教わった店なんだ。全粒粉を使ったストレート自家製麺を使った店では抜群だという。

 

へー、そうなんだ。そういう系で2店美味い店を知ってるんだがここはどうなんだろうね。程なく一杯のらーめんが現れる。

 

 

びっくりした。もうね、麺のキレイに折りたたまれているところからこの店が丁寧な仕事をしてるのが分かる。スープを一口。

 

二口、四口とスープを口に運んでしまう、美味いんだ、雑味がなく厚みがある。カツヲがベースで鶏がら、チーユ、白醤油でバランス取ってるんだ(たぶんね)すごいね、ここ。

自家製麺は周りの店より一番手太い切り刃を使ってると思う。しこっとした歯切れのいい中細ストレート麺は、油をジャストにからめてる。

具材は、ネギ、かいわれ、チャーシュー、メンマ。ちょい太目のメンマの食感もいいが、極薄の柔らかいチャーシューがらーめん全体をまとめてる。聞いて無いから知らんけども、たぶんここのおやっさんは、ここのらーめんにチャーシューがなくても完成してると感じてると思う。そこにらーめんにチャーシューが入ってる物だと思ってる人用に、なんとかバランスさせたのがこのチャーシューで、ある意味焼きのりに近い存在だった。単独で味わうもよし、麺を包んで食べるもよし、スープに浸してあじの変化を楽しむもよし。香りが良く柔らかいローストポークという感じ。それがまた見事にバランスさせてるんだ。

 

話は違うが、味玉というものがある。卵が好きな人は当然好きなんだろうが、これ、らーめんを美味くする事もらーめんが味玉を美味くすることもない不思議な存在だと思ってる、融合しないんだよね。味玉は美味い、うまいけどお互いが昇華した試しがない。カツカレーにも言える。カツも美味いがカレーも美味い。本当に美味い場合は合わせてもっと美味くなるのか?自分はカツカレーとして完成されたカツカレーを知らない。そしてこの店には味玉があった。

味玉とかつまみ以外でまず頼んだことがないのだが、もしかしてこの店ならバランスの答えがあるんじゃないのかと、そのくらい期待させるセンスがある。

 

気が付いたら完食。扇ぐようにどんぶりを空ける。

ここで気が付く、らーめんに黒コショウというパターンが好きなんだけど、何も足すことなく完食してた。もっと言うならそこで気が付いたのがテーブルにそれらの足すような調味料が一切ない。すげえわ。

だって完成されてんのに素人が手を加えたってしょうがないもんな。

 

そして初めての感覚、お腹が空いた。この感覚はいままでなかったね。

 

勝手に決める。ここ群馬で最強に美味い醤油らーめんの店、現在第一位。明日も行きたいようだよ。