中々出来ない実験をしてみる | JINのブログ

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今預かってるカタナ1100、9年エンジンがかけられてない。

この長期に渡ってかけられてないエンジンはどのくらいコンプレッションが掛からないか見ておきたい。

 

オイルはフラッシングがてら交換してしてから冷間時にコンプレッションを計る。

 

 

うあ、5キロしかない。これじゃあエンジンがかかるには圧縮が少なすぎるんだよね。試しにプラグを付けて何回かエンジンをかけてみようとしたがかからない。

 

この原因を推察してみると。まずピストンリングが固着して圧縮が抜けてるのが考えられる。次にバルブシートとバルブの当たり面が荒れていて圧縮が抜けてるんじゃないだろか。

 

これってしばらくかけてないエンジンがかかりずらい理由のひとつだと思う。

 

そしてこのエンジン、プラグを外してセルに負担を掛からないようにしたら、5秒セルを回して10秒ほど休み、また5秒ほどセルを回してって作業を十数回は繰り返した。

 

もういいだろうとプラグをつけてチョークを引きセルを回してエンジンをかけてみる。

 

簡単にエンジンはかかった。本当はエンジンが温まってから計るもんなんだけど、すぐにエンジンを止めてコンプレッションを計る。

 

写真では見ずらいが9キロオーバー圧縮がかかってるんだ。

つまり、このくらい圧縮がないとエンジンはかかりずらいってことかもしれないね。ということは、しばらくかけてないエンジンは、空でスターターを回すとコンプレッションを回復してエンジンをかけやすくすることが出来る。かもしれないって事。

 

エンジンがかかって暖機も出来たところで同調を取る。

あまり狂ってなかったからすぐに同調は取れた。この車両眠らせる前まで大事にされてたんだろね。

 

明日からはブレーキ周りに手を付けてみようと思う。