ちょっと写真がこれしかなかったんだけど、真ん中下の真鍮製のがアルコールストーブ。どんな風に使うかというと、フタを開けて中にアルコールを使う分だけ入れたら火を点ける、以上。
ふつーね、皆さんコンパクトなガスボンベを使うのよ。まあ当たり前、便利だし火力もある。おれだってガスを使うんだけどアルコールストーブも携帯してるんだ。なんでかっていうといくつかのメリットがあるんだね。
①ガスで米を炊いてしまうとその間20分くらいお湯を沸かすことも調理することもできない。そうなるともう一つの火を使える器具が必要となる。
②これ、8分目程アルコールを入れて20分ほど待つと米が炊けて、慣れれば火力の調整も要らないし勝手に火も消えてる、つまり他の作業をしてても米を炊くのに失敗がない。
③意外な火力。容器の中にアルコールを入れて着火するんだが、これ芯になる部分がない。ちょっと文章での説明は省略するけど、容器自体が暖まって気化が進み吹き上がるように燃焼する。更に風を味方に付ける使い方もできるし、寒冷地でも性質上不便なく使える。
④燃料となるアルコールがどこでも入手可能。薬局の消毒用が使える為、出先での調達が容易。
⑤コンパクトな上、壊れようのない単純な構造。
⑥静か、ほぼ無音。朝のコーヒータイムには相応しい。
こんな理由でロングのキャンツーには必需品なんだけど、当然デメリットもある。
①火力の調整が全開か最小の2通りしかない、むしろ全開しか使えないと思った方がいい。
②途中で燃料を追加するのは危険、てかやらない方がいい。
③アルコールによっては昼間炎が全く見えない。結構危険。
デメリットも存在するんだけど、米を炊くのには便利すぎて手放す予定はないかな。
それと、これ自作も出来るんだ。どっかのHP見ればいっぱい出てくるし、作り方も簡単、材料もアルミ缶くらいなんだけど、製品が1200円くらいで売ってるんで、作る楽しみと使う楽しみとしてならいいかもしれないね。
ちなみに赤い矢印のトレイはステンレス製なんだけど、2枚を合わせて芝に負担をかけないとか、強風時のガスストーブの風避けとか、一回は簡易的肉を焼く板としても使ったことがある結構使い道の多いグッズでございます。(ただし肉を焼くのは熱伝導が悪いので薦めませんが)