白馬を抜け糸魚川まで下る途中、温泉の臭いを感じる。おやっと思いアクセルを緩めるが、トンネルに入ってしまい出てからUターン。
すごく分りずらい。白馬側からたまたま気が付いて一発で入れるやつは歩きの人間くらいだと思う。
で、あった。
手作り感満載の猫鼻の湯ってとこらしい。気のいい奥さんなのかな?に500円を払い、温泉に上がらせてもらう。
あらー、素晴らしいじゃない。姫川を見下ろし紅葉の始まる山を見上げる素晴らしいロケーション。源泉かけ流し、飲泉も出来る。季節的に虫が多かったのはご愛敬だけど、これは自然の中にあるんだから致し方ない。
気持ち良かったよ、この温泉。もっと早い時間に来てれば長居がしたかった。
富山に入り海岸で休憩の図
いつかこの辺りで釣りをするはずだから、下見も兼ねて海岸線を流す。この日は川からの濁りが入っていて、どんな感じで川の影響が海にあるか見られるいい機会だった。
その後、いつものキャンプ場でお酒タイム。
静かないい夜だった。3人組のキャンパーと、バイク乗りが1人しかいなかった。たぶん9時には寝てしまったはず、あまりにシュラフの中が気持ち良過ぎた。
翌朝、昨日食べきれなかった鱒ずしを食べようかどうしようか迷てると、CB400SFに乗ってるお兄さんが良かったらコーヒー飲んでもらえませんか?とドリップコーヒーを持って来てくれた。おお!これはトレード出来る。鱒ずしが嫌いじゃなかったら食べてもらえないかと交換する。彼は今日大阪に帰るらしい。
2週間東北を回って来たそうだ。来年から就職なんでロングツーリングはしばらくお預けになるらしい。
1時間ほど話し込んでしまったんだけど、旅系バイク乗りの話は楽しい。自分の経験したこと知ったこと見たこと、どんだけ話しても尽きない。彼から庄内夕日の丘キャンプ場が良かったと聞いた。人から聞いてツーリングしてるようなもんなんで聞いたら行くことにしてる。忘れないように今日のブログに残しておく。
帰りは勝手知ったるいつもの道を。
帰りはちょっとロケのいい温泉に入る。
建物は現代的なんだけど、これなにも無い山の中にある。
芝峠温泉というところなんだけど、ここの露天風呂からの景色が素晴らしい。湯舟から流れ落ちるお湯がそのまま崖下に落ちてるかのような設計はなかなかの解放感がある。実際には下にお湯を受けるところもフレームのないガラスの低いガードもあるんだけど、露天からも脱衣場からもサウナからも水風呂からも、景観を損なわないように設計した配慮が伺える。ちなみにここの受付のおねえさんもキレイ
風呂入って一休みしたしだらだら帰る。
最短ルートのこれまた狭い峠を行くと、こんなのがある。庚清水(こしみず)といわれる湧き水が飲めるところがある。
道の反対側は山間の水田。
ペットボトルに詰め、家に帰って新潟県産コシヒカリをこの水で炊くという分かりずらい贅沢を楽しむ。
そんなに水に詳しいわけじゃないけども、美味しいもんだよ、雰囲気的にも。
そうだ、この湧き水の元になる林も見に行っておこう。
これが湧き水の上に広がるブナの森。この木と土にろ過された水だと思うとなおさら美味く感じるもんだよ。そしてここ美人林という。
よっし!しばらくがんばれそうよ