バイクのシートを作り直す材料で仕事をする | JINのブログ

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パブリカって言う車がある、そりゃもう古い。古くなればダッシュも割れる、それを直てみよお。これ

縮んでセンターから割れてる。

ここを詰めてしまうと短くなるからこの間隔のまま作り足す。

 

盛り上がった部分はかったでこそぎ取り、フエルトを詰めてカサ増しする。

裏からは当て板も接着してる。

こういうアクリルの板ね。

以前ポリカのヘッドライトの曇りを取るのにいいですよと紹介したアクリルサンデーという商品。あれ商品名じゃなくて会社名だったっぽい、これ見ると。恥ずかしい。

 

 

それはそうと2液性のエポキシを充填する。

この時期混ぜるのさえ固いから、ストーブで10秒ほど裏から炙ると混ぜやすく硬化が速い。なぜかやり過ぎるとなんかいつまでも固まらくならなくなるから注意。気泡を抜きたい時にも有効。

充填したら上から養生テープを貼る。貼らなくてもいいけど貼ると足りてるのか足りてないのか、高さを均一に近く出来るとかいいことがある。

 

これは30分で実用強度が出るタイプなんだけど、寒いから1時間経ってからテープを剥がす。

ほぼ平らに仕上がった。

 

さらに、グラインダーで均す。

このくらいまですると見た目は凄そうだけど、だいぶフラットになってる。

 

このまま革っぽいシボを入れて同色で塗るってやり方もあるにはあるんだけど、スピーカーの穴とかあって細工が簡単ではないもんでレザーを巻く。

 

その前に、

スプレータイプの接着剤を塗布して

こういう薄い(5mm厚)スポンジシートを貼って凹凸の微妙な影響を吸収してやる。

 

ここまで来るともう割れてるとか関係なくなる。

 

これはおれ的にはあまりお勧めできないやり方なんだけど、スピーカーの音を透過させる為の穴をポンチで1つ1つ打ち抜く。

なんでお勧めできないかというと、純正っぽさにこだわるのはすごく分かるんだけど、間違いなく次に劣化が始まるとしたらここからになってしまう。表面のビニールも切ってるし、裏の生地も切ってるんだから当たり前。

 

まあ、そうしたいって言うからやるんだけどね、お薦めではない。

 

あとはレザーを接着したら出来上がり。

 

出来るもんならタッカー(ホチキスの親分みたいなやつ)で留めたいんだけど、留める相手がウレタンスポンジなんでこの場合は無理。

やり直ししづらいのと接着は時間が掛かるからちょっと苦手。

 

乾かしてる時間があるから結構時間使っちゃったけどね、これを現車に取り付ければかなりキレイな仕上がりになるんじゃないでしょうかね。

 

あんまりバイクには役に立たない技術なんだけどね、バイクのシートのアンコを抜いたあとに薄いスポンジを貼ってやるってのは、シンプルなシートの場合に表面に影響が出ずらくなる効果がある。

 

近日取り付けをしてこよう。