これ↑なんでセルが回らないか判明した。バッテリーがあがってないのに何故かセルが回らない。となればリレーかセル自体ということでしょう。早速リレーにテスター当てるんだがどう考えても正常だったりする、こりゃセル確定ですなあ。ところがなにか違和感を感じるんだ、なんというかリダクションセルでいうと飛び込んでないような感覚に似た感じ、もっと感覚的に重いような気もする。とりあえず何がダメか確定させたいからセルを外してバッテリー直結でテストしてみる。
これが外したセル、上に写ってる6Vのバッテリーは関係ないが、セルのボディーでアース、端子に+をバッテリーに軽く接触させてテストする。ところが、全くの正常!じゃあなによ?症状重いぞこれ・・・
直感とは恐ろしいもの、どうもそんな簡単な症状じゃない気がしてたんだ。なんとなくなにかが引っかかってる感じがするんだ。ということで直接クランクを回してみることに。
掛かってるレンチの位置を見て欲しい。上の位置から下の位置まで330度くらいしか回らないんだ・・・
なんだ?これってもしかしてバルブが突いているんじゃないだろうか?経験的にこれってタイミングベルトが切れてバルブが突いた車なんかで極たまにある症状なんだけど、チェーンでカムを動かしてるバイクじゃ考えずらいんだよなあ。
考えてもしょうがないんでカムの位置を確認してみる。
フロントバンク、どこで合わすか整備書なんかないから知らんが、ホンダっぽい合わせ方とカムの位置からしてこれで合ってるはず。
リアバンク、これも同様に合ってるとしか思えない。おかしい・・・
おかしいんだが振り返るとクランクを回しやすいように圧縮がかからないようにプラグを外した時の違和感を思い出す。
電極の後ろの方に亀裂ともいえない傷が、ガイシの周りにもなんか当ったような跡がある。↓
んんんん???これってもしかして・・・
プラグホールにネジなんかを拾う磁石を入れて探ってみる。
これだわ・・・ 金色の部分までが磁石、その先に付いてるのは折れたバルブの柄の部分なんだ。
シリンダーとピストンの間にバルブが挟まって動かなくなっていたんだ。
ということはヘッド、シリンダー、ピストンが間違いなく傷だらけのはず。金額も時間もそこそこ掛かることになってしまってる。お客さんに状態を伝えたんだが思い入れのあるバイクなんでどうしても乗りたいっていうんだ、このバイクを。事情も分かる、愛情も分かる、商売なら直さないで新しいのバイクを勧めるがここは一発わあしが頑張ってみましょおお。とは言うもののどうするのが最善か悩んでみよお。
考えてもどうしょもないんで釣りに行く。
素晴らしい渓相、2年前は右からの流れが本筋だったんだが左が本筋になってるんで左に入る。
これがまーーーたく釣れない。わあしがやって釣れないとかここに魚はいないんじゃないだろか、頭に血が上ったんでポイントを変える。(自分の腕が悪いとか微塵も思ってない)
これまた素晴らしい里川、魚と対峙するには謙虚さって大事なんだと思うのよ。
ある意味魚との真剣勝負なわけだからさ。
ポイントを変えたとたん
おっしゃああああ!魚さえいれば釣れるんじゃあああいい!!
このあと4発出すが全部ばらす、いい気になるとこんなもんである。
謙虚さって大事なんだと反省しながら温泉行って帰る。
バイクどうしていいか見えた気もしてきた。