キャブのセッティング | JINのブログ

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YD28というキャブは面白い

初期設定スロー45、メイン100、ニードルB1ってのが入ってる

このまま107ccのエンジンに組んで乗ってみると、ふむちょっと薄いわという印象


じゃあ思い切ってメイン120番で乗ってくる

ふつー20番も上げるととても調子が悪くなる

それでも20番あげたのは、確実に悪い状態を出したほうがセッティングの範囲を掴みやすいから


ところが120番でも、あれ?濃すぎは濃すぎだけどめちゃくちゃ濃いって感じでもない

調子が悪くて走れないってほどでもないんだ


じゃあ110はどうだろと入れ替えて走ってくる

うーん、大体いいんじゃないかな??


この調子がいいところが問題

走れてしまうんでホントにそれがベストかわかりづらい


もう一度今度はより大きい番手130を入れるがさすがに濃い、でも走れる

どうもやっぱり110番前後でセッティングが取れるらしい


ところでなんでこんなに番手を変えても走れてしまうのか

どーもこの秘密はニードルにあるっぽい




ふつーのVMタイプのキャブてガソリンが溜まってるところから

エンジンの負荷によってガソリンが吸い出されてる

そのガソリンの量を決めてるのがニードルと呼ばれるテーパーが付いてる細い棒

アクセルを開けないとニードルの太い部分が穴にはまってほとんどガスは吸い出されない

アクセルを開けると穴に対してニードルが細くなるからその隙間が多くなりいっぱいガソリンが吸い出される

その吸い出される絶対量を決めてるのがメインジェットなんだけど

番手が大きくなる(穴が大きくなる)ほどいっぱいガソリンが通過できることになる仕組みになってる


ところがヨシムラ君とこのキャブは



作りは同じなんだがニードルが違う

細いニードルはやめて、均一な太さの中空パイプの側面に小さな穴が開いてる

これ全開域でキャブの広い範囲からガソリンをエンジンに送れるメリットがある


で、メインジェットでふつーガソリンの絶対量を決めてるんだけど

このMJN(マルチジェットニードル)自体でも通過出来るガソリンの量がある程度決まってしまってるっぽい

小さいメインジェットを使うと根本的に入ってくるガソリンが少ないから薄くなるが

大き目のジェットを使ってもニードルの穴を通過できるガソリンの量が決まってるんで濃くなりづらいらしい


このキャブはパワーも期待できるが扱いがとてもいい

低速でぎくしゃくしないし上はきっちり回る

優しすぎてホントにいいところがわかりづらいってのがあるけど何度か走って詰めれば大丈夫でしょお



そうそう、昨日の夕方友達に会ったんだけど「あれ?音変わりました??」とするどいこと言われた

見てもいないのに音だけでなにか変えたって分かるのか、すげえなと関心してたんだが














見てるだろココm9