旧車のイベントでお台場に行って来た。
今回持ち込んだのはこの130Z
人気は30のZなんだろうけど、今となると130はふつーに乗れるところがいいかもしれない。さらにこれ、ATで2by2のパワステ付き、そこがまたいい。日常的にもツーリング的にも使える。事実、これで高速の往復250キロが快適でしょうがなかった。深い着座位置で少ない風切り音、ロングノーズが効いてるのかな、車の流れをリードできるような速度でも安定感が気持ちいい。あえて言うと、風切り音は窓の上の方から少しだけ聞こえる。それでも現代でも十分な通用するくらい静かな室内。ハンドルに手を掛けてるだけで、ただ景色が流れるのをどこか他人事のように感じながら運転出来る。逆に、だるいハンドリングなんだろうと車線を変えたりしてハンドリングを見るが、意外とシャープで遊びのないハンドリングだったりする。ショックだけちょっと固めれば好みになる、けども、あえてこのままがノーマル状態のZの持ち味を楽しめるような気がした。
もしこれが自分の車だったら、ここだけはいじりたいと思ったのがオーディオ。それ以外はオートエアコンにパワーウインド、クルーズコントロール(使わないけど)と、なんでも付いてるので不満がないんだが、純正状態なオーディオ周りはさすがに現代的には足りてない。カセットデッキにラジオだけ、まずカセットテープがないし、アナログなラジオのチューニングは、知らない土地で走行中に合わせるのは無理がある。ここだけだね、不満なのは。ただこれも当時を知る人にはこれでいいんだろうね。音楽が聴きたければスマホからでもipotからでもFMに飛ばせばいいんだし、ナビはスマホでいいんだから。
夜中に会場に車を搬入し、とぼとぼと宿を目指して歩く。
自分は相当な田舎者で世間を知らないからあえておかしなことを書くが、夜中に誰も居ないのに点いてる電気、それもこの明るさの意味が分からない。一番上の写真の橋なんか6車線くらい取れる橋なのに歩道で誰も居ないのに煌々と灯りが点いてる、これなんなの?高層マンションに住んでる人がキレイだなーって言う用なのかしら?わからんなー、とんでもなく金掛けたオブジェなんかな。
それはそうと翌日。
いっぱい展示車はあるんだが、今回心を揺さぶられたのはこれ。
遠くから見た時からなんだこれと。アルミの角パイプフレームから80年代中頃だと思い近づくと、4本出しのチャンバーからこれはγの400か500だと分かる。実際は400γだったのだけどもこれすげえわ。
フレームは別として、あのころから2stが絶滅することなく現代まで進化を遂げていたらこういうのが世の中に走ってたんだろうな!と感動した。これ見て30年以上前のバイクだとふつー思わないよね?
あとはステッカーの貼り方のセンス。なにげなく貼ってあるようだけど、このくらいの数で上手いバランスで貼るってのは適当に貼ってはこうはならない。それとパーツの消し方、こういうセンスいいねえ。
ちょっと感化されたところもあるんでね、今日もちょっと頑張っちゃいますかー。