目的地を決めずに直感で車を走らせるのを

私は個人的に「神ナビ(かんなび)」と呼んでいます。

 

「直感=勘=神」という訳です。

 

ある日、別府市の街の中を「神ナビ」で

車を走らせていました。

(どんだけ暇やねん)

 

別府市は、なだらかな斜面に沿って

碁盤の目のように街区があります。

 

 

「なんとなく、こっちかな?」と

車を走らせ、ふと辿り着いた場所に

見覚えのある文字が!

 

 

「身代不動 大光院」「脳天大神」

 

「こ・・・これは!!(汗)」

 

何も考えずに適当に車を走らせて

辿り着いたのが、この看板でした。

 

そのお寺に行く予定が

全く無かったにも関わらず

辿り着いてしまった訳です。

 

 

てぇことは、つまり・・・

 

 

「呼ばれてますな(きっぱり)」

 

 

このお寺は

金峯山修験本宗の

飛龍山 大光院です。

 本尊は不動明王です。

 

目隠しをして、仏様の目の前まで

連れて来られたような恰好です。

ここまで連れて来られたんなら

「行かない」という選択肢は無い

ので参拝しました。

 

 

 金峯山修験本宗は開祖が役行者で

本尊は金剛蔵王大権現です。

真言「おん ばさらくしゃ 

あらんじゃうん そわか」

 

境内には脳天大神が祀ってあります。

脳天大神の本尊は蛇で

首から上の病気に霊験があります。

真言は弁財天と同じです。

「おん そらそば ていえい そわか」

 

一通り参拝を済ませて

境内にある仏像を眺めていると

私の左側から烏が飛んできて

文殊菩薩像の頭にとまりました。

 

こういう場合のカラスって・・・

 

やはり、かすがいガラスですかね。

(「鬼滅の刃」じゃねーよ)

鬼滅の刃】鎹鴉(かすがいがらす)とは?雀のチュン太郎の生い立ちと名前の由来を考察 - 漫画考察book-wiz

 

遠くから見たところ

 

 

このように神域や聖域で見かける動物は

「歓迎のしるし」ということなので

ありがたく受け止めさせていただきました。

 

 

どういう理由で呼ばれたのかは不明ですが

神仏に「呼ばれる」というのは、悪い気は

しないもんです。

 

これでまた一歩、神仏とのご縁が深まった

ということなので、ありがたいことです。


今回のような場合

誰に呼ばれたのかというと

お寺の本尊の不動明王に呼ばれた

と考えるのが普通なんですが

なんとなく蔵王権現に呼ばれた

ような気がするので記事のタイトル

は蔵王権現にしました。


あくまで、なんとなくですが。


こちらのお寺の本堂は

だいたい無人なので参拝した時には

般若心経や観音経や真言を奏上してます。


 考えるな、感じるんだ!

というのはブルース・リーの言葉

として有名ですが、私たちが神仏と

関わりを持つ場合、理屈より感性を

大事にした方がいい気がします。


ここの神社は空気感がいいな、とか

このお寺は何か気持ちが落ち着くな

とか、神仏を感じる感性というものを

焦らず急がず少しずつ磨いて行きたい

と思います。




不動君「千里の道も一歩からですな」

うすさま君「たゆまぬ歩みが大事だね」 

不動君「あ、ボケるのを忘れた」

うすさま君「それがボケの第一歩やね」