『延命十句観音経』をご存じですか?

 

「えんめいじゅっくかんのんきょう」

と読みます。

 

『延命十句観音経』というのは

世界一短いお経ではありますが

その功徳はとても大きいことで有名です。

 

 

 

<読み方>

観世音(かんぜーおん) 

南無仏 (なーむーぶつ)
与仏有因(よーぶつうーいん) 

与仏有縁 (よーぶつうーえん)
仏法僧縁 (ぶっぽうそうえん) 

常楽我常 (じょうらくがーじょう)
朝念観世音(ちょうねんかんぜーおん) 

暮念観世音 (ぼーねんかんぜーおん)
念念従心起 (ねんねんじゅうしんきー)  

念念不離心 (ねんねんふーりーしん)

 

※3回を1セットで唱えます。

 

これを広めたのは

江戸時代、臨済宗の中興の祖と

呼ばれる白隠禅師です。

もとは『十句観音経』という

名前だったのを白隠さんが

『延命』の二字を付け加えました。

 

このお経を、ただ無心に唱えるだけで

数々の奇跡が起きたとか。

つまり「霊験あらたか」な

ありがた~いお経という訳です。

(書籍もあります)

 

この記事では、お経による

奇跡の数々はバッサリ割愛して

ただ単に私の体験談をご紹介します。

 

さて、いきなり結論から行きますね。

 

一時は意識不明の重体だった私の義母が

なんと、おしゃべりが出来るまでに

回復したのです。

 

どういうことかというと・・・

私の義母が胆石の手術で入院したのですが

どういう訳か腹膜炎になり意識不明の重体に。

かろうじて人工呼吸器で命をつなぐ状態です。

私も妻も、一時は義母の死を覚悟しました。

 

医師の説明では、

回復の見込みは五分五分とのこと。

 

実は私の義父が

数年前に亡くなったのですが

その時、何も分からず

延命治療をしたばかりに

余計に苦しい思いを

させてしまったのです。

そのことは妻も、

とても後悔して心を痛めていました。

 

そういうことがあったので、

今度こそは苦しい思いをさせたくない

ということで

妻も毎日病院に通って

「これが最後」と思い

何の反応もない義母(妻にとっては母)

の腕をさすったりしていました。

 

そんな時、私がふと思い出したのが

『延命十句観音経』です。

 

実は私、

『延命十句観音経』を知ってました。

『観音経』(「観世音菩薩普門品第二十五」)も知ってます。

 

白隠禅師のことや

数々の奇跡についても

何とな~く知ってはいました。

 

知ってはいましたが、

特に誰かのために、

このお経を唱えよう

というところまでには

至りませんでした。

 

それで今回、ふと、

「お義母さんのために

唱えてみよう」

と思ったのです。

 

私の場合、小さな声で

「○○市の○○病院に入院している

私の義母(○○○○←名前)の病状回復を

祈念して延命十句観音経を唱えます」

と言い、あとはただ無心に

お経を唱えるだけです。

 

あるいは、

延命十句観音経を3回唱えた後、

「観世音菩薩さま、

○○市の○○病院に入院している

私の義母(○○○○←名前)を

助けて頂き、誠にありがとうございます」

と小声で言い、

「南無観世音菩薩」を7回唱えます

 

先に救いの対象を告げるか、

後で告げるかの違いはありますが、

いずれにしても、

観音様に誰を救って欲しいかを

明確に告げるようにしています。

 

延命十句観音経を唱えた後は

六観音の真言を7回ずつ唱えます。

 

ちなみに真言宗と天台宗では

六観音のメンバーが違います。

また、私が唱える馬頭観音の真言は

一般的なものとは微妙に違います。

以下、参考まで。

 

六観音の真言

(真言を覚えたお寺により

真言宗と天台宗の真言が

混ざってます)

 

聖観音

おん  あろりきゃ  そわか

千手観音

おん ばざら  たらま きりく  そわか

十一面観音

おん ろけい  じんばら  きりく そわか

如意輪観音

おん ばらだ はんど めい  うん

馬頭観音

おん あみりと  どばん うん ぱった そわか

准胝観音(じゅんていかんのん)

おん  しゃれい  しゅれい  じゅんてい   そわか

 
観音様に対して
救いの対象を明確にした上で
 
延命十句観音経を3回
六観音の真言を7回ずつ
南無観世音菩薩を7回
 
徒歩通勤やウォーキングの時に
歩きながら唱えました。

 

 

そうしていたら、

一時は絶望的に見えた義母の容態が

少しずつ回復してきたのです。

 

3月中旬に重体になり

4月下旬まで膠着状態。

それが5月の連休明けから

呼びかけに表情で反応し

首が動き、指が動き、腕が動き

上半身をねじったりしはじめ

人口呼吸器が外れ

酸素ボンベが減り

自立呼吸が出来るようになり

会話が出来るようになり

ついには車椅子に乗れるまでに。

6/2追記:6/1はシャワーを浴びました。

 

 

回復の動きが見え始めたら

後はもう一気呵成にという感じです。

もう「奇跡のV字回復」です。

ミラクルとしか言いようがないです。

 

もちろん、医師や看護師さんも

懸命に手当をしてくださいました。

そのお陰は当然のごとくあります。

 

ただ、回復の勢いが尋常ではなかったです。

「こんなにグングン回復するものなん?」

と驚くほどです。

 

回復に向けた動きが出始めた少し前から

私が『延命十句観音経』を唱え始めました。

 

私としては、やはりこれは

『延命十句観音経』の霊験

だと考えてしまいます。

 

霊験かも知れないし

霊験じゃないかも知れない。

 

こういう場合、私は

自分にとって都合の良い方に解釈します。

つまり「霊験があったのだ。ありがたい!」と。

 

 

 

私達は普段、

気付くと気付かないとに関わらず

数多くの目に見えない存在に

守られています。

 

目に見えない存在による

ご守護やお導きは

私達が考えるより

はるかに多いと思います。

 

そのことを考えると

小さなことでも

「お陰様です」と感謝する心

を持っていたいと思います。

 

だから今回の場合

「観音様の霊験があったのだ。

ああ、ありがたい。感謝します」

と素直に感謝しています。

 

今回、『延命十句観音経』の功徳が

とても大きいものだということを

義母の容態回復で実感しました。

 

いざという時の観音頼み。

私は「あり」だと思います。

 

 

 

※この記事は2021.5月投稿分の再掲です。

 

(2023.6.30 追記)

後日談になりますが、その義母は既に

退院して義姉の実家で普通に暮らしています。

食欲も旺盛だとか。もともと生命力が強かった

のかも知れませんし、寿命が長かったのかも

知れませんが、観音様に感謝するばかりです。



観音菩薩への祈願は

真言宗や天台宗に限らず

ご縁のあるお寺なら

どこでもいいと思います。

(追記終わり)

 


 短い動画です



千手観音

大分県国東市/両子寺(天台宗)

 
千手観音   
大分県大分市  圓通寺(天台宗)
 
馬頭観音   大分県国東市   
両子寺近くの走水観音
 

十一面観音

大分市/霊山寺(天台宗)

 

 

 

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