著者 北國浩二
短い間に、目まぐるしく、いろいろなことが起こります
嘘がどんどん積み重なっていきます
とても面白かったです
山の中の一軒家
父が住む家に、娘が帰省します
父と娘は、ほぼ断絶状態でした
父は認知症が進行していて、役場からの連絡を受け、帰省する羽目になった娘です
娘の人生にも、不幸な事情があります
親の介護問題に加え、児童虐待の問題
道徳倫理で片付けられない気持ち
主人公の女性と同じ母親目線で、彼女に寄り添いたくなりました
もともと確執のある父娘関係に、父の認知症が相乗し、複雑な娘の気持ちが溢れています
三世代同居の中で、娘の心情は徐々に変化していきます
この本を原作として、映画化されました
タイトルは「かくしごと」
公開は6月
主演は杏さんです
納得のキャスティングです