ファーストペンギンをご存じですか?

ペンギンの群れが陸から海に飛び込む時

一番最初に飛び込むペンギンを

ファーストペンギンと呼びます。

 

海の中にはペンギンの天敵となる

アザラシやシャチもいるのですが

それでも最初に飛び込む勇者が

ファーストペンギンなのです。

 

実はこのファーストペンギン、

一番目を譲り合っているうち

ふとした拍子に押されてしまい

海に落ちてしまったのが実態だ

という説もあります。

 

つまり・・・

 

「一番目は嫌だ~、嫌だ~」

「怖い怖い、アザラシ怖い」

「押すなよ!絶対押すなよ!」

などと言い合っているうちに

一匹目が海に落ちてしまったと。

 

「あ゛ーーーー!!(涙目)」

(海に落ちるペンギンの心の声)

 

・・・ポチャン!(合掌)

 

落ちたペンギンをじっと見守る

その他のペンギン達。

 

「大丈夫か?大丈夫か?」

「アザラシは?シャチは?」

「まだ生きてる。大丈夫かも」

 

その他のペンギンは安全を確認してから

海に飛び込んでいきます。

どことなく悲哀を感じる話ですね。

 

ビジネスの世界では

リスクを取って果敢に挑戦する

チャレンジャーとして

ファーストペンギンが

称賛されることが多いです。

もちろん、思いつきで無計画に

飛び込んで失敗するパターンも

ありますが。

 

 

ペンギンは生まれてから死ぬまで

群れで行動するのが基本です。

天敵が多いので単独より集団で

動く方が生存率が上がるのです。

 

では、あなたは?

 

「群れ」で動く時もありますが

基本的には「単独」行動ですよね?

 

家庭や学校や会社や

スポーツチームなどでは

「集団行動」を要求されます。

集団の一員として、全体の意思決定に

従わなければなりません。

しかし、集団から離れてしまえば

意思決定は「単独」です。

 

つまり私達は

集団に属している時は集団行動が基本で

一人でいる時は単独行動が基本です。

 

局面によって集団行動と単独行動を

使い分けているのが私達です。

 

集団に属している以上、時には

ファーストペンギンの役目が

回ってくることもありますが

それはそれでお役目なので

引き受けるしかない場合が多いです。

 

 

では、単独で動く時のあなたはどうでしょう。

意思決定も責任も全て自分一人です。

他人に聞くこともできますが

行動して体験するのは自分です。

 

自分の人生において

何かを初めて経験する時

あなたは自分で自分の

ファーストペンギン

となるのです。

 

あなたの体験を

あなたの人生を

誰かに代わってもらう

訳にはいきません。

 

あなたが単独で

何かを決断して

行動に移す時

その体験に関して

あなたはファーストペンギンなのです。

 

 

「そんなの当たり前じゃん」

と思うかも知れませんね。

 

 

 

ちょっと視点を変えます。

 

そもそも生命誕生の瞬間から

あなたはファーストペンギンなのです。

たった一つの卵子を目指して何億の精子が

猛烈な勢いで突撃して行きます。

 

そして、たった一つの卵子と受精できるのは

たった一つの精子だけです。

その他は全て死んでしまいます。

 

射精1回あたりの精液が含む精子数は

個人差や体調面でのぶれも大きいけど

通常は1億~ 4億ほどとされています。

 

運動会の棒倒し競技を4億人でやったとして

その生存競争を勝ち抜いたのが、あなたです。

 

一番だけが生き残ります。

二番以下は生き残れないのです。

二番じゃダメなんです。

 

写真は岡山の西大寺「はだか祭り」

この祭りでも約1万人。4億ではないです。

(記事の末尾に参考リンクあり)

「宝木」を求めて押し合うはだか祭りの参加者たち/The Asahi Shimbun/Getty Images

 

受精できたのは超強運で超幸運で超パワフルで

超優秀な精子なのです。

 

つまり精子の世界のナンバーワン、

超凄いファースト精子だったのが、

あなたです。

 

トップガンの中のトップガンが

あなたなんです。

実際の競争率を考えたら

トップガンどころの話では

ないんですが。

 

あなたは激烈すぎる生存競争の中で

数億分の1の座を勝ち取ったのです。

ユー・アー・ザ・チャンピオンなんです。

 

「関ケ原の合戦」で一番槍の武功よりも

断然凄いんです。

 

2021年のアメリカ合衆国の人口は

3億3,290万人となっていますが

全米チャンピオンなんか目じゃないほど

すんごいのが、あなたです。

 

 

一番先に海に飛び込むのが

ファーストペンギンならば

ファーストペンギンの意味とは

少し違いますが一番先に目標に

到達したという意味で

ファーストなのが

あなたです。

 

 

 

あなたは既に

ファーストペンギン

だったのです。

 

 

実はあなた・・・

 

凄いんです。

 

 

「そんなの、みんな一緒じゃん」

と思うかも知れません。

そう考えるのがフツーです。

 

 

しかし「そんなの当たり前じゃん」と考える人と

「よく考えたら、スゲーじゃん」と考える人。

 

「自分は凄いんだ」と考える人と

「自分は凄くない」と考える人。

 

 

どっちが楽しいですか?

どっちが成長しますか?

どっちが成功しますか?

どっちがワクワクしますか?

どっちが面白いですか?

どっちに魅力を感じますか?

どっちが豊かな人生を送れますか?

 

 

答えは簡単ですよね。

 

 

「そんなの当たり前じゃん」と考える人は

多くの場合、色んな話を聞いても感動せず

それを自分の成長の糧にできない人です。

せっかくの頭を批判材料を探すのに使う人です。

 

観光地に行っても素晴らしい景色に感動するより

下ばかり向いて「トイレが汚かった」だの

「タバコやゴミが落ちてた」だの言う人です。

 

 

何に意識を向けるかで

引き寄せるものが変わり

体験する内容が変わります。

 

あなたが引き寄せるのは

良くも悪くも最も長い時間

意識をフォーカスしたものです。

 

 

だから「自分は凄いんだ」と

思い込んだもん勝ちなんです。

 

だったら・・・

 

いま、この場で

口に出して言ってみてください。

 

「自分は凄いんだ」と。

「私は凄い」でもいいです。

 

なんか、ちょっぴり元気が

出て来ませんか?

 

 

小さなことでも元気の素にして

元気チャージできる人は

自家発電機を持っている人です。

 

他人から電気(元気)を

分けてもらうばかりでなく

自分で電気(元気)を作り出す。

 

 

 

自分で電気(元気)を作り出せるなんて

 

 

 

 

 

 

あなた、デンキウナギですか?

 

なんか、凄いと思いませんか?

 

 

 

 

もう一度確認します。

 

 

あなたは実は

凄いファーストペンギン

だったんです。

 

そのことをお忘れなく。

 

(ヘリウムガスを吸った声で)

不動君「 お前、ファーストペンギンなんだぞ」

うすさま君「すごいんだぞ」

 

 

熾烈なサバイバルで
たった一人の生き残りがあなたです。

 

<参考>